【重要】必ずお読みください
<03.27-00 以降のアプライアンス製品について>
・v03.27-00 以降のアプライアンス製品をご利用いただいている場合、定期/リアルタイム相関分析機能が正常に稼働していない恐れがあります。
定期/リアルタイム相関分析機能を正しくお使いいただくために、v03.28-01 以降へアップデートすることをご検討ください。
<使用する Web ブラウザに関する注意事項>
・ System Answer G3 で推奨するブラウザを利用し意図しない動作となる場合、閲覧履歴の削除、ブラウザの再インストールなどをお試しください。
最新のバージョンが提供されている場合は、バージョンアップしてください。
<アップデートに関する注意事項>
・ アプライアンス版に関して、v03.29-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v03.14-02→v03.18-01→v03.19-01→v03.20-01/v03.20-02→v03.29-00
・ System Answer XC 製品に関して、管理下にある System Answer G3 を先にアップデートして上位バージョンとさせる場合、機能変更によって画面が上手く表示できない、ライセンス認証が停止して監視動作に影響を及ぼすことがあります。
System Answer XC → 管理下の System Answer G3 の順番でアップデートいただくようにお願いします。
・v03.26-00 以降で追加した新機能(ダイナミックブックマーク)をインターネットにアクセスできない環境下で初回インストールする場合、用途で必要となるパッケージを事前にローカルレポジトリなどで準備いただきセットアップスクリプトを実行する必要があります。
新機能(ダイナミックブックマーク)を利用しない場合は scheduled_correlation_setup.pl および realtime_correlation_setup.pl のセットアップスクリプト実行は必須ではございません。
【バージョン】
v03.29-00
【リリース日】
2024/02/05
【新機能】
- APIオプションでライセンス情報の出力がおこなえるパラメータを追加しました。
- CX監視オプションで以下の環境設定を新しく追加しました。
netpath.default_rtt_type / wifi.default_type - CX監視オプションに Windows エージェントが対応しました。
アクセス対象先までのネットワークパス(経路間の応答値やパケットロス率など)、ページロード(CSS ファイルや Java スクリプトなどのコンテンツ読み込み時間)、WiFi (BSS 接続情報や信号強度)を表示することができます。
System Answer G3 と連携することで計測値に対するしきい値やタイムアウト、エラーアラートを検知できます。 - System Answer G3 で以下の環境設定を新しく追加しました。
http.alert.count / http.alert.cycle / samaintenanced.wait.delete_syslog_data / samaintenanced.wait.delete_trap_data / samond.azure.alert / sanoded.static_interval / syslog.delete.time / trap.delete.time / trend.auto - System Answer G3 と連携したCX監視オプションで CX Dashboard 画面を表示する機能を追加しました。
- アプライアンス製品本体のサーバー証明書、秘密鍵を変更する機能を追加しました。
拡張子が「.crt」、「.cer」のサーバー証明書、「.key」の秘密鍵を指定した場合に更新します。 - グループ単位で表示するランキング機能を追加しました。
- 任意の通知間隔(回数/間隔/送信有無)でアラートテンプレートを作成できる機能を追加しました。
アラートテンプレート利用中は通知間隔の変更がおこなえません。
また、ユーザー/デバイスや通知連携で利用しているアラートテンプレートの通知間隔を変更すると、各通知先に変更内容は反映されます。 - 任意の日時をイベントとしてカレンダーに登録できる機能を追加しました。
イベントとグループを紐づけると該当ノードのグラフを描画した際にイベント情報を表示します。
【テンプレート追加】
- Azure で Express Route、Application Gateway の監視項目を追加しました。
- Fortinet 社製 VPN インターフェースのステータス監視項目を追加しました。
- Fortinet 社製 FortiGate の監視項目を追加しました。
- Fortinet 社製 FortiMail の監視項目を追加しました。
- McAfee 社製 McAfee Web Gateway(MWG)の監視項目を追加しました。
- System Answer G3 と連携したCX監視オプションで Network Path RTT Total の監視項目を追加しました。
- アイネットデバイス社製の監視項目をベータ実装で追加しました。
- アラクサラネットワークス社製 AX2340S/AX2630S シリーズの監視項目をベータ実装で追加しました。
【テンプレート修正】
