Ver 02.11.86 リリースノート
バージョン
v 02.11.86
リリース日
2017 / 07 / 26
【仕様変更】
リンク速度の自動認識
仮想マシン監視オプションの仮想ホストのリンク速度に関する監視項目(ESX Net Traffic Use Rate)において 1 GB 固定となっていたリンク速度を自動的に認識してグラフに反映できるようにいたしました。
特定 VLAN ID の検索除外
トポロジーマップオプションの自動探索で Cisco 社製品の特定 VLAN ID(1002 ~ 1005)に対して検索除外をおこない Authentication Failure トラップを発行させないようにいたしました。
【不具合修正】
オプション機能でメールサーバーの設定に認証情報があるアラート通知(アプライアンスのみ)
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- SNMP トラップ受信オプションとシスログ受信オプションのメールサーバーの設定で認証情報があるとアラート通知がおこなわれない。
- 対策:
- SNMP トラップ受信オプションとシスログ受信オプションのメールサーバーの設定で認証情報があってもアラート通知がおこなわれるようにいたしました。
ストレージの最大値
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- ストレージ使用量(名称検索)(Storage Utilization Key)を監視しても最大値を持たないため、しきい値テンプレートによる割合のしきい値やランキングでの使用率表示ができない。
- 対策:
- ストレージ使用量(名称検索)(Storage Utilization Key)を監視した際に最大値を保持するようにいたしました。
マージ処理の変更
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- マージ処理とベースライン更新処理が重なるとデータベースでデッドロックが発生し、不完全なままマージ処理がおこなわれて過去データを削除する恐れがある。
- 対策:
- マージ処理とベースライン更新処理が重なってデータベースでデッドロックが発生しても、過去データが削除されないようにいたしました。
メールサーバーで空白にした認証情報の即時反映(アプライアンスのみ)
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 各メールサーバーの設定で入力済みの認証ユーザーとパスワードを空白にして再登録しても即時反映されない。
空白にした認証情報を反映するにはアラートに関するサービスの再起動が必要になる。 - 対策:
- 各メールサーバーの設定で入力済みの認証ユーザーとパスワードを空白にして再登録してもアラートに関するサービス再起動の反映が不要となりました。
仮想ディスクの追加
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 仮想マシン監視オプションでゲスト OS に追加した仮想ディスクが、再更新をおこなっても監視項目に反映されない。
- 対策:
- ゲスト OS に追加した仮想ディスクが再更新をおこなうと監視項目に反映できるようにいたしました。
仮想マシンのポートグループ表示
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 仮想マシン監視オプションで各ポートグループの合計トラフィック送受信量(ESX Net Traffic Port Group)を監視しても複数あるポートグループの内、1 つのみしか表示されない。
- 対策:
- 各ポートグループの合計トラフィック送受信量(ESX Net Traffic Port Group)を監視した際にポートグループが複数あっても、すべて表示されるようにいたしました。
監視ホスト一覧の「リセット」ボタン
- 対象:
- 02.11.85 のみ
- 事象:
- 監視ホスト設定一覧の「リセット」ボタンが画面枠外にあり表示できない。
- 対策:
- 監視ホスト設定一覧の「リセット」ボタンが画面枠内に表示されるようにいたしました。
装置状態通知の意図しないサービス名(アプライアンスのみ)
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 装置状態通知で送付されるメールに、「監視装置サービス状況」画面にはないサービス情報が表示される。
- 対策:
- 装置状態通知で送付されるメールに、「監視装置サービス状況」画面と同じサービス情報が表示できるようにいたしました。
特定監視項目の Counter 64 を考慮した計算
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 特定監視項目で Counter 64 を考慮した計算がおこなわれておらず意図した結果にならない。
- 対策:
- 特定監視項目で Counter 64 を考慮した計算がおこなわれるようにいたしました。
特定監視項目の一覧表示
- 対象:
- 02.10.12 以前
- 事象:
