【重要】必ずお読みください
< 使用する Web ブラウザに関する注意事項 >
・ System Answer G3 で推奨するブラウザを利用し意図しない動作となる場合、閲覧履歴の削除、ブラウザの再インストールなどをお試しください。最新のバージョンが提供されている場合は、バージョンアップしてください。
< アップデートに関する注意事項 >
・ アプライアンス版に関して、v03.24-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v 03.14-02 → v 03.18-01 → v 03.19-01 → v 03.20-01 / v 03.20-02 → v 03.24-00
・ System Answer XC 製品に関して、管理下にある System Answer G3 を先にアップデートして上位バージョンとさせる場合、機能変更によって画面が上手く表示できない、ライセンス認証が停止するなど監視動作に影響を及ぼすことがあります。
System Answer XC → 管理下の System Answer G3 の順番でアップデートいただくようにお願いします。
【バージョン】
v 03.24-00
【リリース日】
2022 / 01 / 12
【新機能】
- 過去の性能データから周期性がある傾向を自動学習しベースライン作成、ベースラインから外れたイベントを異常変動としてアラート通知する変動検知オプションを追加しました。
オプションを利用することで既存ベースライン機能の強化、特定日のデータを用いた学習、アラート検知がおこなえるようになります。 - API オプションでノード、グラフの状態変更、情報の出力がおこなえるパラメータを追加しました。
- API オプションでランキング、イベント、アラート、シスログ受信、トラップ受信情報の出力がおこなえるパラメータを追加しました。
- SNMP 認証設定 ~ ユーザー設定 までの一連の設定がおこなえる基本ステップ画面を追加しました。
- System Answer G3 のログイン認証で Azure Active Directory を利用したシングルサインオン(SAML 認証)機能を追加しました。
- アプライアンス版で利用している SSL サーバー証明書を現在のホスト名をもとに再作成する機能を追加しました。
- 以下の環境設定を追加しました。
baseline.auto_adjust_sample /
baseline.auto_adjust_sample.every_n_week_count /
baseline.check_priority.last_time / baseline.webui.days.show_limit /
config.check.license.regex / config.check.license.rows /
rrdresized.check_free_space / rrdresized.check_use_rate /
rrdtool.start_before / saml.sp.acs_url / saml.sp.entity_id /
saml.sp.slo_enable / saml.sp.sls_url
【テンプレート追加】
- AlaxalA 社製品 のステータス監視項目を追加しました。
- Azure application_gateways の監視項目を追加しました。
- Azure 課金額(日次)の監視項目を追加しました。
- Cisco Systems 社製 の監視項目を追加しました。
- Citrix Systems, Inc. 社製 の監視項目を追加しました。
- FUJITSU 社製 の監視項目を追加しました。
- IPMI の監視項目を追加しました。
- Isilon Systems 社製 の監視項目を追加しました。
- Net-SNMP の監視項目を追加しました。
- Symbol Technologies 社製 の監視項目を追加しました。
- VMware 社製 の監視項目を追加しました。
- Xirrus, Inc 社製 の監視項目を追加しました。
- 標準 MIB の監視項目を追加しました。
【テンプレート変更】
- AWS の監視項目における描画方法を一部変更しました。
- Response FTP で SSL 接続の有効、無効を選択できるように変更しました。
- 凡例が「パーセント」の監視項目において一部上限値を変更しました。
【テンプレート修正】
- Cisco Systems 社製 Nexus シリーズの監視項目を修正しました。
- Cisco Systems 社製 WLC の監視項目を修正しました。
【仕様変更】
- /sa/rra をマウントポイントで設定している場合に空き容量、使用率の順番にチェックをおこないながら RRD ファイルを作成するように変更しました。
- 「Script Value Customize / 任意のアプリケーション監視(Customize)」(over 0 も含む)で紐づけたグラフをグラフツリーへ表示しないように変更しました。
- 「Traffic Use Rate / インターフェース使用率」、「Traffic Use Rate V2c / インターフェース使用率 V2c」(名称検索も含む)の項目最大値で指定した内容を使用率計算の母数で利用するように変更しました。
- AWS ノード登録で複数ディメンションを持つインスタンスを登録できるように変更しました。
- Slack 認証設定登録時にユーザートークン、Bot トークンの種別を判別するように変更しました。Bot トークンを利用した Slack 通知をおこなう場合、通知間隔は「0」固定となります。
- System Answer XC 製品のセットアップスクリプトで pgdg レポジトリパッケージのインストール先を変更しました。
- System Answer XC の管理下にある System Answer G3 から監視項目の消費率などを通知できるように変更しました。
