回転灯とは、照明器具の一種で、台座に対して水平方向に回転しながら点灯する装置である。主に赤、青、黄色などが光源として用いられる。代表的な例としては、パトカーや救急車、消防車などの緊急車両が挙げられる。IT 分野での用途としては、システムの状況によって点灯する色が変わるように設定し、視覚的にシステムの状態を把握する、などがある。
GLOSSARY
用語集
「か行」から始まる用語
回転灯
可視化
現象、事象、関係性を画像、グラフ、図、表などで目に見えるようにすること。IT インフラを支えるネットワーク機器やサーバーがどのような状態で稼働しているか、いつもと同じか、変化があるかなどを可視化することで、データに裏付けされた判断を下すことが可能となる。
仮想環境
コンピューターやサーバーなどのハードウェア上に、仮想化によって作り出された環境のこと。仮想環境の導入によって、物理的なハードウェアを意識する必要がなくなり、システムの集約などにより運用管理や設置スペース、これらに付随するコストなどを削減することができる。
仮想サーバー
仮想サーバーとは、物理的には 1 台のサーバーを、複数の論理サーバーとして稼働させる方法および、その技術のことである。仮想サーバーは、仮想化ソフトウェアの利用によって、ハードウェアを論理的に分割し、OS に割り当てることで実現する。サーバーの仮想化には、① 物理的な設置スペースの削減、② 導入 / リプレイスの際のコスト削減、③ リソースの有効活用、④管理の一元化による運用負担の軽減、などのメリットがある。物理サーバーの対概念である。
監視エンジン
監視エンジンとは、監視のためのひとまとまりの処理装置のことである。IT 用語としてのエンジンは、特定の処理を行うための機能を提供する処理装置をひとまとめにしたものを意味する。エンジンというときには、プログラムを指すことが多いが、ハードウェアの場合もある。監視のためのエンジンが「監視エンジン」となるように、その処理機能や目的を冠して「○○ エンジン」と称される。
キャパシティ
キャパシティ(capacity)とは、直訳すると収容能力、許容量などとなるが、IT 用語としては、装置やソフトウェア、システムなどがもつ最大限の能力を意味することが多い。例えば、記憶装置であれば記憶できる最大のデータ容量のことをキャパシティと呼ぶ。また、必要なリソースや処理能力を見積り、最適なリソースの調達やシステム構築を計画することを、キャパシティプランニングと言う。
クラウド / クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングとは、コンピューターの利用形態の 1 つで、インターネットなどのネットワーク越しにサーバーやストレージなどのコンピューター資源や、アプリケーションソフトウェアなどの IT リソースを利用するサービス形態。インターネット上に用意されたリソースやサービスを、必要な時に必要な分だけ利用できるのが特長。
コネクション
通信をおこなう機器やソフトウェアの間に確立された仮想的な専用通信路のこと。おもに TCP(Transmission Control Protocol)で用いられ、通信に先立って通信路を確保し、通信終了後に通信路を開放する手続きが必要になる。
コマンド
コマンドとは、コンピューターの利用者が OS に与える文字による命令のことである。多くの OS に実装されている機能であり、特定の動作や表示をおこなうよう命令するものである。コマンドごとにおこなう処理が紐づけられており、キーボードで入力し Enter キーを押すと、そのコマンドに応じた処理が実行される。
例)cp <ファイルA> <ファイルB>:ファイル A をファイル B にコピーする。