【重要】必ずお読みください
アプライアンス製品に関して、v 03.14-02 でソフトウェアアップデート機能におけるアップロードファイルサイズの上限を変更しています。本バージョンをアップデートする前に、v 03.14-02 を経由してアップデートいただくようにお願いします。
Google Chrome 80 以降を利用している場合、System Answer G3 へのブラウザによる HTTPS 接続が正常に動作しないことがあります。正しく動作しない場合は Google Chrome を最新バージョンにアップデートして接続ください。最新バージョンへアップデートしても改善されない場合は Google Chrome 以外のブラウザを利用するか HTTP 接続でお試しください。HTTP 接続は製品や環境によって対応しないことがあります。
【バージョン】
v 03.18-00
【リリース日】
2020 / 04 / 22
【新機能】
- Azure Monitor から API 経由でデータを取得する Azure(Microsoft Azure)監視を追加しました。
- 以下の環境設定を新しく追加しました。
mibloader.option.overwrite / monitor.treeview.update.interval - 機種ランキングやトラップ受信画面において OID で表示される内容を該当する MIB ファイルの取り込みや、任意の OID と MIB 名を紐づけて分かりやすい内容に変換する機能を追加しました。
- 選択ノードまたは登録済み全ノードのしきい値情報をエクスポート後に加工してインポートできる機能を追加しました。
【テンプレート追加】
- Script Value、Script Value Area、Script Line、Script Value Area / Line の監視で 0 を基点としたグラフ描画をおこなうテンプレートを追加しました。
- 複数の Script Value をカスタマイズして 1 つのグラフで描画するテンプレートを追加しました。
- AWS の監視項目を追加しました。
- Azure の監視項目を追加しました。
- Cisco Systems 社製の監視項目を追加しました。
【テンプレート変更】
- AWS のメモリ、ディスク容量を監視する項目で桁計算方式を変更しました。桁計算方式の変更によりグラフの値に違いが発生する可能性があります。
上記は CloudWatch 側の桁計算に合わせた対応となりますのでご了承ください。
【仕様変更】
- 「グループ」タブのツリー展開、表示が速くなるように変更しました。
- API で出力する情報がない状態やパラメータの指定を誤ってデータ情報を取得すると、ダウンロードする CSV ファイルにメッセージを表示するように変更しました。
- AWS ノード検索に失敗すると「API error」とメッセージを表示するように変更しました。メッセージにマウスカーソルを合わせると AWS API が返す内容を確認することができます。
- AWS 監視設定でグラフ詳細から「ピリオド」、「統計」を選択できるように変更しました。
- CALC 監視の性能データ演算対象やポータルウィジェットの対象選択で、グラフ選択後に表示される凡例の順序を揃えるように変更しました。
- SNMP ノード削除後に(削除したノードに紐づく)ノード ID をイベント画面に表示するように変更しました。
- System Answer G3 Reporter でグラフタイトルを目次へ表示するように変更しました。
- アプライアンス製品で次回バージョンより新しいパッケージ名でアップデートできるように変更しました。新しいパッケージ名は『SystemAnswerG3-03.XX-XX-appliance.el7.x86_64.rpm』となります。
- アラートのメール、シスログ、トラップ、スクリプト通知内容で、テンプレートグラフ ID、テンプレートデータソース ID を表示するように変更しました。
スクリプト通知はソフトウェア版のみ対応しています。 - アラート画面の開始と終了日時を YYYY/MM/DD hh:mm:ss で表示するように変更しました。
- グラフデータ(RRD ファイル)が見つからないなどの理由でグラフ描画に失敗した場合、エラーメッセージを表示するように変更しました。
- グラフデータの凡例で「%」、「:」、「\」が利用できるように変更しました。
- しきい値設定で「下限最大値 < 上限最小値」の入力制限を追加するように変更しました。
- スクリプト詳細設定画面にあるスクリプトパラメータの入力制限を変更しました。
スクリプト通知はソフトウェア版のみ対応しています。 - ステータス監視の登録方法を変更しました。
- ソフトウェア製品で sudo コマンドを利用してインストール、アップデートをおこなった際に、/etc/.blenc.key の権限を適切にするように変更しました。
- ディスク容量不足だった場合に不要なグラフデータ(RRD ファイル)を作成しないように変更しました。容量不足が解消されるとグラフデータが作成されるようになります。
- トポロジー画面が自動更新できるように変更しました。
- プロセス監視(CPU Use Rate Process / CPU Utilization Process / Process / Memory Utilization Process)の設定画面を変更しました。
- ライセンス設定画面の Xross connect を Xconnect の表示に変更しました。
- ランキング表示で NULL のデータが 0 で表示されないように変更しました。
- 以下の環境設定を削除しました。
mibloader.column.access / mibloader.column.description /
mibloader.column.index / mibloader.column.label / mibloader.column.level /
