【重要】必ずお読みください
< 使用する Web ブラウザに関する注意事項 >
・ System Answer G3 で推奨するブラウザを利用し、意図しない動作となる場合、閲覧履歴の削除、ブラウザの再インストールなどをお試しください。最新のバージョンが提供されている場合は、バージョンアップをしてください。
< アップデートに関する注意事項 >
・ アプライアンス版に関して、v03.25-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v 03.14-02 → v 03.18-01 → v 03.19-01 → v 03.20-01 / v 03.20-02 → v 03.25-00
・ System Answer XC 製品に関して、管理下にある System Answer G3 を先にアップデートして上位バージョンとさせる場合、機能変更によって画面が上手く表示できない、ライセンス認証が停止するなど監視動作に影響を及ぼすことがあります。
System Answer XC → 管理下の System Answer G3 の順番でアップデートしていただくようにお願いします。
【バージョン】
v 03.25-00
【リリース日】
2022 / 05 / 10
【新機能】
- Flowmon Collector、Flowmon Probe(ミニコレクタ機能内蔵)と連携してフロー解析情報を表示する機能を追加しました。
環境設定 flowmon.enable を有効にすると設定できます。 - System Answer XC RHEL8 版をリリースしました。
- 以下の環境設定を新しく追加しました。
flowmon.enable / http.csv.encodings / http.csv.values_separator /
http.view.support / http.graph.force.autolimit / monitor.expire.if /
monitor.expire.ip / samond.ajust_interval / samond.app.trim /
samond.web.save_scenario / sanode.node.ignore_vcls /
sanode.node.vcls_regex / sanodecheckd.active /
sanodecheckd.check_interval
【テンプレート追加】
- Cisco Systems 社製 ASA シリーズの監視項目を追加しました。
- Cisco Systems 社製の監視項目を追加しました。
- Microchip Technology 社製の監視項目を追加しました。
- Net-SNMP の監視項目を追加しました。
- Process Count fix の監視項目を追加しました。
- Windows のサービス監視を追加しました。
- アイビーシー株式会社製 無線品質の監視項目を追加しました。
- 標準 MIB の監視項目を追加しました。
【テンプレート変更】
- 凡例が「パーセント」の監視項目において一部上限値を変更しました。
【テンプレート修正】
- Big-IP Ver15 以降で標準 MIB からベンダー MIB を監視登録するように変更しました。
- 一部テンプレートの内容を見直しました。
【仕様変更】
- API オプションによる設定情報取得の処理を見直しました。文字コードの指定がない場合は CP932 で出力するようにしています。
- CSV ファイルによるエクスポート / インポート処理を見直しました。
エクスポートする内容によっては一部改行表示となる場合があります。Microsoft Excel などの表計算ソフトや CSV エディタを用いて編集することを推奨します。
また、取り込むファイルと System Answer G3 で期待する文字コードに相違がある場合はインポート処理の失敗や文字化けを起こすことがあります。該当する場合は取り込むファイルの文字コードを変えるか、System Answer G3 で期待する文字コードを変えて再度インポート処理をお試しください。 - EL8 パッケージに含まれているサンプルファイル(syslog-ng.conf.el8.sample) の内容を見直しました。
- sanodecheckd が監視項目検索を実行する間隔を環境設定 sanodecheckd.check_interval に沿っておこなうように変更しました。
また、環境設定 sanodecheckd.active を無効にした場合は監視項目検索処理をおこなわないように変更しました。 - System Answer G3 および XC ソフトウェア版(EL6 / EL7)のセットアップスクリプトで PostgreSQL 関連のパッケージをインストールできるように変更しました。
- System Answer G3 および XC のライセンス画面でオプション名称を変更しました。
- System Answer XC 製品で誤ったライセンス情報を登録した際に画面上部へメッセージを表示するように変更しました。また、再読込ボタンを追加し誤ったライセンス情報で登録する前の画面へ戻れるようにしました。
- System Answer XC 製品で閲覧できる G3 を選択中の一般ユーザーを削除できるように変更しました。
- System Answer XC 製品でセットアップスクリプトの内容を見直しました。
