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ユーザー会報告

2018 年度 第 2 回 IBC ユーザー会(東京)報告:人員不足・人材採用・人材教育の失敗例と成功例から気がついた共通課題とは?

2018 年度 第 2 回 IBC ユーザー会(東京)報告

2018 年 11 月下旬に、2018 年度 第 2 回ユーザー会が開催されましたので、その内容についてご報告いたします。

今回は、7 社 12 名の会員様にご出席いただき、「情報交換を通じてシステム運用の変革を」をコンセプトに「人員不足・人材採用・人材教育」について、ディスカッションをおこないました。

  1. 人員不足

    7 社中 6 社の企業様が、人員不足を感じていると回答されました。人員不足の対策として、アウトソーシングまたは人材派遣の利用があり、そのメリットとデメリットについて情報共有いたしました。多くの会員様が、委託する仕事内容の選定や仕事の割り振りが難しく、うまく活用できていないと感じていました。また、工数管理や勤怠管理などは、委託による工数削減よりも管理に時間が割かれるという意見もありました。さらに、委託することによる内部スキルの低下を懸念している会員様も多くいらっしゃいました。こうしたディスカッションの中、業務フローやマニュアル作成を委託することにより、空いた工数を業務改善に活用することができたという成功事例も伺いました。思い切って丸投げするくらいの方がうまくいくというアドバイスをいただき、参考にされる企業様も多数いらっしゃいました。

  2. 人材採用

    採用活動における方法として、知人による紹介、自社ホームページでの募集、エージェントの活用、採用媒体への掲載などがありますが、本ディスカッションでは、知人による紹介が、最も効率がよく能力のミスマッチが少ないというご意見が多く見受けられました。また、特徴的だったのが、採用方針として新卒採用を重視している企業様がいらっしゃらないことでした。即戦力や経験値、コミュニケーション能力など育成コストが抑えられることや、教える側の業務負荷が軽減できることが要因のようです。ただ、中途採用の場合、若返りが図れないことや定着率の問題などがあり、どの企業様も課題をお持ちでした。

  3. 人材教育

    手順書やマニュアル通りにしか対応できず、突発的なトラブルや事象に対応できない点が、教育上の問題として挙がりました。イレギュラー対応を経験することで成長するとわかっていても、その環境で教える余裕や猶予はないことが往々にしてあります。その問題を解決するために、外部セミナーの受講や社内勉強会参加を評価対象にするなど、インプット面で工夫をされている企業様が多かったと感じます。また、部下に対する教育課題だけでなく、教える側のスキル不足を感じている企業様もいらっしゃいました。これらの対策事例として、ミスやトラブル対応などを共有することで、再発防止や原因分析に活用して、報告が上がりやすい環境を整えている企業様もいらっしゃいました。

採用方法や教育方法などは、企業様により三者三様ではありましたが、同じ課題を持つ企業様が多数でした。それぞれの失敗例や成功例をディスカッションすることで、今後の課題解決の一助となれば幸いです。

また、前回に引き続き「ストレス発散クラブ」として、会社や仕事でストレスに感じていることを共有し合いました。

IBC からは、最新情報の共有として、脆弱性管理プラットフォームの Tenable.io をご紹介させていただきました。Tenable.io ではあらゆる IT 資産の可視化と脆弱性診断をおこなうことができます。お客様のシステムの安定運用に加えて、セキュリティ面においても、ご支援ができればと考えています。

次回のユーザー会は、「システム運用部門のワークスタイル変革、働き方改革」をテーマに、ディスカッションしていく予定です。

本ユーザー会にご興味がございましたら、担当営業までご連絡ください。多くの会員様のご参加をお待ちしております。

【ご出席いただいた会員様(順不同、敬称略)】

  • 株式会社エーティーワークス
  • 株式会社荏原製作所
  • TIS株式会社
  • 株式会社寺岡精工
  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
  • ヤマトシステム開発株式会社
  • ワイジェイFX株式会社

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