System Answer G2 の機能
System Answer G2 でご利⽤いただけるそれぞれの機能についてご案内します。
監視機能
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ベース機能
自社開発エンジンにより、1 分間隔の詳細な性能監視を実現いたします。また取得した性能情報を、標準設定で 1 分間隔のまま、3 年間という長期間の保存が可能です。
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SNMP 監視
標準 MIB だけでなく、多数のプライベート MIB もテンプレート化されているため、MIB ファイルの解析などの必要なく即座にマルチベンダー環境の監視が可能です。
また、動的に変化する OID にも対応したテンプレートや、プロセス監視機能も搭載しています。
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レスポンス監視
サービス品質の可視化として、ネットワーク遅延やサービスレスポンス状況を監視する機能です。
さまざまなプロトコルに対応し、応答(レスポンス)時間だけでなく、サービスの応答値やサービスステータスの変化による、アプリケーションエラー状況の監視も可能です。
TCP は任意のポート番号、UDP は一部のサービスの監視が可能です。
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Hypervisor 監視(API 監視)
オプション
VMware vSphere API を使用し、ハイパーバイザー(ESX)およびゲスト OS のリソース状況を監視します。
CPU やネットワーク帯域だけでなく、Disk I / O や Disk 遅延(レイテンシー)といった、仮想環境でトラブルの発生しやすい Disk 関連の詳細監視や、メモリーバルーン(Ballooning)などの VMware のゲスト環境独自のメモリー情報を含め、SNMP 監視などと同様に 1 分間隔の詳細な監視が可能です。
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アプリケーション監視
アプリケーションの稼働状況を監視いたします。 サーバーリソースだけでは把握できない、各アプリケーションの詳細な稼働状況や性能情報を把握することが可能です。
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ステータス監視
インターフェイスの Up / Down や各サービスのステータスといった、システムの状態を把握する機能です。
ステータスの遷移だけでなく、指定された状態から変動があった際の異常・復旧を把握することが可能です。
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独自スクリプト監視
既存のコマンドや独自スクリプトで監視をおこない、実行コマンドの結果を応答値やレスポンス値、ステータス値として、G2 上で活用することが可能です。
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SNMP トラップ監視
オプション
各ホストからの SNMP トラップを受信し、トラップアラート画面への表示や、メール・回転灯へのアラート通知をおこないます。
アラート機能
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アラート検知機能
各監視機能でのタイムアウトやベースラインアラートならびに index 変更により、SNMP で正常に取得できない異常をアラートとして検知します。
性能監視で必要なしきい値監視も、上限および下限の 3 段階のしきい値設定が可能なため、きめ細やかな性能監視が可能となります。
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アラート通知機能
アラート検知した情報を、メール / 回転灯 / シスログ通知 / トラップ通知ならびに独自スクリプト実行など、さまざまな手法で通知が可能です。
また、各アラート通知の実行を時間・曜日で制限をしたり、メールのフォーマットや通知間隔など、さまざまなカスタマイズが可能です。
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グループ機能
設定したグループごとに、通知方法を選択することが可能です。システム担当者ごとにアラート通知を振り分けたり、重要システムだけは一斉に通知をおこなうなど、知りたい情報を確実に通知するためのさまざまな設定が可能です。
表示機能
分析機能
その他の機能
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Topology 探索
オプション
定期的に Topology 状態を探索します。接続変更による G2 上のトポロジー構成を自動で変更することはもちろんのこと、新たに接続されたホストを、自動的に G2 の監視ホストに登録し、監視への運用負荷を軽減します。
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API 機能
オプション
System Answer G2 で取得した性能監視情報を、お客様のポータルサイトやアプリケーション上で公開することができる連携機能です。性能情報、グラフ画像、レイテンシーグラフ画像、CSV 出力データといった、さまざまな情報を取得することが可能です。
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自動レポート出力
定期診断レポートや設備投資計画用のデータ資料として、System Answer G2 で収集した性能監視情報から、自動的にレポートを作成することができます。
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テンプレートアップデート
定期的にアップデートをしている SNMP プライベート MIB 情報 を追加することが可能です。またテンプレートアップデートサービスをご利用いただくことで、新しく導入される装置の MIB 調査や監視テストを IBC がおこなうため、お客様に負担をかけることなく、マルチベンダー環境の詳細な性能監視を継続することが可能です。
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IPv6 対応(β 提供)
死活監視、SNMP 監視ならびに一部のレスポンス監視を、IPv6 にて監視が可能です。
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海外対応
日本語ならびに多言語に対応したシステムとなります。現在は日本語・英語のみの選択となります。
また各アカウントごとにタイムゾーンを変更することが可能です。
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モジュール別ソフトウェア
G2 は単一のソフトウェアではなく、監視エンジン / DB / Storage 機能などモジュール単位でインストールすることが可能です。
単一システムでの導入や、今後の監視拡張を見据えた分散システムでの導入など、小規模から大規模までの監視に対応しております。
監視エンジンは N + 1 の冗長構成が可能で、監視対象が急激に増えた場合でも、監視を止めることなくエンジンを追加することで対応できる、スケールアウト型の監視システムです。