証券 / FX システムにおいて、サービスの遅延・停止は死活問題となる。サービスを遅延・停止させないためには、常にハードウェアリソースの情報を取得し、前もって対策を講じる必要があった。
そんな中提案を受けたのは、System Answer G2 による性能情報の容易な取得と、管理すべきポイントを可視化できるカスタムレポートの利用だった。
CASE STUDY
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、2005年のGMOクリック証券の設立以来、金融取引システムの企画、開発、保守、運用までを一貫して自社グループで行うことにこだわり、お客様の変化する多様なニーズにスピーディに対応すると同時にムダなコストを削減し、ユーザビリティに優れた、証券、FX等の金融サービスを業界最安値水準の手数料でご提供することに努めてきた。
その結果、多くのお客様からのご支持をいただき、GMOクリック証券は、FXにおいて取引高世界No.1の規模へと成長、ネット証券業界においても大手の1社として数えられるまでになった。
異なる部門間における連携運用強化のメリット
・System Answer G2 では、CPU などのシステムリソース情報から Apache などのミドルウェア情報までを取得しており、インフラ部門 / アプリ部門間にて情報を共有している。
・システムトラブル発生の際に、ボトルネックとなっているレイヤー / 要因を迅速に特定でき、最適な対応策を打つことが可能となった。
・同一画面の確認により、部門および担当者間における連携がスムーズになった。
証券 / FX システムにおいて、サービスの遅延・停止は死活問題となる。サービスを遅延・停止させないためには、常にハードウェアリソースの情報を取得し、前もって対策を講じる必要があった。
そんな中提案を受けたのは、System Answer G2 による性能情報の容易な取得と、管理すべきポイントを可視化できるカスタムレポートの利用だった。
他ツールとの比較検討と実際に評価検証をおこなった結果、下記理由により System Answer G2 の採用を決定した。
①1 分間隔のグラフ生成
サービスインフラの運用管理にあたり、1 分単位での監視は必須であった。
②コマンド監視による独自監視
SNMP によるリソース情報に加え、Apache や Java などのミドルレンジ情報を合わせて取得して、アプリ担当部門との連携強化を進める必要があった。
③テンプレート化による登録作業の簡易化
人的コストをかけないためには、MIB がテンプレート化されている必要があった。
リソース状況のレポート生成機能の追加
指定期間の監視状況を集計して、問題箇所を特定できるレポート化を特に評価した。
System Answer G2 を運用し始めてまだ日は浅いが、非常に視覚的でわかりやすい。その中でも問題となっていた性能情報の活用については、ランキング機能とカスタムレポート機能により、どこのリソースが余っているのか、また足りないのかが一目でわかるようになっている。
【効果】
カスタムレポートのわかりやすいインジケーター表示により、経営層に対して明確な投資判断根拠を迅速に開示できる体制を整備していき、エビデンスにもとづいたリソースの最適化を図っていきたい。
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