愛知県では、2021 年より 5 か年計画で「あいち DX 推進プラン 2025 ~デジタルで生まれ変わる愛知~」という事業プロジェクトが進んでおり、県政をとりまくデジタル環境の変化に合わせた ICT の利活用および DX を推進している。県における ICT インフラ運用・情報システム業務効率化をおこなってきたNTTデータ東海は、当該事業プロジェクトの一環で庁内ネットワークの監視も担当していたが、以下の課題を抱えていた。
①障害検知後の対応 | ②原因分析の難しさ | ③ネットワークとサーバーの 別運用監視による煩雑さ | ||
![]() 死活監視やしきい値監視のみおこなっていたため、しきい値超過通知を受けてから慌てて対応する状況であった。事後処理で、対応手段も限られていた。 | ![]() 1 か月経過した過去のデータが 1 時間ごとに平均化されてしまっていたため、瞬間的に数値が跳ね上がるような異常な事象について、連続性や周期性があるかといった分析ができず、原因特定も明確にできていなかった。 | ![]() ネットワーク監視とサーバー監視で別々のツールを使用しているため、2つの管理画面を確認しなければならず、運用面での負荷が大きかった。 |
これらの課題を解決するため、新たな製品を探すこととなった。様々なツールを調査していく中でアイビーシーの System Answer G3(以下 G3)を知り、既存の海外製監視ツールと比較検討をおこなった。
次期監視ツール 検討コンセプト | 将来のIT障害予防(正しい分析)に貢献できるツールを採用したい! |