【重要】必ずお読みください
<使用する Web ブラウザに関する注意事項>
・ System Answer G3 で推奨するブラウザを利用し意図しない動作となる場合、閲覧履歴の削除、ブラウザの再インストールなどをお試しください。
最新のバージョンが提供されている場合は、バージョンアップしてください。
<アップデートに関する注意事項>
・ アプライアンス版に関して、v03.27-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v03.14-02→v03.18-01→v03.19-01→v03.20-01/v03.20-02→v03.27-00
・ System Answer XC 製品に関して、管理下にある System Answer G3 を先にアップデートして上位バージョンとさせる場合、機能変更によって画面が上手く表示できない、ライセンス認証が停止して監視動作に影響を及ぼすことがあります。
System Answer XC → 管理下の System Answer G3 の順番でアップデートいただくようにお願いします。
・v03.26-00以降で追加した新機能(ダイナミックブックマーク)をインターネットにアクセスできない環境下で初回インストールする場合、用途で必要となるパッケージを事前にローカルレポジトリなどで準備いただきセットアップスクリプトを実行する必要があります。
新機能(ダイナミックブックマーク)を利用しない場合は scheduled_correlation_setup.pl および realtime_correlation_setup.pl のセットアップスクリプト実行は必須ではございません。
【バージョン】
v03.28-00
【リリース日】
2023 / 09 / 15
【新機能】
- Linux エージェントからアクセス対象の URL や FQDN 、IP アドレスに対する応答値、パケットロス、経路情報、コンテンツ毎の時間計測を可視化する CX (カスタマーエクスペリエンス)監視オプションを追加しました。
オプションを利用することで各エージェントからアクセス対象先までのネットワーク パス(経路間の応答値やパケットロス率など)、ページロード(CSS ファイルや Java スクリプトなどのコンテンツ読み込み時間)を表示することができます。
System Answer G3と連携することで計測値に対するしきい値やタイムアウト、エラーアラートを検知できます。 - IT 障害 119 レスキューの受付ページボタンを新規に追加しました。ボタンを選択する事で、IT 障害 119 レスキューの受付ページを新規タブで表示します。
画面上部にある「IT 障害 119」は環境設定 http.view.it119 で表示制御がおこなえます。 - 株式会社日立製作所社製 JP1/IM – Manager の連携機能を追加しました。
System Answer G3 から JP1/IM – Manager に対してアラートの通知連携がおこなえます。 - 以下の環境設定を新しく追加しました。
config.check.mail.regex / http.node.interval / http.view.it119 / monitor.expire.cx_data / samaintenanced.wait.check_baseline_priority / samaintenanced.wait.check_dynamic_bookmark / samaintenanced.wait.check_graph_ds / samaintenanced.wait.check_license / samaintenanced.wait.check_license_status / samaintenanced.wait.check_mail_log / samaintenanced.wait.check_monitor_alert / samaintenanced.wait.check_monitor_count / samaintenanced.wait.check_monitor_status / samaintenanced.wait.check_node_data / samaintenanced.wait.check_node_merge / samaintenanced.wait.check_php_kvs / samaintenanced.wait.check_request2 / samaintenanced.wait.check_treeview / samaintenanced.wait.check_treeview_group / samaintenanced.wait.check_vm / samaintenanced.wait.check_vm_request / samaintenanced.wait.exec_pgfunc_query / samaintenanced.wait.make_trend_send_list / samaintenanced.wait.make_yoy_send_list / samaintenanced.wait.recovery_alert / samaintenanced.wait.update_cx_config / samond.db_worker.enable / samond.db_worker.interval / samond.db_worker.proc_limit / samond.db_worker.wait_limit / sanoded.registerd.limit / trap.limit
【テンプレート追加】
- Cisco Systems 社製 Catalyst 9800 の監視項目を追加しました。
- Cisco Systems 社製 Nexus 9000 の監視項目を追加しました。
- Cisco Systems 社製 WLC の監視項目を追加しました。
- ミハル通信社製の監視項目を追加しました。
- Juniper Networks 社製の監視項目をベータ実装で追加しました。
- Arista Networks 社製の監視項目を追加しました。
- D-Link社製 DXS-3610 の監視項目を追加しました。
【テンプレート変更】
- VMware ESXi 8.0 および VMware vCenter Server 8.0 の監視に対応しました。
