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ユーザー会報告

2018 年度 第 4 回 IBC ユーザー会(東京)報告:品質向上・障害調査方法・テレメトリーの活用方法をディスカッション

2018 年度 第 4 回 IBC ユーザー会(東京)報告

2019 年 5 月下旬に、2018 年度 第 4 回ユーザー会が開催されましたので、その内容についてご報告いたします。

今回は、6 社 9 名の会員様にご出席いただき、「情報交換を通じてシステム運用の変革を」をコンセプトに「品質向上・障害調査方法・テレメトリー」について、ディスカッションをおこないました。また、アリスタネットワークスジャパン合同会社様より特別講演として「Telemetry:次世代監視システムテレメトリーの概要と実装例」をご講演いただきました。

①品質管理

事前アンケートにて、System Answer シリーズ以外で利用しているシステム運用ツールやその住み分けについてお聞きしました。ツールを併用されている会員様がほとんどで、併用や監視項目ごとの使い分けなど、活用方法はさまざまでした。無償監視ツールは、導入や構築した本人にしかわからないことが多いため、属人化しやすいというお声が多くありました。

・無償監視ツール(Zabbix 、Cacti 、Nagios など):8 社
・有償監視ツール(JP1 、Senju など):6 社
・構成管理ツール:4 社
・資産管理ツール:3 社
・運用自動化ツール:3 社

②障害調査方法

監視および障害調査が今後どのようになっていくかについてお伺いしました。AIや自動化が多かったものの、障害対応についてはプロフェッショナルな要素が必要なため、引き続き、人の手が必要だとおっしゃる方が多かったように感じました。また、障害が複雑化してきているため、監視設定や検知などの部分をAIや自動化を利用し、工数削減に繋げていきたいというご発言もありました。

・AI(人工知能)による効率化:7 社
・自動化:6 社
・アウトソーシング化:4 社
・属人化:3 社

③テレメトリー

テレメトリーへの取り組みについて伺ったところ、ほとんどの会員様が取り組んでいないと回答されました。取り組んでいない理由としては、必要性を感じていないというよりは、知識がない、何ができるかわからないなどのご意見がほとんどでした。反対に、導入はまだできていないが、バーストトラフィックを見てみたい、SNMPと違ってプロトコルとしても軽くなるので、導入したいというお声もありました。

・取り組んでいる:1 社
・検討中:1 社
・取り組んでいない:8 社

④特別講演「Telemetry:次世代監視システムテレメトリーの概要と実装例」

アリスタネットワークスジャパン合同会社は、データセンター、クラウドコンピューティング向けのイーサネットスイッチ製品を開発、販売している会社です。テレメトリーとは、テレメーター(遠隔計測装置)を使って、遠隔地の測定結果をコントロールセンターに送信することです。CloudVisionテレメトリーでは、クラウド・プラットフォーム統合に加え、パケット分析、セキュリティ、トラブルシューティング分析、ネットワーク可視化において、広範な技術提携エコシステムを提供しているなど、製品およびサービスをご紹介いただきました。

2018年度のユーザー会は、今回が最終回でした。次回からは、少し趣向を変えたユーザー会の内容を検討しております。本ユーザー会にご興味がございましたら、担当営業までご連絡ください。多くの会員様のご参加をお待ちしております。

【ご出席いただいた会員様(順不同、敬称略)】

  • 株式会社エーティーワークス
  • オッズ・パーク株式会社
  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
  • ヤマトシステム開発株式会社

他 2 社

 

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