証券システムの運用監視において、障害を未然に検知し、予防保守を強化するため、特に以下の3点において重点的に取り組むことを目指した。
①証券システムの発注処理などを実施しているため、オンライン開始遅延に繋がるリスクがあるバッチ処理時間の伸張を、早期に発見する必要がある。
② バッチ処理時間の伸長が発生した場合は、迅速に原因調査を行い、対策を練る必要がある。
③ 原因調査時には、リソース状況を迅速に「抽出」「参照」「分析」する必要がある。
CASE STUDY
岡三情報システム株式会社様は、岡三証券のシステム部門を前身として昭和45年に証券システムソリューションの提供を開始し、1980年以降は独立したIT企業として、幾多の金融・証券改革に対しITソリューションを駆使して証券ビジネスの発展をサポートされてきました。
現在では、岡三証券を始め国内外15社の証券各社様に共同利用型証券業務基幹システム (ODIN)や、海外現地法人証券業務システム(GAIA , VGAIA)等のシステム・サービスをご提供されています。
運用監視に関する概要
・複数DCに設置してある機器を2箇所で監視
・運用監視対象機器は750台
・監視は24時間365日体制で実施
数値でみる工数削減効果
※リソース状況の参照/抽出は20分の1に工数削減
証券システムの運用監視において、障害を未然に検知し、予防保守を強化するため、特に以下の3点において重点的に取り組むことを目指した。
①証券システムの発注処理などを実施しているため、オンライン開始遅延に繋がるリスクがあるバッチ処理時間の伸張を、早期に発見する必要がある。
② バッチ処理時間の伸長が発生した場合は、迅速に原因調査を行い、対策を練る必要がある。
③ 原因調査時には、リソース状況を迅速に「抽出」「参照」「分析」する必要がある。
検証機器を導入し、評価検証を1ヶ月間実施することで、以下の3点における、品質向上を期待し<System Answer G2>の導入を決定した。
①《工数削減効果》
リソースデータの「参照」「抽出」にかかる時間が削減できるため、原因究明に要する時間短縮ならびに各種報告資料の作成にかかる工数の削減効果
②《キャパシティプランニング》
データの蓄積年数が3年間非圧縮で保存可能なため、中長期的な観点から最適なサイジングを見据えた、キャパシティプランニングへの活用
③《操作性を高評価》
操作性に優れている(マニュアル無しでデータ参照が可能)ため、専門的な操作や参照方法を
覚えるステップを削減した効率的な運用
上記の効果により、障害の未然防止に繋げ、安定稼働によるユーザー様満足度向上を期待している。
操作性、可視性に優れているため、社内システム担当者の利用率が上がっている。
パフォーマンスデータのリアルタイムおよび過去データの参照が即座に可能であるため、現状の把握~判断~決断のスピードが上がったという感想を持っている。
また、IBCのサポート対応についても満足しており、今後の運用においても安心して使い続けられると好評である。
System Answer G2 活用の次のステップとして、ネットワーク状況の監視強化を検討している。
リアルタイム監視が強化できたため、ユーザーの利便性を損なわない様にボトルネックと懸念される回線の可視化を行い、ユーザー満足度向上を目的としたPDCAサイクルを実現したい。
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