- テンプレート内容見直し後の不要情報を整理しました。
【仕様変更】
- CSV登録/編集のメニュー位置を変更しました。
- CX監視オプションの Network Path 監視で Samples の入力制限を変更しました。
- CX監視オプションの Network Path 監視でグループアイコンまたはIPアドレス(ホスト名)にマウスカーソルを合わせると RTT、LOSS の結果などを表示するように変更しました。
- CX監視オプションのエージェント編集画面で Update ボタンクリック時にモーダル画面を閉じないように変更しました。
- CX監視オプションのエージェント編集画面でライセンス不足時に表示するメッセージを変更しました。
- CX監視オプションのユーザー権限を admin と guest の2種類に変更しました。
guest は一部画面表示や操作に制御が掛かっています。 - pywinrm を利用したWMI監視の負荷を改善しました。
- samaintenanced サービスの子プロセス実行間隔を調整しました。
- SNMP、VMware などの認証設定、Teams通知連携詳細設定の一部項目で入力エラー時の内容を見直しました。
- アプライアンス製品のサポートログに定期相関ログを含めるように変更しました。
- アラート通知内容の発生値、最終値、復旧値を接頭辞付きで表示するように変更しました。
- アラートの通知間隔デフォルト値を回数:1、間隔:1から回数:3、間隔:0に変更しました。
デフォルト値は環境設定 http.alert.count と http.alert.cycle で設定できます。 - 仮想アプライアンス製品の VMware Tools をアップデートしました。
- キャパシティ予知で残り時間がマイナスとなるアラートを出力しないように変更しました。
また、しきい値超過の予測アラートが出力しないように変更しています。 - グラフ詳細内容の変更、グラフ詳細保持の有無、監視間隔の変更、ステータス有無、削除有無の変更を「設定値更新」ボタンクリックで反映するように変更しました。
また、上記設定編集中はページ移動やフィルター検索、降順/昇順の並べ替えがおこなえないように変更しました。 - 検索結果一覧画面の「状態」カラムで表示される虫眼鏡アイコンにマウスカーソルを合わせるとメッセージを表示するように変更しました。
- しきい値詳細設定画面で監視項目の単位情報を表示するように変更しました。
- メール送信失敗時の通知設定でメール送信失敗の件数をカウントアップし検知回数に達すると通知するように変更しました。
【機能拡張】
- Azure監視に関するイベント(Azure APIエラー、Azure データ欠損)をアラートへ切り替えるパラメータを追加しました。
環境設定 samond.azure.alert を有効にします。 - CX監視オプションの Dashboard および Network Path 表示で RTT の時系列グラフを追加しました。
- ServiceNow、Teams、SMS通知連携でスケジュール設定を指定できる機能を追加しました。
- SNMP、VMware監視のノード検索間隔を指定するパラメータを追加しました。
環境設定 sanoded.static_interval を変更します。 - System Answer G3 と連携したCX監視オプションで Network Path (specified)、Network Path RTT Total のグラフを描画した際に関連する Network Path 情報を表示する機能を追加しました。
- yyyy/mm/dd形式の日付を指定してシスログまたはトラップで受信している過去メッセージを削除するパラメータを追加しました。
環境設定 syslog.delete.time および trap.delete.time を変更します。 - アラート情報のメール通知および複数の通知連携でノードが所属するグループ名を表示できる変数を追加しました。
- アラートのスケジュール通知で休日除外の機能を追加しました。
休日カレンダーの設定を基にアラート通知をおこないます。 - アラート表示色設定画面にCX監視オプション関連のアラートを追加しました。
- 監視動作状況画面で「アプリケーション名」カラムを追加しました。
- キャパシティ予知テンプレート選択機能を追加しました。
環境設定 trend.auto で手動登録が指定されている場合にキャパシティ予知のアラート出力対象を制限することができます。 - グラフ詳細設定画面で表示行数の変更がおこなえるプルダウンを追加しました。
- シスログ、トラップ通知先設定で過去のキーワード選択履歴に戻せる機能を追加しました。
- 通知間隔設定画面で送信カラムの一括有効/無効ボタンを追加しました。
- テンプレートカスタマイズとテンプレートグループのテンプレート一覧画面で「グラフタグ」カラムを追加しました。
- ブックマークで状態が無効になっているノードに紐づくグラフ、状態が無効となっているグラフを表示できる機能を追加しました。
- メール、シスログ、トラップ、Redmine、Slack、ServiceNow、Teams、SMS、JP1 のテスト送信ボタンを追加しました。
【不具合修正】
- Cisco の Memory Use Rate で期待しない項目数を消費する既知の不具合を修正しました。