【仕様変更】
- 「監視」、「ログ」、「ブックマーク」などの上部タブでクリック判定箇所を拡大しました。
- 「昨対比較 CSV 登録」を「昨対比較 CSV 登録/編集」に名称変更しました。
- 「しきい値 CSV 登録」を「しきい値 CSV 登録/編集」に名称変更しました。
- 「テンプレートカスタマイズ(カテゴリー)」画面のフォルダ構成を変更しました。
- Response/Value 監視(一部除く)で IP アドレスの初期値が入るように変更しました。
- samaintenanced サービスの auto_update 処理を見直しました。
- System Answer G3 製品のセットアップスクリプト内容を見直しました。
- System Answer XC 製品のセットアップスクリプト内容を見直しました。
- アラート画面からしきい値、ベースラインアラートに関するグラフを表示する際に該当する内容(しきい値線、ベースライン)が指定された状態で描画するように変更しました。
- アラート通知履歴画面にメール送信時の結果を残すように変更しました。
- 一部設定項目の英語表示サイズを変更しました。
- 一覧画面下部にある矢印アイコン(ページ移動)の位置を固定するように変更しました。
- 一般ユーザーでトップページが選択できるように変更しました。
- 一般ユーザーのトップページ指定で無効表示にしているページを選択するとエラーメッセージを表示するように変更しました。
- 画面左上の「System Answer G3」ロゴ部分をクリックするとシステム管理者ユーザー、一般ユーザーで設定されたトップページを表示するように変更しました。
- 環境設定 dynamic_bookmark.alert.correlation_lower_limit、dynamic_bookmark.alert.correlation_upper_limit を変更すると「相関」タブの相関係数(絶対値)に反映するように変更しました。
- 環境設定 samond.db_worker.enable が無効だった場合、監視動作状況画面に監視DBの平均同時接続数を表示するように変更しました。
平均同時接続数が Database の CPU 数を常に超えていると高負荷によって監視動作に影響を与えていることがあります。高負荷が続く場合はリソースの追加をご検討ください。 - 環境設定 trap.limit で外部から受け取るトラップメッセージ全体の保存件数を指定できるように変更しました。
既知の問題で記載していた大量にトラップを受信しているとページ表示が遅くなる件に対応しています。
保存件数を超えた過去のトラップメッセージは削除されるため、トラップ送信台数や環境設定 trap.limit の内容によってアドレス単位に上限 10000 件のトラップメッセージを保存できないことがあります。 - 環境設定更新後、画面の再読み込みをおこなうように変更しました。
- 監視動作状況画面で監視DBの接続推移を表示するように変更しました。環境設定 samond.db_worker.enable が有効だった場合は表示しません。
- キャパシティ監視に関わる名称を「トレンドライン」から「キャパシティ予知」に変更しました。
- グラフのサマリー表示で過去 1 日、1 週間、1 か月間、1 年前の縦軸の最大値を統一して表示するように変更しました。
- グラフパラメータ「自動調整」を「上限値調整」に名称を変更しました。
- グラフパラメータ「上限値調整」のチェック有無を記憶するように変更しました。
環境設定 http.graph.force.autolimit が有効だった場合の動作に影響しません。 - グラフパラメータで「開始」または「終了」時間を手動で設定後、「開始」、「終了」以外の画面をクリックしないとグラフの再描画をおこなわないように変更しました。
- グラフパラメータで「上限値調整」にチェックを入れると最小値、最大値をグレーアウトで表示するように変更しました。
- グループまたはブックマークに紐づいたグラフの一覧、個別表示で最小値、最大値を記憶するように変更しました。
環境設定 http.graph.force.autolimit が有効だった場合は「上限値調整」にチェックを入れて表示します。 - 検索ノード登録のインターバルをデフォルト 3600 秒に変更しました。
環境設定の「http.node.interval 」でデフォルト値を変更できます。 - テンプレートカスタマイズ画面のベンダー名表示内容を変更しました。
- ブックマーク画面でグラフ一覧表示の中から個別にグラフを表示、閉じた後、画面の再読込をおこなわないように変更しました。
- ブックマークグラフの表示速度を改善しました。
【機能拡張】
- API オプションでグループとノードの紐付け情報を取得するパラメータを追加しました。
- SNMP、VMware 監視の自動登録される監視項目数に対して上限数を指定できる機能を追加しました。環境設定 sanoded.registerd.limit を指定します。
例としてライセンス項目数が 20000 、sanoded.registerd.limit を 15000 と指定した場合、1500 0項目まで SNMP 、VMware 監視項目の自動登録をおこないます。
環境設定 sanoded.registerd.limit で指定する内容は手動で登録する監視項目(Resp / Value、ステータス監視など)には影響しません。先ほどの例であれば残り 5000 項目で手動による監視項目を登録できます。
CX監視オプションを利用する際に Network Path、Pageload 監視用のライセンスを確保する用途などで利用します。
環境設定に指定する内容がブランクまたはライセンス項目数以上となっている場合、従来通りライセンス項目数まで自動登録はおこなわれます。 - WMI 認証設定でリモート接続:pywinrm を利用する際にプロトコル、ポート番号を指定できる機能を追加しました。
- アラート画面から表示する相関グラフの順番を変更した後に並び替えボタンでリセットできる機能を追加しました。
- アラートメール送信不可の場合に Slack または Teams でメール送信エラーを通知する機能を追加しました。
- 一般ユーザーで「監視タブ」、「ログタブ」表示の有効/無効設定を追加しました。
