CASE STUDY

導入事例・導入実績

学内の教育研究基盤となるネットワークインフラの性能監視を実現

System Answer G2
教育・学習支援業

日本大学 文理学部

日本大学 文理学部

日本大学は、1889 年に創立された日本法律学校を前身とし、これまで 100 万人以上の卒業生を輩出してきた。多彩なフィールドを備えた魅力のある真の総合大学として、学部ごとに独立したキャンパスを持ち、ソフト・ハード面を含めた教学環境を充実させている。
日本大学文理学部は日本で唯一、文理融合を理念として掲げた総合学部である。「人文系」「社会系」「理学系」計 18 の専門学科では、それぞれの分野を極めながら「文」「理」の垣根を超えたボーダーレスな学びが得られる。専門知識を社会で活用するために、基礎教養や資格取得を有機的に結びつけた独自のカリキュラムで、ゼネラリストとスペシャリストの両立を目指している。

日本大学 文理学部

創設
1901 年(前身である高等師範科の設置)
所在地
東京都世田谷区桜上水3-25-40
設置学科
哲学科、史学科、国文学科、中国語中国文化学科、英文学科、ドイツ文学科、社会学科、社会福祉学科、教育学科、体育学科、心理学科、地理学科、数学科、地球科学科、情報科学科、物理学科、生命科学科、化学科
導入内容
開始
2015 年 9 月 System Answer G2 - Trap オプション - Syslog オプション - API オプション - Hypervisor オプション
用途
学内インフラ監視
規模・対象
150 ノード / 15,000 項目 物理 / 仮想サーバー、ネットワーク機器

文理学部キャンパスのネットワーク / サーバーの運用管理は、コンピュータセンター内でおこなっている。

学内の教育研究基盤となるネットワークの基盤は System Answer G2 で安定運用を実現している。

導入背景

本学部では、1992 年には既に教員の研究用として、学内からインターネットに繋いでいた。現在、学内では 24 時間 365 日、学生・教職員がネットワークを利用しており、止まることが許されない状況である。年々デバイスや使い方が多様化する中、求められることも多くなってきており、メールが送受信できないだけでも一大事である。

また、学生が就職活動でインターネットを使うことが主流となり、利用量は増加し続けている。そのような状況下で、学内の教育研究基盤となるネットワークインフラの性能監視は、必要不可欠である。

元々はフリーツールを導入し、ネットワークやサーバーの監視をおこなっていたが、設定や変更に伴う作業が煩雑なため、メンテナンスが困難であり運用も容易でなかったことが問題であった。

その後、商用で海外製の監視ツールを導入したが、監視テンプレートの種類が少なく、本学部で導入している某メーカーの機器が対象外であった。

採用理由

ほかに良いツールがないかと模索していた頃、新キャンパスで構築するネットワーク用に監視ツールが必要となった。本学にネットワーク機器の導入実績のあるベンダーより System Answer G2 の紹介を受けて検討した結果、以下の点を評価し、採用することにした。

①国産製品で馴染みやすいため、運用が容易である
②監視テンプレートの種類が豊富で、監視したい機器の情報取得が容易である
③保守やサポートなどのサービスが手厚いため、安心して長期的に付き合える

導入後、問題なく運用ができると判断し、既存の商用ツールが値上がりしたこともあり、本学部の監視ツールを System Answer G2 に統一することを決定した。

効果・感想

まず特筆すべき点として掲げられるのは、1 分間隔という細かいデータを、3 年間蓄積できる点である。また、容易にアウトプットできる点も便利であり、レポートにおとしたものはベンダーとの共通認識の材料として、そのまま活用できる点についても評価できる。

日頃の運用では、重要な機器をブックマークに登録し、安定稼働しているかどうかを確認しているが、GUI 上でリアルタイムに性能状況を一目で確認できることも、これまでの監視ツールと比較した優位点であるといえる。

導入後、遅延などのトラブル発生時のボトルネックの特定に大いに役立っている。System Answer G2 にログインすれば、すぐに解析することができるため、クレームを受けてから対応するまでの時間と工数が大幅に削減された。

今後のプラン

今後、各種クラウドサービスを導入する際に、注視するべき監視項目としてセッション数を考えているが、System Answer G2 では既にテンプレート対応しているため設定を加えることは容易であり、リソース情報との相関性を解析するために、ブックマーク機能とともに活用する予定である。

また、現在学内で 200 台以上の無線 LAN アクセスポイントを運用しており、さらに増設予定があるため、利用状況のトレンドを把握し、アクセスポイントの最適な配置と台数を検討するための指標として、活用することも検討している。

IT の利便性を向上させることは、本学部におけるサービス向上のために重要である。すべての教職員と学生がいつでも、快適にかつセキュアに、ネットワーク接続できる環境を整備し続けることで教育研究活動を支えていきたい。

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