- Web シナリオ監視で 1 ~ 60 分のインターバルを設定できるように変更しました。
- 一般ユーザーでキャパシティ、昨対比較画面の表示制御を選択できるように変更しました。
- 環境設定 http.login.text.value の入力制限を 64 文字から 512 文字に変更しました。
- 環境設定 monitor.expire.session に空白や文字列を入力した場合、ログにメッセージを出力するように変更しました。
- 監視ノード CSV 登録でしきい値テンプレートを選択できるように変更しました。
- 監視ノード登録(AWS)で登録可能ノード一覧に検索で利用した認証情報を表示するように変更しました。
- グラフを一覧表示した際にグラフパラメータ(規定値や描画方法など)を固定してスクロール表示できるように変更しました。
- 検索ノード登録画面のテンプレート一覧、しきい値一覧の項目名を変更しました。
- 昨対比較オプションで対象の RRD ファイルが存在しない場合は計算処理を省くように変更しました。
- 昨対比較オプションで月次データを作成する際に存在しない過去データを NaN で登録するように変更しました。
- 死活監視登録でチェックマークを入れた IP アドレスのみ ping を実行するように変更しました。
- システム管理者ユーザーでログイン後のトップページにキャパシティ、昨対比較画面を選択できるように変更しました。
- シスログ、トラップ受信の通知先で任意のユーザースクリプトを選択できるように変更しました。
- シスログ受信の CSV 出力を SJIS 変換から CP932 へ変更しました。
- データベースのセットアップスクリプトで pgdg レポジトリパッケージのインストール先を変更しました。
- データベースのセットアップスクリプトで rsh パッケージをインストールするように変更しました。
- ノードの状態が無効だった場合、RRD ファイルを新規作成しないように変更しました。
- ノードの状態を変更した場合、ログにメッセージを出力するように変更しました。
- ノードの状態を有効にする際にライセンス項目数を確認し不足している場合は処理を取り消すように変更しました。
【機能拡張】
- 「Process Exists / プロセスの有無」、「Process Exists including name / プロセスの有無(名前含む)」で任意のプロセス名を登録する場合に完全一致、ワイルドカード、正規表現でパターンマッチがおこなえる機能を追加しました。
- VMware ノード検索時にゲストおよびホスト(vCenter Host)の登録、監視項目登録の有効、無効を選択できる機能を追加しました。
- VMware ノード検索時に除外フィルターに紐づいたゲスト名またはホスト名(vCenter Host)を除いて登録できる機能を追加しました。
- イベント、アラート、トラップ受信画面のメッセージを CSV ファイルで出力できる機能を追加しました。
- 監視グラフ CSV 編集で全ノードの CSV ファイルがダウンロードできる機能を追加しました。
- キャパシティオプションでトレンドラインデータ一覧から選択した監視項目の計算およびアラート通知を除外する機能を追加しました。
- グラフ画像内にある「System Answer G3 from IBC」の透かしを変更できる設定を追加しました。
- グラフ規定値から任意の表示期間を設定できる機能を追加しました。
- サポート情報(config)にキャパシティ、昨対比較オプションなどに関わる情報を追加しました。
- 死活監視の詳細ログを出力する設定を追加しました。詳細ログに応答が返ってきた数と判定回数を出すようにしています。
- ユーザー CSV 登録でキャパシティ、昨対比較オプションに関するパラメータを追加しました。
- ライセンスチェックで異常と判断した場合に通知する機能を追加しました。
【不具合修正】
- CALC 監視の演算対象選択画面でソート後にページ移動すると一部分で同じ内容を表示する不具合を修正しました。
- OS コマンドインジェクションの脆弱性対策をおこないました。
- アプライアンス版で装置ホスト設定に「localhost」、「localhost.localdomain」を設定できない不具合を修正しました。
- アラート画面で Response ICMP などの最終値(コマンド結果 )最後尾に「\n」が付与される不具合を修正しました。
- アラート画面でグラフ詳細のフィルターにテンプレートグラフタイトルの内容が利用できなかった不具合を修正しました。
- インターフェース監視に関するもの(Traffic や Packet Discard など)を手動検索した際に ifName、ifAlias の情報を取得していなかった不具合を修正しました。
- エンジンステータス画面で saarchived サービスの状態が変わらない不具合を修正しました。
- 監視対象 ESX の UUID が変わると VMware 監視設定画面から対象のホストおよびゲストが削除できなくなる不具合を修正しました。
- 監視ノード CSV 登録でテンプレートグループ、しきい値テンプレートを指定する場合、空白を挟むと上位設定を引き継ぐ不具合を修正しました。
- グラフ表示のパラメータでしきい値に特定記号を含むと表示が崩れる不具合を修正しました。
- 昨対比較オプションで毎月 1 日の計算処理がおこなわれない不具合を修正しました。
- システム管理者ユーザーの追加、変更時にエラーログを出力する不具合を修正しました。
- シスログ受信で何もデータが無い状態の CSV 出力をおこなうとエラーログを出力する不具合を修正しました。
- ソフトウェア版 EL7 および EL8 で動作する各種デーモンの systemd で依存関係に誤りがあった不具合を修正しました。
