GLOSSARY

用語集

「あ行」から始まる用語

アプライアンス

アプライアンス(Appliance)とは、直訳すると装置、家電製品などとなるが、IT 用語としては、特定の機能や用途に特化した製品を意味する。アプライアンス製品は、不要な機能や部品などを削減することで、高性能かつ安価で提供することが可能になる。また、アプライアンス製品は、機器を動作させるための中身(ソフトウェア)をインストールしたり、複雑な設定をする必要がないため、導入や管理運用が容易にできるというメリットがある。

アプリケーション

アプリケーション・ソフトウェア(application software)の略で、コンピューターやサーバーなどの情報処理装置にインストールされている OS 上で動作するソフトウェア全般のこと。App や app とも省略される。

アプリケーションログ

アプリケーションの動作状況をアプリケーション自身がファイルに記録したもので、Web サーバーやデータベース、個別に開発されたアプリケーションなどから出力される。どんなサービスをいつ、だれに、どのくらいの量を提供したのか、またその結果がどうだったのかなどを確認することができ、利用状況の確認や障害対応などで活用される。

イベントログ / event log

何かしらで起きた事象や起こした動作などの記録。任意に決めた動作を記録したもの。代表的なものとして、Windows が出力するイベントログがあり、アプリケーションエラーを含むオペレーティングシステム上のさまざまな要因によって発生する問題に関連するログが出力される。

インシデント

インシデント(incident)とは、直訳すると出来事、事故などという意味であるが、IT 用語としては、コンピュータやネットワークのセキュリティを脅かす事象を意味する。セキュリティインシデントということもある。また、インシデントに対応し、正常に利用できる状態にまで導くこと、解決後に再発のないように対策を講じることを「インシデント管理」という。インシデントの具体的な例としては、不正アクセス、Web サイトの改ざん、Dos 攻撃などが挙げられる。なお、(社会セキュリティや情報セキュリティ、IT サービスマネジメントなど)分野によって、インシデントの定義は異なる。

インストール

ソフトウェアをコンピュータのシステムに組み込み、使用可能な状態に設定する作業のこと。インストールには、ソフトウェアを所定の場所に配置するだけで完了する場合と、OS の設定など一部を変更・追加する作業が必要な場合がある。同じ意味で使われることが多い言葉として、セットアップがある。

インターフェイス

インターフェイス(Interface)とは、二つのものが接続・接触する部分、すなわち、機器やプログラム同士を接続する部分である。あるいは、接続に関する仕様や規格を意味する。具体的には、機器とその周辺機器を接続するための仕様(ハードウェアインターフェイス)や、プログラム間でデータを送受信するための仕様(ソフトウェアインターフェイス)がある。その他にも、ユーザーがコンピューターと情報をやり取りするための仕組み(操作・表示方法など)をユーザーインターフェイスという。

インフラ / IT インフラ

基盤、下部構造などの意味を持つ用語で、情報システムを稼働および運用するための、土台となるコンピューター機器などのハードウェア機材や設備、施設、通信回線やネットワーク、ソフトウェア、データなどをまとめて指す総称。

エスカレーション

エスカレーション(escalation)とは、直訳すると段階的拡大などという意味であるが、IT 用語としては、発生したインシデント、問題への対応を上位者へ要請するという意味で用いられることが多い。例えば、システム運用業務において、システム障害の発生や利用者からの問い合わせに担当者が対処できない場合、上位者へ対応を引き継ぐ。このように、より上位の担当者や管理者、組織に対応の引き継ぎをおこなうことをエスカレーションという。また、このような用法は、IT 以外の分野でも、ビジネス用語として使われている。

エラーパケット

エラーパケットは、文字通りエラーが発生したパケットのことである。パケットとは、転送単位であり、通信をおこなう際に複数に分割された細切れのデータを意味する。通信先を特定するための IP アドレスを使用して通信をする際は、1 つのデータを小さなブロックである「パケット」に分割して送信する。これにより、エラーが発生した場合も、データ全体を再送信せずにエラーが発生した部分だけを送るだけで済む。

CONTACT

お気軽にお問い合わせ下さい