2018 年度 第 3 回 IBC ユーザー会(東京)報告
2019 年 2 月下旬に、2018 年度 第 3 回ユーザー会が開催されましたので、その内容についてご報告いたします。
今回は、10 社 15 名の会員様にご出席いただき、「情報交換を通じてシステム運用の変革を」をコンセプトに「システム運用部門のワークスタイル変革と働き方改革」について、ディスカッションをおこないました。また、株式会社アール・アイ様より特別講演として「多様化する社会 リモートワーク・BCP / DR 対策が働き方改革のカギ」をご講演いただきました。
- 働き方改革
事前アンケートでは、すべての会員様が、働き方改革は必要だと感じていらっしゃいました。ご状況を確認すると、7 社が取り組んでおり、3社が検討段階、2 社が取り組んでいないと回答がありました。取り組みおよび検討内容については下記をご確認ください。・労働時間の短縮(ノー残業デー、朝型勤務、深夜残業禁止など):9 社
・休暇の取得推進(時間単位有給休暇、有給休暇取得推進、フォロー体制整備など):6 社
・育児・介護支援(休暇・休業制度の充実、取得奨励など):6 社
・仕事の進め方の見直し(業務プロセス改善、IT ツール導入、会議時間短縮など):8 社
・多様な働き方(在宅勤務、テレワーク、フレックス、短時間制など):8 社
・ダイバーシティ/女性活躍推進(多様な採用、女性管理職登用など):6 社
・高齢者雇用(雇用推進、定年の66歳以上への引き上げなど):1 社
・副業・兼業許可:2 社どの項目においても、制度を活用する人、活用しない・できない人が混在することが、問題点として挙げられていました。また、制度が浸透するか否かについても、部署ごとに異なることがあるようです。そのため、会社全体またはトップダウンで下りてくる方が、浸透するという成功事例も伺いました。
- 仕事の進め方の見直し
仕事の進め方の見直しにおいて、導入または検討している IT ツールをお伺いしました。・シンクライアント:5 社・VDI:4 社
・スマートデバイス:3 社
・モバイル端末:3 社
・テレビ会議システム:6 社
・グループウェア(Office 365 など):2 社
・チャットツール:5 社
・その他:2 社ツールの導入においても、部署ごとで使用ツールが異なることにより、管理やコストの問題が発生している企業様もいらっしゃいました。また、メールとチャットの使い分けがうまくいかず、課題としてご相談されるケースも多く見受けられました。
- 特別講演「多様化する社会 リモートワーク・BCP/DR対策が働き方改革のカギ」
株式会社アール・アイ様では、「Shadow Desktop」という持ち歩き PC のセキュリティ対策ソフトウェアを取り扱っており、データを持ち歩かないセキュアなモバイルワークを実現できるため、あらゆる働き方に対応できます。また、2018 年 4 月より働き方改革促進サービス「RIO Cloud」を提供しており、情報漏洩対策・リモートアクセス対策、BCP / DR対策・バックアップ対策、ランサムウェア対策などあらゆる状況を把握、管理することが可能です。その他にも、Device as a Service「Marutto365」にて、PC や IT 機器、ソフトウェアなどをサービスとして提供し、データ分配と契約一元化を実現することができるなど、働き方改革に対応したさまざまな製品およびサービスを、事例とともにご紹介いただきました。
働き方改革に伴う新制度やツールの導入によって、新しい課題が見つかる企業様が多く、導入したら終わりではなく、今後も改善しながら運用していく必要がありそうです。ただ、こうした新しい取り組みに対して前向きな方が多く、システム運用部門がより働きやすい環境になっていくのではないかと感じました。IBC もツールやサービスを通して、お手伝いができれば幸いです。
また、前回に引き続き「ストレス発散クラブ」として、プライベートでストレスに感じていることを共有し合いました。
次回のユーザー会は、「品質向上・障害調査方法・テレメトリー」をテーマに、ディスカッションをおこなう予定です。
本ユーザー会にご興味がございましたら、担当営業までご連絡ください。多くの会員様のご参加をお待ちしております。
【ご出席いただいた会員様(順不同、敬称略)】
- 株式会社エーティーワークス
- 岡三情報システム株式会社
- 株式会社寺岡精工
- 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
- ヤマトシステム開発株式会社
他 5 社