明治学院大学は白金と横浜にキャンパスを構えており、どちらのシステムも白金キャンパスの情報システム部が管理をしている。委託の職員も含めて 30 名ほどで、PC 管理、AV 機器系、アプリケーション、各種サポートなどを対応している。監視対象は物理サーバー、仮想サーバー(VM ware)、基幹LAN(スイッチ、ルーター、ファイアウォール等)、無線 LAN(コントローラー、アクセスポイント)、クラウド(Azure)である。
元は OSS を使用して死活監視を行っていた。学内の無線通信が不安定になる事象が頻発していたが、異常に気が付くことができず、後手の対応となっており、また、どのアクセスポイントにどれくらいの台数が接続されているのかという情報を確認することができないため、原因特定につながる調査ができなかった。
コロナの流行開始から 1 年半が経過し、リモート授業が減少して登校する学生数が増えてきたことにともない、学生からの「Wi-Fi が繋がらない」という問い合わせ数も増加してきた。
ネットワークの安定稼働を実現するため、性能情報を監視できるツールを導入してデータを収集し、正確な原因特定と再発防止に繋げることとなった。