G3はその使いやすさから運用の基盤となっている。具体的には、人事異動による部内での引継や、監視部門(委託先)からの月次報告の際のレポートの共有が容易であることが挙げられる。このため、G3は社内外を問わず共通のツールとして活用され、他の代替ツールでは対応が難しい重要な存在となっている。また、機能にも満足しており特に以下 2つの場面において、G3は欠かすことができず大変重宝している。
時間超過が許されない放送時間中の作業
時間の制約がある作業の前後において、伝送機器のトラフィック確認を行う必要がある。従来は、数十台ある各機器に個別にログインして正常性を確認しており、大きな時間と手間を要していた。確認作業の短縮を試みたものの、大幅な改善には至らず、さらに手作業で行うため、操作ミスやコマンドミスによるヒューマンエラーの可能性も課題として残っていた。
そこで、G3のブックマーク機能※1を活用して事前に必要なグラフをまとめておくことで、各機器に個別にログインする手間なく簡単に確認が可能になった。これにより作業時間が1時間から数分程度にまで短縮され、他作業や重点確認箇所により多くの時間を確保できるようになった。

障害の未然防止に成功
顧客の伝送機器の受光レベルを監視していたところ、正常稼働時は一定のレベルで推移する値が、ある箇所から値が徐々に低下していることが判明した。原因究明のため、 G3で蓄積した過去データから、年間の記録と比較し、グラフ内①のように数日に渡り減少が継続していることが認識できた。この結果から、顧客や回線事業者に問い合わせを実施。伝送機器を確認してもらうことでグラフ内②のように受光レベルの改善が図られた。
しきい値までは余裕があったため、G3がなければアラートが出ないまま異変を見逃し、受光レベルが低下し続け、障害にまで発展していたリスクもあった。
また、原因究明においても、通常であれば過去ファイルなどを検索して記録値を収集する必要があり、傾向調査は時間が要するものであったが、G3で特定期間のグラフを表示することで、低下傾向を瞬時に可視化し異常に気付くことができた。
各所への問い合わせもグラフの活用によりスムーズにおこなうことができ、G3の有用性を再確認する機会となった。

※1ブックマーク機能:ユーザーアカウントごとに、性能グラフを任意に選択し一覧表示。他ホストとの比較やシステム一覧での負荷傾向把握など、必要な情報が一画面で表示されるため、分析工数の大幅な削減が可能。
※2ベースライン機能:過去の性能データをもとに「予想値(ベースライン値)」を算出し、システムの変動を検知。ベースライン値と実際の値を比較することで、異常変動を特定し、障害の予防や迅速な対処が可能。