GLOSSARY

用語集

品質管理の用語

RTT

Round Trip Time の略で、通信先に信号やデータを発信してから、応答が返ってくるまでにかかる時間のこと。往復遅延時間。相手との物理的な距離や、経路上で中継・転送する装置などの数や処理時間に左右され、通信品質を測る指標のひとつ。

エラーパケット

エラーパケットは、文字通りエラーが発生したパケットのことである。パケットとは、転送単位であり、通信をおこなう際に複数に分割された細切れのデータを意味する。通信先を特定するための IP アドレスを使用して通信をする際は、1 つのデータを小さなブロックである「パケット」に分割して送信する。これにより、エラーが発生した場合も、データ全体を再送信せずにエラーが発生した部分だけを送るだけで済む。

トラフィック

トラフィック(traffic)とは、直訳すると人や車の往来、交通量などという意味になるが、IT 用語としては、通信回線やネットワーク上で一定時間内に送受信されるデータやそのデータ量のことを指す。たとえば、データ量が多くなることを「トラフィックが増大する」と表現する。トラフィックは、通信回線やネットワークの利用状況を調査する際の目安の一つとなるものである。

破棄パケット

破棄パケットとは、通信されずに破棄されるパケットのことである。パケットは、転送単位であり、通信をおこなう際に複数に分割された細切れのデータを意味する。パケットが宛先までたどり着かない場合や、処理可能な上限数を超えてパケットが送信された場合などには、パケット破棄が起こる(= 破棄パケットが生じる)可能性がある。通信システムやプロトコル(通信規約)の中には、破棄パケットが発生すると自動的に検知して送信し直すように促す仕組み(再送制御:retransmission control)が組み込まれている。破棄パケットが発生することは、パケットロス、パケット損失ともいう。

レイテンシー / Latency

レイテンシーとは、機器に対してデータ転送を要求してから、その結果が返送されるまでの待ち時間、反応時間、潜伏時間のことである。または、通信の遅延時間のことを指す。一般的には、値が小さい (レイテンシーが低い、小さい) ほど、通信状況が良いとみなされ、ユーザーの満足度を向上させる。対して、値が大きい(レイテンシーが高い、大きい)ほど、通信状態が悪く、遅延時間が長いことになるため、ユーザー満足度は低下する。すなわち、レイテンシーは、データ転送における重要な指標と言える。

レスポンス

ネットワークなどで、通信先に送った信号やデータが返信、応答するまでの経過状態のこと。システムの応答や反応にかかる時間を表す場合、入力が完了してから出力が始まるまでの時間のことをレスポンスタイムという。

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