- System Answer XC 製品で表示するアラート一覧画面を最終発生日時の降順で表示するように変更しました。
- System Answer XC 製品でリンク先 G3 の一部画面の表示色を反映しないように変更しました。
- System Answer XC 製品でリンク先 G3 の監視ノード情報で特定項目をクリックした際の画面表示をおこなわないように変更しました。
- System Answer XC 製品でリンク先 G3 のグラフ表示で規定値から事前登録している表示期間や表示期間追加の項目を表示しないように変更しました。
- System Answer XC 製品と連携した G3 でも画面上部に Invalid License. などのメッセージを表示できるように変更しました。また、Xconnect ライセンス情報画面でライセンス情報と通信結果を表示できるようになりました。
- Web シナリオ監視のステータスコードチェックで正規表現を利用した監視がおこなえるように変更しました。
- WMI 監視でパスワード情報をログに残さないように変更しました。
- アプライアンス版で NSS の脆弱性対応(CVE-2021-43527)をおこないました。
ディストリビューションが提供する 3.67.0-4 を適用しています。 - アプライアンス版で Polkit 権限の昇格(CVE-2021-4034)対応をおこないました。
- アプライアンス版でハードウェアステータスに NIC(Network Interface Card)および LOM(LAN On Motherboard)の LAN Status 情報を表示するように変更しました。
- アプライアンスを対象に SNMP 監視をおこなった場合、プロセス監視が登録できるように変更しました。
- イベント、アラート、シスログ、トラップ、トレンドラインアラート、昨対比較アラートの一覧画面で自動更新を有効にすると開始、終了の入力ボックスをグレーアウトで表示し、カレンダーや日付指定の編集が不可になるように変更しました。
- イベント、アラート、シスログ、トラップの一覧画面で自動更新の位置を変更しました。
- インターフェース監視に関するもの(Traffic や Packet Discard など)でインターフェース名のみ応答を返す項目をグレーアウトで表示するように変更しました。該当する監視項目はグラフ詳細保持、ステータス、削除のチェックボックスが表示されません。
- 画面上部に表示する Check license expire date. のメッセージを Will expire soon license. と Expired license. の2つに分けて表示するように変更しました。
- 画面上部に表示する Invalid License. などのメッセージをブラウザの更新なしで表示するように変更しました。
- 環境設定 http.graph.keep.yaxis を有効にした際、監視画面、ブックマーク画面それぞれでグラフ表示のパラメーターを維持するように変更しました。
- 監視の自動登録でグラフ詳細に利用する内容が256文字の入力制限を超える場合、257文字以降を削除して登録するように変更しました。
- グラフ閲覧ユーザーのグラフ選択画面で名称の長いグラフ詳細をマウスオーバーで表示するように変更しました。
- グラフ詳細の入力制限を 64 文字から 256 文字に変更しました。
CSV ファイルによるインポート処理もグラフ詳細の入力制限を 64 文字から 256 文字に変更しております。 - グループおよびノード画面で一定時間更新できないグラフを青文字で表示するように変更しました。
- クロスサイトスクリプティング、SQL インジェクションなどの脆弱性対策をおこないました。
- 昨対比較グラフをしきい値線含めて表示するように変更しました。
- 昨対比較個別設定画面の表示速度を改善しました。
- 死活監視設定画面で実行による概算時間を表示するように変更しました。概算時間はタイムアウト、インターバルなどの入力内容によって変動するため監視間隔に合わせて調整してください。
- しきい値 CSV 登録のファイルエクスポートで死活監視ノード情報を含めないように変更しました。
- しきい値テンプレートのテンプレート一覧画面で状態のフィルター検索がおこなえるように変更しました。
- ライセンスチェックでメールなどの通知内容に任意の G3 名を含めるように変更しました。
【機能拡張】
- 「Traffic V1 Sum / トラフィック合計量」、「Traffic V2c Sum / トラフィック合計量(V2c)」の設定画面を追加しました。
- 1 分間隔以外の監視項目を異なるタイミングで実行するように割り振る設定を追加しました。
環境設定 samond.ajust_interval が有効だった場合に割り振りします。 - Response ICMP などのアプリケーション監視においてアラート情報をメールなどで通知する場合に、最終値の末尾から特殊文字を除去するか選択できる機能を追加しました。
環境設定 samond.app.trim で、特殊文字除去の選択がおこなえます。 - System Answer XC 製品でライセンス認証に失敗した G3 を一覧画面から把握できる機能を追加しました。
- System Answer XC 製品と連携した G3 で画面上部にある「XC 通知」メニューおよびポップアップメッセージ表示の有効、無効を選択できる機能を追加しました。一般ユーザーのみ設定がおこなえます。