- CX監視オプションの Dashborad および Network Path 表示で Loss、Jitter の表示タイプが機能していなかった不具合を修正しました。
- CX監視オプションのユーザー編集画面でログイン中ユーザーに削除アイコンを表示していた不具合を修正しました。
- Docker認証設定の新規登録で誤った設定を登録するとノートとタグに「null」文字が入る不具合を修正しました。
- IPMI監視のインターバルが1~10分までしか指定できなかった不具合を修正しました。
- Redmine 連携を複数登録した場合に詳細設定画面に1環境の Redmine 情報しか表示できない既知の不具合を修正しました。
- System Answer G3 で login.php に直接アクセスした際に既にログイン済みであってもログイン画面を表示していた不具合を修正しました。
- System Answer G3 と連携したCX監視オプションで Pageload (detailed)、Pageload timeseries 画面の「リセット」ボタンが機能しなかった不具合を修正しました。
- System Answer G3 と連携したCX監視オプションのエージェント詳細画面でノートとタグの入力内容が反映できない不具合を修正しました。
- Traffic Use Rate V2c のグラフ表示色が異なる既知の不具合を修正しました。
- 一部画面で PHP エラーを表示する不具合を修正しました。
- 一部ステータス監視で SNMP Index が NULL の項目を検索結果に表示できない不具合を修正しました。
- メール送信失敗時の通知で Slack の通知が成功しても Failed to wait と表示される既知の不具合を修正しました。
【既知の問題】
- EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、OCI監視がおこなえない
説 明:
EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグにより、ディメンションの取得に失敗し、監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で、Slack通知がおこなえない
説 明:
Slack側の仕様変更(HTTPバージョン1.0 の廃止)により、EL7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl で、HTTP バージョン1.1の接続に失敗し、Slack通知がおこなえない。
回避策:
プロキシを通過させない設定でご利用ください。今後のリリースで修正を検討します。 - シスログ、トラップ受信機能でキーワード設定の対象が空文字だとキーワード判断されない
説 明:
シスログ、トラップ受信機能でキーワード設定の対象が空文字だとキーワード判断されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - タグ検索タイプ:ノードでグラフを表示しようとすると File not found. となる
説 明:
タグ検索タイプ:ノードでグラフを表示しようとすると File not found. となる。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
- アラート表示色を変更してもノードアイコンに反映されない。
説 明:
アラート表示色を変更してもノードアイコンに反映されない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - デフォルト設定の EL8で、ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
EL8 でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLSv1.0 および 1.1 を利用した監視がおこなえなくなる。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーをLEGACYに変更することで、監視がおこなえるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - v03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンスIDが変わり監視を継続できないこともあります。
アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。
ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の[設定]-[システム設定]-[ライセンス設定]よりご確認いただけます。 - サポート対象ソフトウェアバージョンは最新バージョンおよびマイナーバージョンの2世代前までがサポート対象となります。
(参考)Ver 03.10-00 の場合マイナーバージョンは『10』
ソフトウェア版では <アップデートに関する注意事項> に記載があるようなバージョンを経由したアップデートをおこなう必要はございませんが、2 世代を超える過去バージョンからアップデートすると仕様変更や不具合修正の内容によって想定しない問題が起こる可能性もあります。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
以上