- 特定監視項目を登録中にバージョンアップをおこなうと、一覧表示から項目が消えて削除や追加ができない。
- 対策:
- 特定監視項目を登録中にバージョンアップをおこなっても、一覧表示から項目が消えないようにいたしました。
複数項目を削除した後の一覧更新
- 対象:
- 02.11.85 以前
- 事象:
- 仮想マシン監視オプションにおいて複数ある監視項目(データストアやディスク、ネットワークなど)の一部を削除して再更新をおこなっても削除した情報を含めて表示できない。
- 対策:
- 複数ある監視項目の一部を削除して再更新をおこなっても正常に表示できるようにいたしました。
【テンプレート新規追加】
- A10 Networks 社製 Thunder ADC の監視項目を追加いたしました。
- アラクサラネットワークス株式会社製 AX3660S の監視項目を追加いたしました。
- NTT エレクトロニクス株式会社製 プラスレピータアクセスシャーシの監視項目を追加いたしました。
- NTT エレクトロニクス株式会社製 Access1000 の監視項目を追加いたしました。
- NTT エレクトロニクス株式会社製 Unity Wave の監視項目を追加いたしました。
- Nutanix 社製 NX シリーズの監視項目を追加いたしました。
- 株式会社ハウ製 I/OdeLAN の監視項目を追加いたしました。
- Palo Alto Networks 社製 PA シリーズの監視項目を追加いたしました。
- Net-SNMP のメモリー関連監視項目を追加いたしました。
【テンプレート変更】
- F5 Networks 社製 Big-IP シリーズの監視項目を正常に取得できるように修正いたしました。
- NetApp 社製 NetApp シリーズの一部監視項目においてクォータ上限変更時の不具合を修正いたしました。
- Net-SNMP の一部監視項目の表示方法を修正いたしました。
【アップデートに関して】
- Software アップデート方法に関しては、「System Answer G2_Install」をご参照ください。
【アップデートに関する注意事項】
- Software アップデートでパッケージを適用し一連のサービスを起動した後に「設定反映」の「監視設定反映」を実施しないと監視がおこなわれないことがあります。
- System Answer G2 02.11.86 バージョンアップは、02.09.30 以降からバージョンアップがおこなえます。
- System Answer G2 02.09.20 以前からのバージョンアップをおこなった場合、システムが正常稼働しない問題が生じます。
- アラートを受諾している状態でアップデート処理をおこなうと、受諾していたアラートが再度通知される場合があります。
ソフトウェア製品でサンプルスクリプトを利用されている場合、バージョンアップをおこなうとスクリプトが上書きされます。サンプルスクリプトを編集してご利用されている場合、事前にバックアップいただくか「System Answer G2_Install」を参照し必要箇所の設定変更をおこなってください。
以下のスクリプトが対象です。
/sa/scripts/rollLog.sh
/sa/scripts/checkSpace.sh
/sa/sql/maintenance/db_maintenance.sh
/sa/sql/maintenance/db_vacuum.sh仮想監視においてホストとグラフのリンクがずれたまま正常にグラフ表示できていない状態で 02.10.10 以降へアップデートをおこなうと以下の事象が発生する場合があります。
・仮想ホストやゲストが本来期待する場所に配置されない。
・一部グラフ表示ができないまま残っている。仮想ホストやゲストが期待する場所に配置されていない場合、該当の仮想ホストを「仮想ホスト設定」や「vCenter 一括登録」より再登録または再検索いただくことで期待された場所に再配置されます。
ただしリンクずれを起こした際に vMotion で別のホストに移動していたりパワーオフの状態であった場合、再登録または再検索をおこなっても期待する場所に再配置されないことがあります。
期待する場所に再配置されない場合、仮想ホストまたはゲストを一旦削除し再検索および監視登録をおこなっていただく必要があります。グラフ表示ができないまま残っている場合、監視項目を再登録することで表示できます。
監視項目を「追加」ボタンで登録できない場合、既に監視項目が検索済みの状態であるためグラフタイトルをクリックし各項目を削除してから再登録いただく必要があります。- Ver 02.11.80 から、アプライアンス製品にて HTTPS 接続が「TLS 1.2」のみに制限されています。ご利用いただいているクライアント OS のバージョンによっては「TLS 1.2」の接続に対応していないこともあります。
「TLS 1.2」に対応した環境を用意するか、アップデートをおこなう前に「System Answer G2_Appliance_Basic」マニュアル内の「装置基本設定 – 装置 SSL 接続設定」を参照し、SSL 接続を無効に設定した状態でバージョンアップをおこなって HTTP 接続にてご利用ください。
以上