【重要】必ずお読みください
アプライアンス版に関して、v03.23-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v 03.14-02 → v 03.18-01 → v 03.19-01 → v 03.20-01 / v 03.20-02 → v 03.23-00
アプライアンス版に関して、v 03.20-01 でフォルトウェアアップデート機能におけるアップロードファイルサイズの上限を変更しています。v 03.20-01 をアップデートする前に、v 03.19-00 または v 03.19-01 のバージョンを経由してアップデートしていただくようにお願いします。
Google Chrome 80 以降を利用している場合、System Answer G3 へのブラウザによる HTTPS 接続が正常に動作しないことがあります。正しく動作しない場合は Google Chrome を最新バージョンにアップデートして接続ください。最新バージョンへアップデートしても改善されない場合は Google Chrome 以外のブラウザを利用するか HTTP 接続でお試しください。HTTP 接続は製品や環境によって対応しないことがあります。
【バージョン】
v 03.23-00
【リリース日】
2021 / 09 / 29
【新機能】
- SNMP、VMware で検索によって登録された監視項目の消費率を定期的、もしくはしきい値を超えた場合に通知する機能を追加しました。
- 以下の環境設定を追加しました。
sanodecheckd.debug / sanodecheckd.interval.discovery_item /
sanodecheckd.read_config_interval / sareplaced.debug /
sareplaced.interval.replace_item / sareplaced.read_config_interval /
sareplaced.replace_count / satrendd.calc_count / satrendd.debug /
satrendd.interval.calc_trend / satrendd.interval.check_alert /
satrendd.read_config_interval / sayoyd.api.key / sayoyd.calc_count /
sayoyd.cf_id / sayoyd.connection_timeout / sayoyd.graph_width /
sayoyd.interval.calc_yoy / sayoyd.interval.check_alert /
sayoyd.post_timeout / sayoyd.read_config_interva /
sayoyd.start_month / sayoyd.status / sayoyd.web_target - 現在までのグラフ情報からトレンドを予測しリソース最大値、しきい値を超える時期を判断するキャパシティオプションを追加しました。
- 指定した開始月を基に前年度の推移と今年度の将来予測を算出しリソース最大値、しきい値を超えないかを判断する昨対比較オプションを追加しました。
- リプレース前の RRD ファイルのデータを、リプレース後の RRD ファイルに対して結合するウィザードメニューを追加しました。
【テンプレート修正】
- WMI 用監視項目 アクティブセッション数の内部管理バージョンを修正しました。
【仕様変更】
- CentOS 8 および RHEL 8 環境のセットアップスクリプトで Docker イメージのダウンロード先を変更しました。
- Slack 通知連携で内部利用する HTTP バージョンを 1.0 から 1.1 に変更しました。今回の変更は Slack 側の API 仕様変更によるものです。
https://api.slack.com/unsafe-tls-deprecation - System Answer XC 製品でリンク先 G3 のシスログ、トラップにある表示色設定画面などを非表示にするように変更しました
- 監視グループノード設定画面の「全設定」のクリック判定を変更しました。
【機能拡張】
- 休日カレンダー設定で 2016 ~ 2021 年の休日設定を追加しました。
【不具合修正】
- OS コマンドインジェクションの脆弱性対策をおこないました。
- Web シナリオ監視で分割、ベースライン表示をおこなうと無効状態のテスト項目(データソース)が「Unknown error.」で表示される既知の不具合を修正しました。
- Windows のドライブ名などグラフ詳細に「\」を含むとグラフ閲覧ユーザーの絞り込み検索がおこなえない既知の不具合を修正しました。
- アラート画面の開始または終了日時で Enter キーをクリックすると別のアラート画面(アラート一覧もしくは非表示アラート一覧)を表示する既知の不具合を修正しました。
- アラート通知履歴画面の通知 ID、通知日時でフィルター検索がおこなえない既知の不具合を修正しました。
- 休日カレンダー設定で春分の日、秋分の日、即位礼正殿の儀の定義内容が誤っていた不具合を修正しました。元設定が削除できた場合に修正します。
- 休日カレンダー設定で第 1 月曜日、第 2 火曜日などの判断が誤っていた不具合を修正しました。
- グラフ閲覧ユーザーのグラフ選択でステータス監視が表示される既知の不具合を修正しました。
- しきい値の登録 / 解除をおこなう場合にタイミングによって最終発生日時、発生回数が更新されないアラートが残る既知の不具合を修正しました。
- システム詳細情報の「項目名」カラムでフィルター検索がおこなえない既知の不具合を修正しました。
- 設定一覧画面のフィルター検索で特定記号を利用する際に検索に失敗していた不具合を修正しました。
【既知の問題】
- EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境 OCI 監視がおこなえない
説 明:
EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグによりディメンションの取得に失敗し監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境 Slack 通知がおこなえない
説 明:
Slack 側の仕様変更(HTTP バージョン 1.0 の廃止)により EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl で HTTP バージョン 1.1 の接続に失敗し Slack 通知がおこなえない。
回避策:
プロキシを通過しない設定でご利用ください。
今後のリリースで修正を検討します。 - デフォルト設定の EL8 で ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
EL8 でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLS v 1.0 および 1.1 を利用した監視がおこなえなくなります。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーを LEGACY に変更することで監視がおこなえるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v 03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v 03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - v 03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンス ID が変わり監視を継続できないこともあります。アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の [設定] – [システム設定] – [ライセンス設定] よりご確認いただけます。
以上