EVENT
Interop 2023
アイビーシーのコントリビューターリーダーとNOC チームメンバーが、6/15(木)の ShowNet Stage にて対談しました。
皆さんこんにちは。アイビーシーでコントリビューターのリーダーを務めている明星と申します。
普段社内では、コンサルインテグレーション事業部というところでお客様のネットワークの安定稼働を支えるコンサルティングサービスの部門と、ネットワークインフラを実際に構築するインテグレーションサービスの部門を担当しています。よろしくお願いします。
こんにちは。ShowNet NOC チームメンバーのモニタリング担当の岩本と申します。よろしくお願いします。
同じく ShowNet NOC チームメンバーの橋本です。お 2 人とも、本日はよろしくお願いします。
ShowNet 環境におけるモニタリング
ShowNet はいくつかのチーム(分科会)に分かれていますが、岩本さんのいるモニタリングチームはどのようなことをしているのでしょうか?
今年の ShowNet 2023 モニタリングチームは、「パフォーマンス計測と詳細分析を組み合わせた監視基盤の実現」というテーマを掲げています。その中で色々な項目で計測をしていますが、今回は「ネットワーク可視化技術」と「監視データ分析による詳細分析」というところが一番当てはまる内容かと思いますので、こちらの内容をお話しさせていただきます。
モニタリングチームによる監視の対象はトポロジーマップ上の全ての機器です。この監視基盤の System Answer G3 は 3 台構成で、NTT コミュニケーションズ様のクラウド側と ShowNet 側の 2 系統で冗長化されています。
NOC メンバーによる System Answer G3 のオペレーションでは、特にインターフェースの流量を見ています。例えばユニキャストやノンユニキャストのトラフィックを見て、L2 のループが起こっていないか等の安定性を見るために活用しています。また、System Answer G3 はネットワークフロー解析ツールの Flowmon と連携して、フロー情報も一緒に見ることができる連携画面が実装されています。フローの検索機能もちゃんと System Answer G3 の中に組み込まれていて、フィルターを掛けて絞り込むこともできます。より細かい情報を見たい時には実際に Flowmon にログインして解析画面で見ていく形になります。
また、今回は連携実験の一環として、System Answer G3 とセイコーソリューションズ様のコンソールサーバーを連携しました。シリアルコンソール接続で定期的なコマンド実行で値を取得し、値がしきい値を超えるとアラートを出すデモンストレーションもおこなっています。Ping や SNMP のような一般的な監視だけではなく、コンソールサーバーのように少し特殊な部分にも対応できる「統合監視環境」を実現させるために、System Answer G3 を活用しています。
こういったインテグレーションができるのも、ShowNet に製品をコントリビューションする 1 つの楽しみですね。
アイビーシーのソリューションと System Answer G3 が持つ強み
ShowNet で使わせていただいてるアイビーシー様のシステム性能監視ツール「System Answer G3」について、詳しくお伺いできますでしょうか。
はい。製品のご紹介をする前に、我々アイビーシーと ShowNet へのコントリビューション内容について、軽くお話しさせていただきますね。
Interop Tokyo は今年で開催 30 周年ですが、アイビーシーも Interop に初めて参加してからちょうど 10 年目になります。ShowNet には 2015 年から参加させていただいています。もともとは System Answer G3 のみをコントリビューションしていましたが、現在はそれ以外にも様々な製品を ShowNet の中でご活用いただいています。
多くはモニタリングの分科会に参加していますが、テスター分科会の方でも脆弱性診断とアタックサービスの管理のため 「Tenable.one」という製品を活用していただいています。
橋本さんはテスターの分科会のほうでいつもご利用いただいていますよね。
はい。Tenable.one のおかげで脆弱なホストを見つけることが出来ました! ありがとうございます。
モニタリングの分科会のほうでは、まずメインの「System Answer G3」。
それから「System Answer G3-XC(クロスコネクト)」というマルチテナントツールで、オンプレミスとクラウドのハイブリッド構成で置いた複数の G3 のアラートやライセンスの一元管理をしています。
また、シスログ管理のための「LogOption」と、レポート作成のための「StatsOption」。これらは System Answer G3 のオプションで、StatsOptionは、System Answer G3 の UI だけでは表現しきれない複雑なレポートも作成することができます。
そしてフロー解析のための「Flowmon」。こちらも複数台持ち込んでいます。
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ShowNet と System Answer G3
さて、そんな System Answer G3 ですが、ShowNet へ 10 年もコントリビューションを続けられているとのことでした。
ShowNet の環境の企画、設計、運用までを実際におこなっている NOC メンバーにとって、System Answer G3 はどのような存在ですか?
モニタリングチームのオペレーションは「可視化して分析すること」がメインになりますので、その中でより多くの情報を集約しつつ、かつ細かく・わかりやすく見られる機能を持った監視製品というのは非常に重要な立ち位置です。こういったツールがあるからこそ、私たちは ShowNet のモニタリングオペレーションができていると思っています。
System Answer G3 は ShowNet の運用監視に欠かせない製品ということですね。
はい。先ほどもお話がありましたが、統合監視情報とフロー監視情報がどちらも一気に見られるのは System Answer G3 の大きな利点ですね。いくつもの情報を頭の中で整理しなければいけない状況って、やはり段々としんどくなってきてしまうんですよね。なので実際にオペレーションをしていて、これらを 1 つのツールで見られる = 管理すべきポイントが 1 つになることの便利さを非常に感じています。
確かに。一般的にアラートと実際のフローは人の目で確認して紐付けをしないといけませんが、ツールがそこまで自動的にやってくれれば人のオペレーション量や負荷は格段に減りますね。
それでは逆に、アイビーシー様にとっての ShowNet はどのような存在になりますでしょうか。
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対談の全体は、こちらから動画の閲覧および PDF のダウンロードが可能です。
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