【重要】必ずお読みください
アプライアンス版に関して、v03.22-00 をアップデートする前に、以下のバージョンを経由する必要がございます。
v 03.14-02 → v 03.18-01 → v 03.19-01 → v 03.20-01 / v 03.20-02 → v 03.22-00
アプライアンス版に関して、v 03.20-01 でフォルトウェアアップデート機能におけるアップロードファイルサイズの上限を変更しています。v 03.20-01 をアップデートする前に、v 03.19-00 または v 03.19-01 のバージョンを経由してアップデートしていただくようにお願いします。
Google Chrome 80 以降を利用している場合、System Answer G3 へのブラウザによる HTTPS 接続が正常に動作しないことがあります。正しく動作しない場合は Google Chrome を最新バージョンにアップデートして接続ください。最新バージョンへアップデートしても改善されない場合は Google Chrome 以外のブラウザを利用するか HTTP 接続でお試しください。HTTP 接続は製品や環境によって対応しないことがあります。
【バージョン】
v 03.22-00
【リリース日】
2021 / 08 / 24
【新機能】
- System Answer XC 製品で以下の環境設定を追加しました。
xcmessage.admin_only - アプライアンス版で RRD ファイルのバックアップ、リストア機能を追加しました。WinSCP などの SCP クライアントソフトを利用してバックアップ、リストアします。リストアの際に前処理、後処理を CLI からおこなう必要があります。
- 以下の環境設定を追加しました。
graph.csv.filename / http.graph.keep.yaxis /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.enable /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.graph_type /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.height /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.name_en /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.name_mb /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.sort_order_pattern /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_items.width /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.enable /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.graph_type /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.height /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.name_en /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.name_mb /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.sort_order_pattern /
portal.auto_gen.breakdown_number_of_nodes.width /
saarchived.update_interval - 休日カレンダー設定を登録する画面を追加しました。また、CSV ファイルを取り込んで休日カレンダー設定を登録する画面も用意しています。
休日カレンダー設定は今後の機能拡張で利用します。 - サポート情報(よくある質問やお問い合わせ先)を表示するメニューを追加しました。
- ソフトウェア版でシステム情報を表示する画面を追加しました。
- 任意の指定時間内に発生したアラートをサマリー情報としてメール通知する機能を追加しました。
【テンプレート追加】
- Citrix Systems, Inc. 社製の監視項目を追加しました。
- POP3、IMAP、SMTP、FTP、LDAP、TCP でSSL 証明書の有効期限を監視するテンプレートを追加しました。
- VMware ゲストの監視項目を追加しました。
- WMI の監視項目を追加しました。
- 任意のスクリプトによるステータス監視を追加しました。
- プロセスの有無(名前含む)の監視項目を追加しました。
【テンプレート変更】
- VMware ESXi 7.0 Update2 の監視に対応しました。また、ESXi および vCenter のAPI バージョンの判定方法を変更しました。
【テンプレート修正】
- Traffic Use Rate および Traffic Use Rate Key の監視で ifSpeed の内容を用いて計算するように変更しました。
- 内部計算で異常があった場合は結果を返さないように変更しました。
【仕様変更】
- AWS ノード登録時に Name タグを名称で利用するように変更しました。また、Name 以外のタグ情報を表示するようにしています。
AWS / EC2 および AWS / EBS で表示されます。 - Docker 監視において監視対象の API Version で変更があった場合に追従するように変更しました。各監視項目で選択可能な API Version を表示します。
- Docker のグラフ登録処理を、その他監視登録画面とあわせるように変更しました。
- Resp / Value、プロセス、インターフェイスステータスの監視項目で 1~60 分のインターバルを設定できるように変更しました。
- RPM パッケージの Description で SOFTWARE、APPLIANCE が判別できるように変更しました。また、アプライアンス版で次回アップデートをおこなう場合、専用のパッケージを利用しないとアップデート処理へ進まないように変更しています。