- グラフパラメータの変更内容を記憶し戻る/進むことができる機能を追加しました。
別グラフを表示した場合はリセットします。 - 検索結果一覧画面に「削除」カラムを追加しました。チェックを入れて「削除」ボタンを実行すると一括削除がおこなわれるようになります。
- トラップ受信画面でホスト、種別のフィルター表示ができる機能を追加しました。
- ライセンスチェック通知でハイパーリンクとメンション通知が指定できる機能を追加しました。
【不具合修正】
- AWS 監視のノード検索に失敗しても Succeededと表示される既知の問題を修正しました。
- EL8 環境でグラフ詳細に半角スペースを含めても反映されない不具合を修正しました。
- WMI ノードのIPアドレスを変更できない既知の問題を修正しました。
- アプライアンス製品で本体の SNMP コミュニティ名を変更してアップデートするとデフォルトのコミュニティ名(sapublic)に戻ってしまう不具合を修正しました。
- アプライアンス製品のアクセス制御(HTTPD)画面で 9 ~ 18 個登録されている状態で1つでも設定内容を削除するとすべての設定内容が削除される不具合を修正しました。また、設定内容によっては 1 つの設定を削除すると意図しない削除がおこなわれる不具合を修正しています。
- 親子関係を持つブックマークグループが紐づいているユーザーを削除できない不具合を修正しました。
- 環境設定 monitor.alert.threshold.split を 1 に設定、且つ複数のしきい値アラートが継続している状態で、monitor.alert.threshold.split を 0 に戻した場合、同一のアラート種別を持つアラートが複数継続してしまう不具合を修正しました。
- グラフ詳細の変更が「設定値更新」ボタンをクリックせずに保存できる不具合を修正しました。
- 検索結果一覧で仮想ノードの認証情報を変更できない既知の問題を修正しました。
- 定期相関分析が動作、且つダイナミックブックマークを作成している環境からアップデートすると、データベースアップデート処理に時間が掛かる不具合を修正しました。
【既知の問題】
- Cisco の Memory Use Rate で期待しない項目数消費をおこなう
説 明:
Cisco の Memory Use Rate で期待しない項目数を消費する。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、OCI 監視がおこなえない
説 明:
EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグにより、ディメンションの取得に失敗し、監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、Slack 通知がおこなえない
説 明:
Slack側の仕様変更(HTTP バージョン 1.0 の廃止)により、EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl で、HTTP バージョン 1.1 の接続に失敗し、Slack 通知がおこなえない。
回避策:
プロキシを通過させない設定でご利用ください。今後のリリースで修正を検討します。 - Redmine 連携の複数登録がおこなえない
説 明:
Redmine 連携を複数登録した場合に詳細設定画面に1環境の Redmine 情報しか表示できない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
- Traffic Use Rate V2c のグラフ表示色が異なる
説 明:
Traffic Use Rate V2c のグラフ表示色が異なる
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - アラート表示色を変更してもノードアイコンに反映されない
説 明:
アラート表示色を変更してもノードアイコンに反映されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - デフォルト設定の EL8で、ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
EL8でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLSv1.0および1.1を利用した監視がおこなえなくなる。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーをLEGACYに変更することで、監視がおこなえるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening - メール送信失敗時の通知で Slack の通知が成功しても Failed to wait と表示される
説 明:
メール送信失敗時の通知で Slack の通知が成功しても通知結果に「Failed to wait」を表示する。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - 13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンスIDが変わり監視を継続できないこともあります。
アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。
ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の[設定]-[システム設定]-[ライセンス設定]よりご確認いただけます。 - サポート対象ソフトウェアバージョンは最新バージョンおよびマイナーバージョンの2世代前までがサポート対象となります。
(参考)Ver 03.10-00 の場合マナーバージョンは『10』
ソフトウェア版では <アップデートに関する注意事項> に記載があるようなバージョンを経由したアップデートをおこなう必要はございませんが、2 世代を超える過去バージョンからアップデートすると仕様変更や不具合修正の内容によって想定しない問題が起こる可能性もあります。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
以上