CASE STUDY

導入事例・導入実績

インシデント発生時の状況把握を大幅短縮!14年にわたりITインフラの課題解決に貢献

System Answer G3
製造業

株式会社荏原製作所

株式会社荏原製作所

株式会社荏原製作所は、東京都大田区に本社を置く、インフラや産業用装置、設備を設計・製造する東京証券取引所一部上場企業である。コンプレッサ・タービン事業のエリオット社の親会社でもあり、風水力事業、環境事業、精密・電子事業を主要な事業としている。各分野にわたり製造、販売、工事、保守、サービスなどをおこなっている。

設立
1920 年(大正 9 年) 5 月
資本金
808 億円(2026 年 6 月末現在)
従業員数
連結 21,148 名
単体 5,489 名
(2026 年 6 月末現在)
所在地
〒144-8510 東京都大田区羽田旭町 11-1
事業内容
風水力事業、環境事業、精密・電子事業 他

 

 

荏原製作所様は、祖業であるポンプを主力事業とし、グローバルに 5 つの事業(建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子)を展開されています。近年は海外売上比率が高まり、それに伴い IT インフラも国内外へと拡大しています。

こうした環境の中で、 IT インフラの安定稼働の確保と、インシデント発生時の迅速な初動対応を実現するため、 System Answer シリーズは約 14 年にわたり継続採用されています。

System Answer シリーズは、荏原製作所様のさまざまな課題をどのように解決してきたのでしょうか。本記事では、導入の経緯や活用状況、実際の使い勝手について、 IT アーキテクト部 ネットワーク・システム課の藤原賢治様、鈴木琢巳様、宍戸一輝様にお話を伺いました。

 

 

【導入背景】

  • 事業環境の変化に伴い、ネットワーク監視レベルの高度化を求めていた(System Answer G2 初導入時)
  • その後、仮想サーバーの「稼働状況の健全性確認」や「リソース最適化」を効率化するための統合監視基盤を必要としていました(System Answer G2 継続利用)
  • 直近では、監視対象サーバーの増加やクラウドリフトの進展など、変化し続けるITインフラ環境に柔軟に対応できる監視基盤を求めていました(System Answer G3 導入時)

 

 

【採用ポイント】

  • 取得データを短時間で可視化(グラフ表示)できる点と、リアルタイム性の高さを評価しました(初導入時)
  • 追加オプションに依存せず、標準機能のみで健全性確認・リソース最適化・傾向分析といった運用高度化を実現できる点を評価しました(System Answer G2 導入時)
  • 監視対象の拡張やクラウド環境への展開に柔軟に対応できる拡張性に加え、 System Answer G3 を利用したアセスメントによる潜在的ボトルネックの可視化と高いコストパフォーマンスを評価しました(System Answer G3 導入時)

 

 

【導入効果】

System Answer シリーズの活用により、

① インシデント発生時の迅速な状況把握
② サーバー稼働状況の詳細データに基づく傾向分析および稼働調査の高度化
③ 設備更新時における潜在的ボトルネックの特定

といった実務的な効果が得られています。

 

 

監視の高度化とリソース最適化など、変化する課題に応え続ける

 

■導入背景

株式会社荏原製作所 情報通信統括部  IT アーキテクト部 ネットワーク・システム課/(右)藤原 賢治様、(左)鈴木 琢巳様、(中)宍戸 一輝様

 

〈担当・聞き手〉

アイビーシー株式会社 ビジネスソリューション営業本部 第 2 営業統括部 平澤 佑介

 

 

―― IBC :はじめに、皆様が所属されている「 IT アーキテクト部 ネットワーク・システム課」の役割についてお聞かせください。

 

荏原製作所様: IT アーキテクト部は、国内外の荏原グループ全体を対象に、 IT インフラの企画・設計から構築、運用、維持管理までを担う部門です。

その中でネットワーク・システム課は、ネットワーク基盤を専門に担当しています。具体的には、グループ全体の共通化・標準化を見据えた基盤整備、安定稼働を支える運用管理、さらにはコスト最適化を目的とした更新施策の推進などを担っています。

 

 

―― IBC :長年にわたり System Answer シリーズをご利用いただいていますが、改めて導入の背景を教えてください。

 

荏原製作所様: System Answer G2 を初めて導入したのは 2012 年 4 月です。当時の最大の課題は、ネットワーク監視の高度化でした。従来は機器の死活監視が中心であり、通信トラフィックや利用状況を定量的に把握する仕組みが十分に整備されていませんでした。

ネットワークの高度化・複雑化が進む中で、状況を可視化し、客観的なデータに基づく運用管理を実現する必要性が高まり、監視ツールの導入を検討しました。複数製品を比較した結果、取得データを短時間でグラフ化できる可視化性能とリアルタイム性を評価し、導入を決定しました。導入後、インシデント発生時の状況把握は飛躍的に迅速化しました。