mibloader.column.modid / mibloader.column.oid / mibloader.column.status /
mibloader.column.tc / mibloader.column.trap / mibloader.column.type /
mibloader.column.value / mibloader.column.varbinds /
mibloader.option.enable_udate / mibloader.option.table_name - 監視ノード設定(AWS)画面でノード登録に利用した認証設定名を表示するように変更しました。
- 監視ノード設定、VMware 監視設定画面に表示される取得数で計算用項目を含めないように変更しました。
ライセンス設定画面の項目消費数は、以前より計算用項目を含めない表示となっていました。 - 監視ノード登録より IPv6 アドレスの CMD ノードを登録すると、IP アドレス列に省略表記のアドレスを表示するように変更しました。
- 監視項目の任意グラフタイトルを 64 文字以内の入力制限に変更しました。
- 機種ランキングと項目ランキングタブの現在値、VMware タブの割当領域、使用領域、容量、割当て容量、空き容量にマウスカーソルを合わせると、整形前の数値を表示するように変更しました。
- 検索中ノードを除いて削除できるように変更しました。
- 項目名やボックスの上にマウスカーソルを合わせると表示されるバルーンヒントの見映えを、全体で合わせるように変更しました。
- 死活監視設定画面で各カラムの昇順、降順のソート機能を無効化するように変更しました。
【機能拡張】
- 「Response HTTP / HTTP のレスポンスタイム」でプロキシを経由した監視ができる機能を追加しました。なお、プロキシを経由した SSL サイトの監視には対応していません。
- API で取得するデータ情報を任意のファイル名やタイムスタンプ名でダウンロードするパラメータを追加しました。
filename / use_data_type_name / use_timestamp_name - AWS 監視で任意のインスタンスタイプのノード追加、任意のメトリクスとディメンションで監視項目を登録できる機能を追加しました。
- Web シナリオ監視のステータスコード、文字列検知でエラーとなった場合に、メール、シスログ、トラップ、警告灯、スクリプトで通知できる機能を追加しました。
スクリプト通知はソフトウェア版のみ対応しています。 - アプライアンス製品で SNMP Trap V3 受信用ユーザーの追加、削除、表示ができる機能を追加しました。
- アプライアンス製品で装置設定をバックアップ、インポートできる機能を追加しました。
- しきい値を登録した監視項目のグラフ表示で、しきい値のラインを表示する機能を追加しました。
【不具合修正】
- 「_」が含まれる環境設定の項目で、入力制限以上の文字数を登録してもエラーメッセージが表示されない不具合を修正しました。
- 「Process Exists / プロセスの有無」で Windows のプロセス監視が失敗する不具合を修正しました。また「現在値」の表示を OK、NG から Exists、Not Exists へ変更しています。
- 「Process Exists / プロセスの有無」で監視間隔を変更できなかった不具合を修正しました。
- 03.16-01 以降でポータルユーザーを登録すると、「データベースの更新に失敗しました」とエラーメッセージを表示する既知の不具合を修正しました。
- 03.16-01 以降で環境設定にある「sanode.item.if_title_priority」のパラメータが効かず、ノード検索時のインターフェース名書き換えがおこなわれない既知の不具合を修正しました。
- 03.17-00 以降で存在しないデータソースのグラフデータ(RRD ファイル)が残っている不具合を修正しました。アップデート後に存在しないデータソースのグラフデータを削除するようにしています。
- API で大量のグラフ情報を取得すると、重複データが発生する可能性があった不具合を修正しました。
- Firefox や Internet Explorer 11 でトポロジーアイコンが正しく描画されない既知の不具合を修正しました。
- IPMI 監視で利用する一時ファイルの削除をおこなえていなかった不具合を修正しました。
- IPv6 アドレスで登録した Other ノードでスクリプト監視が登録できない既知の不具合を修正しました。
- samond のサービスが停止してもエンジンステータスの状態が変わらない既知の不具合を修正しました。
- SNMP ノードから同一 OID で 2 行以上の結果を受け取った場合に、意図しない結果を上書きする不具合を修正しました。
- SNMP ノードでステータス監視だけ登録しても処理されない既知の不具合を修正しました。
- System Answer G3 Reporter でグループツリーを正しく表示できない不具合を修正しました。
- アプライアンス製品でSNMP Trap のコミュニティ名を変更しても public で受信できる既知の不具合を修正しました。
- アプライアンス製品において、sauser で意図しないコマンドが実行できる不具合を修正しました。
- アラートのメール本文設定で変数「SA_NODE_NOTES」を利用して仮想ゲストのアラートが発生しても、メール本文に対象ゲストのノート情報が表示されない既知の不具合を修正しました。
- アラートやイベントなどで日時を指定する検索欄に、手動変更した情報を Enter 押下して入力すると、情報のフィルターに失敗し検索結果が何も表示されない既知の不具合を修正しました。
- グラフの CSV エクスポート、設定エクスポート、システム / サポートログのダウンロードで、Please Wait… が発生し画面が切り替わらない既知の不具合を修正しました。
- グラフ一覧を表示した際にリセットボタンを押すと、一部ブラウザ(Edge、Firefox、Chrome)でグラフ画面がブランク画面に変わる既知の不具合を修正しました。