- 認証 ID と紐づかない vCenter(host)、vmGuest が残っているとクエリエラーを出力する不具合を修正しました。
【既知の問題】
- /sa/tmp のマウント先をメモリ上へ変更しているとサポート情報作成先が削除される
説 明:
ソフトウェア版で /sa/tmp のマウント先をメモリ上へ変更していると OS 再起動後にサポート情報作成先が削除される。
以降のサポート情報作成に失敗する。
回避策:
OS 再起動後に以下コマンドでサポート情報作成先を再作成ください。
mkdir /sa/tmp/archive
chmod 777 /sa/tmp/archive
chown root:root /sa/tmp/archive
もしくは /etc/fstab の以下内容をコメントアウトしてご利用ください。
tmpfs /sa/tmp tmpfs defaults 0 0
今後のリリースで修正予定です。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境 OCI 監視がおこなえない
説 明:
EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグにより、ディメンションの取得に失敗し監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境 Slack 通知がおこなえない
説 明:
Slack 側の仕様変更(HTTP バージョン 1.0 の廃止)により EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl で HTTP バージョン 1.1 の接続に失敗し Slack 通知がおこなえない。
回避策:
プロキシを通過しない設定でご利用ください。
今後のリリースで修正を検討します。 - アプライアンス版のシスログ通知先、トラップ通知先で「コマンド」を選択できる
説 明:
アプライアンス版のシスログ通知先、トラップ通知先でプルダウンから「コマンド」を選択できる。
回避策:
「コマンド」を選択しても設定できません。アプライアンス版でスクリプトを用いた監視および通知はおこなえません。
今後のリリースで修正予定です。 - アラート画面で自動更新がおこなわれると「<br/>」が付与される
説 明:
Response ICMPなどの最終値(コマンド結果)を自動更新後にマウスオーバーで表示すると最後尾に「<br/>」が付与される。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正します。 - インターフェースステータスの検索でインターフェース名が「\”」で囲まれていると期待しない表示名に変わる
説 明:
インターフェースステータスの検索でインターフェース名が「\”」で囲まれていると期待しない表示名に変わる。
回避策:
グラフ詳細の書き換え、詳細保持のチェックをご利用ください。
今後のリリースで修正予定です。 - 死活監視の一部設定を変更しても反映されない
説 明:
死活監視設定画面でインターバルを変更しても実行内容に反映されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正します。 - 設定画面でソート後にページ移動すると一部分で同じ内容を表示する
説 明:
設定画面で昇順、降順のソートをおこなった後にページ移動すると一部分で同じ内容を表示する。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正します。 - デフォルト設定の EL8で、ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
EL8でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLSv1.0および1.1を利用した監視がおこなえなくなる。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーをLEGACYに変更することで、監視がおこなえるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening - ノードアイコン右クリック時のインターフェース情報で過去の情報が残る
説 明:
ノードアイコン右クリック時のインターフェース情報で変更前の IP アドレスや削除した NIC 情報が残って表示される。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正します。 - ブックマークのグラフ一覧表示で自動更新中にグラフパラメータを変更すると開始、終了日時が更新されない
説 明:
ブックマークのグラフ一覧表示で自動更新中にグラフパラメータ(描画方法、最小値、最大値、単位)のいずれかを変更すると開始、終了日時が更新されない。
回避策:
グラフパラメータ変更後に規定値を変更すると自動更新のタイミングで開始、終了日時が更新されます。
今後のリリースで修正予定です。
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v 03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v 03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - v 03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンス ID が変わり監視を継続できないこともあります。
アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。
ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の [設定] – [システム設定] – [ライセンス設定] よりご確認いただけます。
以上