 

 

―― IBC: 2014 年からは 新たな課題に対応するため、 System Answer G2 を継続利用されています。当時の課題と選定理由をお聞かせください。

 

荏原製作所様: System Answer G2 は、仮想サーバー環境のさらなる安定運用を実現するために継続採用しました。当時はオンプレミスの基幹系・業務系仮想サーバーを対象に、稼働状況の健全性確認やリソースの最適化、台数やリソース増加の傾向分析、定期報告といった運用統制業務に取り組んでいました。

しかし、これらの調査や資料作成には多大な工数がかかり、継続的かつタイムリーな対応が難しい状況でした。その課題を解決したのが System Answer G2 です。

他社の製品とは異なり、追加オプションに依存せず、標準機能のみで必要要件を満たせる点が決め手でした。さらに、既存の System Answer G2 にサーバーも統合することで、ネットワークとサーバーの稼働状況を同一画面で可視化できる体制を実現しました。 1 分間隔で取得したポーリングデータを 5 年間保持できる点も、長期傾向分析や精度の高いレポート作成において大きな価値を発揮しています。

 

 

―― IBC : 2018 年からは System Answer G3 へ移行されていますね。

 

荏原製作所様:監視対象サーバーの増加やクラウドリフトの進展など、当社を取り巻く IT 環境は大きく変化しました。その都度、他社製品との比較検討を行っていますが、最終的に System Answer G3 の継続採用を決定しています。

時代の変化に応じた基本要件を備えつつ、高いコストパフォーマンスを維持している点が、継続評価の理由です。

 

 

インシデント発生時の状況把握を「数時間」から「約10分」へ大幅短縮

 

■導入効果

 

―― IBC :導入効果について、さらに具体的に教えてください。先ほど、インシデント対応が迅速化したとのお話がありましたが、一例を挙げていただけますか。

 

荏原製作所様:導入前は、インシデント発生時に各機器のログを個別に確認し、状況を整理するまでに 2 〜 3 時間を要することもありました。

現在は System Answer G3 で可視化されたグラフを確認することで、約 10 分で状況を把握できます。原因特定までの初動時間が大幅に短縮され、対応スピードは飛躍的に向上しました。

 

 

―― IBC : System Answer シリーズが日々の業務の中で、特に貢献していると感じる点は何でしょうか。

 

荏原製作所様:まず、直感的に状況を把握できる点です。ダッシュボードやポート情報が視覚的に整理されており、現場からは「一目で分かる」と高く評価されています。

さらに、取得データが「丸め処理」されず、そのまま可視化される点も重要です。数値を簡略化しないため、微細な変動まで正確に把握できます。その結果、インシデント発生時の分析精度が向上し、原因特定の確度が高まりました。

また、「ランキング機能」も実務で有効に活用しています。膨大な監視データの中から、ボトルネックとなっている機器や項目を自動的に順位付けして表示できるため、優先度の高い箇所から効率的に改善策を講じることが可能になりました。

 

 

―― IBC : System Answer G3 によって、業務を大きく改善できたという事例はありますか

荏原製作所様: 2024 年には、通信遅延が課題となっていた拠点の設備を全面更新しました。その際、 System Answer G3 を活用して事前・事後アセスメントを実施しました。

 

その結果、

・設備更新による改善効果を、数値に基づいて定量的に確認
・通常監視では顕在化しなかった潜在的ボトルネックの特定

が可能となり、次の改善施策へ迅速に接続することができました。

 

 

国内外ネットワークの一元管理により、インシデント初動対応を迅速化

 

■今後の展望

 

―― IBC :近年、企業活動におけるインシデント対応の重要性が一段と高まっています。長い歴史を持つ上場企業である貴社においては、なおさらその重要度が高いのではないでしょうか。

 

荏原製作所様:おっしゃるとおりです。当社は海外事業の比率が高まっており、インシデント発生時には国内外を問わず迅速に検知し、適切に対応できる体制の構築が不可欠だと考えています。それが私たちの重要な責務です。

 

 

―― IBC :その取り組みの一環として、今後も当社の System Answer シリーズをご活用いただければ幸いです。

 

荏原製作所様:現在は国内拠点に限定して System Answer G3 へ監視対象を登録していますが、今後は海外拠点にも対象を拡大していく方針です。

国内外のネットワーク情報を一元管理できれば、海外でインシデントが発生した場合でも即座に状況を把握できます。結果として初動対応のさらなる迅速化につながると期待しています。

 

 

――IBC:引き続き、 System Answer を通じて貴社の取り組みをご支援できれば幸いです。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

 

 

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