- System Answer XC 製品のアラート一覧画面で Auto Reload による自動更新機能を追加しました。
- VMware 監視で vSphere クラスタサービス(vCLS)を除外して監視登録する設定を追加しました。
環境設定 sanode.node.ignore_vcls が有効だった場合に除外します。 - Web シナリオと Docker 監視で項目最大値カラムを追加しました。
- 画面上部にある「サポート情報」メニューの表示制御機能を追加しました。
環境設定 http.view.support で表示制御をおこないます。 - 監視ノード CSV 編集でエクスポート、インポートするファイルに monitor_node_manual_change カラムを追加しました。
- しきい値テンプレートを用いたノード検索で、監視項目ごとにしきい値の自動登録から除外するかを指定する機能を追加しました。
予めしきい値除外にチェックが入った監視項目を除いて、しきい値の自動登録がおこなわれるようになります。 - シスログ、トラップの一覧画面で、自動更新にリアルタイム表示機能を追加しました。
- 常に自動調整にチェックを入れた状態で、グラフ描画する設定を追加しました。自動調整は、テンプレートに設定されている最大値をセットして表示します。
環境設定 http.graph.force.autolimit が有効だった場合に、自動調整の描画をおこないます。 - トポロジー画面の描画で、アラートイベント発生中のノードアイコンへマウスオーバーするとアラートが発生している監視項目のグラフ画像、ステータス監視情報を表示する機能を追加しました。
- ベースライングラフ一覧、ベースライン項目設定画面で、パーセンタイル下限値などの個別設定が入っているかを把握できる機能を追加しました。
- ベースライン設定一覧画面で、パーセンタイル下限値などのフィルター機能を追加しました。
【不具合修正】
- ソフトウェア版で /sa/tmp のマウント先をメモリ上へ変更していると OS 再起動後にサポート情報作成先が削除される既知の不具合を修正しました。
- Internet Explorer でトポロジーマップを描画できない不具合を修正しました。
- Response ICMP などの最終値(コマンド結果)を自動更新後にマウスオーバーで表示すると最後尾に「<br/>」が付与される既知の不具合を修正しました。
- SNMP ノードのテンプレートグラフ一覧画面で昇順、降順のソートをおこなった後にページ移動すると同じ内容を表示する不具合を修正しました。
- System Answer XC 製品で、環境設定 xcmessage.admin_only の値入力欄にカーソルがある状態で実行ボタンをクリックすると画面表示が変わる不具合を修正しました。
- System Answer XC 製品で、リンク先 G3 のランキングにあるスナップグラフを表示できない不具合を修正しました。
- v03.22-00 以降の System Answer XC 製品で、ログインするとエラーログを出力する不具合を修正しました。
- アプライアンス版で、CLI から SNMP Trap V3 Auth User Setting でユーザー情報を削除しても、削除したユーザー情報を利用してトラップ受信がおこなえる不具合を修正しました。
- アプライアンス版のシスログ通知先、トラップ通知先で、プルダウンから「コマンド」を選択できる既知の不具合を修正しました。
- アラート画面で自動更新による長時間の表示をおこなうと、エラーログを出力する不具合を修正しました。
- インターフェースステータスの検索で、インターフェース名が「\”」で囲まれていると期待しない表示名に変わる既知の不具合を修正しました。
- インターフェースステータスやプロセス監視の監視項目検索で、161 番ポート固定の通信がおこなわれていた不具合を修正しました。
- グラフ描画のパラメータで、意図しない値を指定すると画面表示が崩れる不具合を修正しました。
- 昨対比較全体設定、昨対比較設定一覧、ベースライン対象日設定(変動検知)画面の表示で、エラーログを出力する不具合を修正しました。
- 死活監視設定画面で、インターバルを変更しても実行内容に反映されない既知の不具合を修正しました。
- しきい値テンプレートのテンプレート一覧画面で、昇順、降順のソートをおこなった後にページ移動すると同じ内容を表示する不具合を修正しました。
- ノードアイコン右クリック時のインターフェース情報で、変更前の IP アドレスや削除した NIC 情報が残って表示される既知の不具合を修正しました。
環境設定 monitor.expire.if または monitor.expire.ip に沿って不使用のインターフェース情報が削除されます。 - ブックマークのグラフ一覧表示で、自動更新中にグラフパラメータ(描画方法、最小値、最大値、単位)のいずれかを変更すると開始、終了日時が更新されない既知の不具合を修正しました。
- ライセンス詳細設定画面で、Xconnect サーバーアドレスを削除して更新すると変動検知ライセンスのエラーを出力する不具合を修正しました。
【既知の問題】
- authNoPriv、noAuthNoPriv の認証で SNMP コマンドを実行しても結果が表示されない
説 明:
SNMP コマンド実行画面から authNoPriv、noAuthNoPriv の認証で SNMPコマンドを実行しても結果が表示されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - Base URL を変更しても一部画面表示を /sa で接続しようとする