- グラフ描画で右から左へのドラッグや + ボタンを繰り返して開始時刻と終了時刻が矛盾している状態にすると、同一のグラフに対して時刻の変更をおこなっても反映することができない既知の不具合を修正しました。
- トポロジーの任意ノード追加で「登録」ボタンを複数回クリックすると、アイコンが増えていく既知の不具合を修正しました。
- トポロジー画面でマウスホイールによるアイコン縮小を最低限になるまでおこなうと、拡大表示できない既知の不具合を修正しました。
- ポータルウィジェットの「発生中のアラート」で、復旧済みアラートが表示されていた不具合を修正しました。
- ログインユーザーのパスワード変更で、入力制限未満(1 ~ 2)の文字を設定できる既知の不具合を修正しました。
- 一般ユーザーでポータル画面の非表示設定をおこなっても、「監視」タブをクリックするとポータル画面を表示する不具合を修正しました。
- 仮想監視で、NAT 構成(フロントエンドからバックエンドを参照)の VMware をフロントエンドのアドレスから登録しても監視できない不具合を修正しました。
- 仮想監視で vCenter、VMware ホストの状態が無効だった場合に、紐づく VMware ゲストの監視結果が取得できない不具合を修正しました。
- 環境によって、トポロジー画面の更新をクリックしてもマップが表示されない不具合を修正しました。
- 監視グループの登録画面でグループの展開をおこなうと、一部グループの『new』フォルダの表示が消える既知の不具合を修正しました。
- 最小値、最大値に接頭辞を指定した状態で自動調整をおこなうと、期待しないグラフ表示となる不具合を修正しました。
- 複数階層のグループで上位グループを削除しても、下位グループの内部データが削除されなかった不具合を修正しました。バージョンアップ前に不要なグループの内部データが残っている場合は、削除するようにしています。
【既知の問題】
- インターフェース名に <> で囲まれた文字列があるとブランク表示になる
説 明:
インターフェース名に <> で囲まれた文字列(例:< aabbcc >)があると、グラフツリーやグラフ一覧で対象のインターフェース名がブランク表示になる。
回避策:
インターフェース名を <> で囲まない文字にします。今後のリリースで修正予定です。 - ダブルクォーテーションで囲んだパラメータを表示できない
説 明:
スクリプト監視の「スクリプトパラメータ」にダブルクォーテーションで囲んだパラメータを登録すると、Web 画面で一部パラメータを残し表示できない。
回避策:
データベースに Web 画面で非表示となっているパラメータを含めて保存しているため、監視動作に影響はありません。今後のリリースで修正予定です。
- テンプレートカスタマイズ画面のページ維持
説 明:
テンプレートカスタマイズ画面で 2 ページ目以降を設定し実行ボタンを押すと、1 ページ目に戻ってしまう。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
- ライセンス有効期限が切れた場合の期待しない PUSH 監視
説 明:
本来ライセンス有効期限が切れたら PUSH 監視が停止するようにしたいが、グラフ更新やアラート通知がおこなわれる。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - 複数のウィンドウやタブで何れかの自動更新を有効にするとすべてに適用される
説 明:
複数のウィンドウやタブを開いている状態で、何れかの画面の自動更新を有効にするとすべての画面で自動更新が動作する。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - 分散構成でプロキシ経由の Web シナリオ監視に失敗する
説 明:
Web と Engine のように分かれた構成でプロキシ経由の Web シナリオ監視を登録すると、Web 側に保存したプロキシ情報が Engine 側に保存されず監視に失敗する。
回避策:
Web 側に保存されているプロキシ情報(background.js、proxy.zip)を Engine の /sa/scenario_scripts 配下にコピーしてください。今後のリリースで修正予定です。 - 凡例に「:」を含めると CSV Export したデータに何も情報が入っていない
説 明:
「Script Value Customize / 任意のアプリケーション監視(Customize)」(over 0 も含む)で凡例に「:」を含んだ場合、グラフデータの CSV Export でダウンロードする CSV ファイルに何も情報が入っていない。
回避策:
凡例に「:」を含まないようにしてください。今後のリリースで修正予定です。 - Web シナリオ監視登録後の編集画面でプロキシを有効にしても反映されない
説 明:
Web シナリオ監視登録後の編集画面でプロキシを有効にしても、実行スクリプトに内容が反映されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。
- アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。v 03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。v 03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
- v 03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。この影響によりアップデート前後でライセンス ID が変わり監視を継続できないこともあります。アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の [設定] – [システム設定] – [ライセンス設定] よりご確認いただけます。
以上