- Slack 通知連携で API トークンの渡し方を変更しました。
- Slack の通知連携設定で通知先チャンネルにアーカイブチャンネルを表示しないように変更しました。また、通知先チャンネルに表示するチャンネル一覧を名前順に表示するように変更しています。
- SQL インジェクションの脆弱性対策をおこないました。
- Status Interface ifAdminStatus および Status Interface ifOperStatus の監視項目で現在値ボタンクリック時に現在の状態を取得、表示するように変更しました。
- System Answer XC 製品で通知に関する設定を管理者ユーザーと一般ユーザー、もしくは管理者ユーザーのみ表示する環境設定を用意しました。
xcmessage.admin_only を変更します。 - System Answer XC 製品のライセンスで有効期限が近づくと(有効期限の 14 日前後)、画面上部にメッセージを表示するように変更しました。
- System Answer XC 製品のログイン前後で現在インストールされている System Answer XC のバージョンを表示するように変更しました。
- v03.19-00 以前のバージョンからアップデートしている環境、かつグラフ詳細が「○○ – ○○」と「-」を挟み前後で同じ内容が入る場合に修正するように変更しました。
- アプライアンス版でスクリプト監視(Script Value)の設定を非表示に変更しました。
- アプライアンスを対象に SNMP 監視をおこなった場合、CPU 使用率、CPU 総使用率が監視登録できるように変更しました。
- 一般ユーザーのメールアドレス設定で「+」の入力を許可するように変更しました。
- インターフェイス系の監視(Traffic / Packet)設定画面に SNMP Index 番号を表示するように変更しました。
- 監視項目ごとのしきい値設定で任意の最大値を設定できるように変更しました。
任意の最大値は今後の機能拡張で利用します。 - 監視ノードグループ設定の監視グループ選択をツリー形式の表示に変更しました。
- 監視ノード設定、VMware 監視設定、Docker 監視設定画面でしきい値設定が登録されているか判別できるように変更しました。
- グラフ情報で CSV Export する際に『ノード ID – グラフ ID』のファイル名称で出力するように変更しました。環境設定 graph.csv.filename(API の CSV 出力では csv_filename)でファイル名称に利用する変数を設定できます。
- クロスサイトスクリプティングの脆弱性対策をおこないました。
- 死活監視の登録画面を変更しました。
- シスログ、トラップ受信の通知先を複数登録できるように変更しました。また、通知先ごとにキーワード設定、キーワード設定(否定)を紐づけることができるようになりました。
- ソフトウェア版の EL 8 でセットアップスクリプト実行時に podman のブリッジネットワークを削除するように変更しました。
- トラップ受信で表示色設定画面を表示する際の処理を見直しました。
- トラップダイジェスト送信でキーワードに一致したメッセージだけを集約して送信するように変更しました。
- ポータルウィジェットが未登録状態で新規インストール、アップデートをおこなうとデフォルトのポータルウィジェット(全グループもしくは一般ユーザーに紐づいたグループを対象としたノード数内訳と項目数内訳)を登録するように変更しました。また、システム管理者ユーザー、一般ユーザーの新規作成時も登録されます。
- ポータルウィジェット登録 / 編集画面のプログラムコードを整理しました。
- ライセンス ID が変わった場合、画面上に「License ID has changed」のメッセージを表示するように変更しました。
該当メッセージが表示された場合は 14 日間経過後に監視が動作しない恐れがあります。猶予期限を経過する前に新しいライセンス ID でライセンスの再発行 / 再登録をおこなってください。 - ログイン前後およびライセンス設定画面上で現在インストールされている System Answer G3 のバージョンを表示するように変更しました。
【機能拡張】
- SNMP ノードで複数認証を選択しエンタープライズ番号の更新、該当するエンタープライズ番号に紐づく監視項目を検索できる機能を追加しました。
- 監視グループノード設定画面で「対象」カラムのフィルター機能を追加しました。
- 指定した時刻へ移動した過去グラフと比較できる機能を追加しました。
- スクリプト監視の縦軸ラベルを変更できる機能を追加しました。
- テンプレートグループ設定ごとに自動検索時のパラメーターを変更できる機能を追加しました。
- トラップ、シスログ受信でキーワードに一致したメッセージを判別できる機能を追加しました。
- ポータルウィジェットのグループ単位の統計で対象選択に「全グループ」もしくは「グループ選択」を選べる機能を追加しました。
- ログアウトしてもグラフの y 軸単位を維持する機能を追加しました。環境設定 graph.keep.yaxis を有効にします。
【不具合修正】
- 128KB のサイズを超えるメールが送信できなかった不具合を修正しました。
- EL8 でサポート情報を作成していない状態で一覧画面を表示すると警告メッセージを出力する不具合を修正しました。
- アラート、シスログ、トラップでアラート表示色画面を表示した後に同画面を閉じると開始、終了の日時がリセットされる既知の不具合を修正しました。
- 環境設定で http.rows=100 の設定をおこない、インターフェイス数が 100 を超えるノードの設定画面でページ遷移をおこなうと 413 のレスポンスコードを表示してページ遷移に失敗する既知の不具合を修正しました。
- 監視グループノード設定画面の「対象」カラムでソート機能が動作しない不具合を修正しました。
- 監視ノード CSV 登録から ESX および vCenter ノードがエラーによって登録できなかった不具合を修正しました。
- 監視ノード CSV 登録から登録した SNMP ノードの名称を変更しても CSV 登録時の名称で上書きされる既知の不具合を修正しました。
