元は ZABBIX を自社でカスタマイズし、主にサーバーと回線を監視していた。しかし担当者以外のシステム部メンバーはアラートが届いても ZABBIX の画面の見方がわからず、解決できない事象も多かった。
2020 年、コロナ禍においてテレワークや Web 会議が多用されるようになり、インターネット回線のトラフィックが大幅に増量した。マックスでは社内業務用のサーバー(メールサーバー、コミュニケーションツールなど)を全てオンプレミスで一拠点に集めているため、8:00 ~ 10:00 ごろにかけての朝のメールチェックの時間帯には全国のリモートワーク社員からインターネット回線を通じてアクセスが集中し、通信遅延が発生していた。遅延緩和のため、どの太さの回線に切り替えれば良いか、インターネット回線以外の個所にボトルネックはないか といった調査をおこなったが、既存の監視では取得できていない情報が必要だった。そこで以前から取引のあったオーティ・コムネット社へ相談したところ、性能監視と運用コンサルティングの実績が豊富なアイビーシーと性能監視ツール System Answer G3 を紹介された。