説 明:
System Answer XC 製品と連携した G3 の個別監視画面や、リバースプロキシ、HTTPD の設定などで Base URL を /sa 以外に変更しても一部画面表示を /sa で接続しようとする。
回避策:
Base URL を /sa に戻していただくと画面表示できます。今後のリリースで修正予定です。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、OCI 監視がおこなえない
説 明:
EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグにより、ディメンションの取得に失敗し、監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、Slack 通知がおこなえない
説 明:
Slack 側の仕様変更(HTTPバージョン 1.0 の廃止)により、EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl で、HTTP バージョン 1.1 の接続に失敗し、Slack 通知がおこなえない。
回避策:
プロキシを通過させない設定でご利用ください。今後のリリースで修正を検討します。 - Firefox でトレンドラインアラートの横棒グラフをクリックしてもフィルター表示がおこなえない
説 明:
Firefox でトレンドラインアラートの横棒グラフをクリックしても予測種別およびしきい値種別のフィルター表示がおこなえない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - Windows Server 2022 の WMI 監視がおこなえない
説 明:
Windows Server 2022 で WMI 監視による監視項目の検索および登録ができない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。Windows Server 2022 以外の動作確認済み OS であっても Windows 側のセキュリティ強化などの理由から監視できない場合があります。 - グラフリプレースの結果で「merge finish! Faild to copy monitor_bl_data_static.」が表示される
説 明:
v03.24-00 以降でグラフリプレースを実行すると結果に「merge finish!Faild to copy monitor_bl_data_static.」が表示される。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。なお、本メッセージを表示してもグラフリプレース(グラフデータおよび監視設定の引継ぎ)は正常に終了しております。 - デフォルト設定の EL8で、ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
EL8 でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLSv1.0 および 1.1 を利用した監視がおこなえなくなる。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーを LEGACY に変更することで、監視がおこなえるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening - 設定画面でソート後にページ移動すると一部分で同じ内容を表示する
説 明:
設定画面で昇順、降順のソートをおこなった後にページ移動すると一部分で同じ内容を表示する。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正します。 - アプライアンス版で v03.25.00 以降にアップデートすると死活監視がタイムアウトする
説 明:
アプライアンス版で v03.25.00 以降にアップデートすると死活監視がタイムアウトする。
死活監視の内部動作で正常に動作するインターバルが 10 ミリ秒以上の指定となっており、10 ミリ秒より下のインターバル(デフォルト値:5 ミリ秒)を利用しているとタイムアウトする。
回避策:
死活監視のインターバルを 10 ミリ秒以上に変更してご利用ください。今後のリリースで修正します。
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v 03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v 03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - v 03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンス ID が変わり監視を継続できないこともあります。
アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。
ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の [設定] – [システム設定] – [ライセンス設定] よりご確認いただけます。
以上