監視ノード詳細設定画面に名称変更の有効 / 無効を選択できるようにしています。 - グラフ閲覧ユーザーで絞り込み検索のフィルター条件を追加するとグラフが一部隠れてしまう不具合を修正しました。
- 検索結果一覧画面で SNMP の認証情報を変更しても反映されない不具合を修正しました。SNMP の認証情報を変更する場合は検索結果一覧およびテンプレートグラフ一覧より変更することになります。
- スケジュール登録後の同設定画面で引き続き新規登録がおこなえる既知の不具合を修正しました。
- セッション情報を持つ画面(グラフやグループ表示など)を表示すると警告メッセージを出力する不具合を修正しました。
- テンプレートグループ設定削除時にエラーメッセージを出力する既知の不具合を修正しました。
- トポロジー画面でリセットボタンをクリックするとエラーメッセージを出力する不具合を修正しました。
- ブックマークのカスタムグラフ作成で対象の選択画面に計算用項目が表示されていた既知の不具合を修正しました。
- ポータルウィジェットの設定画面でグループやノードを指定せずに実行ボタンをクリックすると本来非表示となる設定項目が現れる既知の不具合を修正しました。
- ライセンス設定画面で認証 ID、顧客 ID に 1000000000 を下回る値を受け付けない不具合を修正しました。
【既知の問題】
- RHEL 7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境 OCI 監視がおこなえない
説 明:
RHEL 7 + プロキシ環境、アプライアンス版 + プロキシ環境で利用している libcurl のバグによりディメンションの取得に失敗し監視がおこなえない。
回避策:
ございません。製品仕様となります。 - Web シナリオ監視で分割、ベースライン表示をおこなうと無効状態のデータソースが表示される
説 明:
Web シナリオ監視で分割、ベースライン表示をおこなうと無効状態のテスト項目(データソース)が「Unknown error.」で表示される。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - アラート画面の開始または終了日時で Enter キーをクリックすると別のアラート画面を表示する
説 明:
アラート画面の開始または終了日時で Enter キーをクリックすると別のアラート画面(アラート一覧もしくは非表示アラート一覧)を表示する。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。
- アラート通知履歴の一部カラムでフィルター検索がおこなえない
説 明:
アラート通知履歴画面の通知 ID、通知日時でフィルター検索がおこなえない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - グラフ詳細に「¥」を含むとグラフ閲覧ユーザーの絞り込み検索がおこなえない
説 明:
Windows のドライブ名などグラフ詳細に「¥」を含むとグラフ閲覧ユーザーの絞り込み検索がおこなえない。
回避策:
グラフ詳細から「¥」を除去するとグラフ閲覧ユーザーの絞り込み検索がおこなえます。今後のリリースで修正予定です。 - グラフ閲覧ユーザーのグラフ選択でステータス監視が表示される
説 明:
グラフ閲覧ユーザーのグラフ選択でステータス監視が表示される。ステータス監視を選択してもグラフ閲覧ユーザーで表示することはできません。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - 最終発生日時、発生回数が更新されないアラートが残ることがある
説 明:
しきい値の登録 / 解除をおこなう場合にタイミングによって最終発生日時、発生回数が更新されないアラートが残ることがある。
回避策:
最終発生日時、発生回数が更新されないアラートに該当する監視項目で同じしきい値を登録し解除する。今後のリリースで修正予定です。 - システム詳細情報の一部カラムでフィルター検索がおこなえない
説 明:
システム詳細情報の「項目名」カラムでフィルター検索がおこなえない。
回避策:
ございません。今後のリリースで修正予定です。 - デフォルト設定の RHEL8 で ESXi 5.1 未満の VMware 監視がおこなえない
説 明:
RHEL8 でシステム全体の暗号化ポリシーが強化されたため、TLSv1.0 および1.1 を利用した監視がおこなえなくなります。
回避策:
システム全体の暗号化ポリシーを LEGACY に変更することで監視がおこな
えるようになります。以下をご参照ください。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/security_hardening/using-the-system-wide-cryptographic-policies_security-hardening
【アップデートに関して】
- 各セットアップスクリプト実行後、System Answer G3 に関わるサービスが自動で停止します。アップデート後は手動でサービスを起動する必要があります。
- 各セットアップスクリプト実行中は処理を中断しないようにしてください。
System Answer G3 本体の予期せぬ電源断、リモート接続中のセッション断などによって処理が中断すると正常にアップデートできないことがあります。 - アップデートによって新しい監視項目が追加登録される可能性があります。
v 03.13-00 以前は環境設定の「sanode.item.priority」で指定された ☆ の数以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。
v 03.14-00 以降は検索詳細設定画面で各ノードに指定されたプライオリティ以上の監視項目が新たに追加された場合に自動登録がおこなわれます。 - v 03.13-00 よりライセンス認証で利用する情報の取得方法が変わります。
この影響によりアップデート前後でライセンス ID が変わり監視を継続できないこともあります。アップデートをおこなう前にライセンス ID を控えていただき、変化があった場合は速やかにライセンスの再発行申請をおこなってください。ライセンス ID は管理者ユーザーでログイン後の [設定] – [システム設定] – [ライセンス設定] よりご確認いただけます。
以上