Ver 02.09.00 リリースノート
バージョン
v 02.09.00
リリース日
2014 / 06 / 16
【新機能】
グローバルベースライン対応
お客様環境の性能情報を Global Baseline Server にて収集・統計をおこない、各製品の性能監視の指標となる性能データ値を無償で公開するサービスを追加いたしました。
サービスを利用するには、グローバルベースライン使用約款に同意する必要があります。コマンド監視拡張(アプライアンスは除く)
アプリケーション監視およびレスポンス監視で、2 つのデータソースがグラフ表示できる機能を追加いたしました。
しきい値テンプレート設定
「システムリソース」、「インターフェイス」、「ネットワーク」カテゴリーの各監視項目に対してしきい値を指定し、しきい値未設定のホストまたは全ホストに設定できる機能を追加いたしました。
【機能拡張】
ifType で指定したインターフェイスの登録(アプライアンス)
Monitor Graph Information でインターフェイス監視項目を「追加」アイコンで登録した場合、チェックボックスで指定したインターフェイス番号に一致したインターフェイスのみ監視登録できるように変更いたしました。
ifType で指定したインターフェイスの登録(ソフトウェア)
Monitor Graph Information でインターフェイス監視項目を「追加」アイコンで登録した場合、ifType で指定したインターフェイス番号に一致したインターフェイスのみ監視登録できるように変更いたしました。
IP アドレス検索の拡張
監視ホスト一覧で表示されている IP アドレス以外(ホストに割り当てされている複数の IP アドレス)で検索できるように追加いたしました。
アラート件数と通知間隔のリセット
アラート件数と通知間隔で登録した内容をリセット(アラート件数:1 / アラート通知間隔:1)できるように追加いたしました。
インターフェイスステータス監視の名称変更
インターフェイスステータス監視で ifOperStatus の名称(ステータス → ifOper)を変更いたしました。
ゲストサマリー画面のディスク IOPS 表示
ゲストサマリー画面に「ディスク IOPS(読み取り / 書き込み)」を表示するようにいたしました。
ステータス監視のタイトル表示
ステータス監視でアイコンとタイトルを表示するようにいたしました。
ロケールにあわせたランキング表示のホスト名
ロケールにあわせてランキング表示のホスト名を表示するようにいたしました。
仮想監視項目の一括削除
仮想ホスト、ゲストで設定した監視項目を一括で削除できるようにいたしました。
監視ホストライセンスの SNMP 取得
監視ホストライセンスを SNMP 経由で取得できる機能を追加いたしました。
脆弱性対応(アプライアンス)
脆弱性対応の一環として、以下の対処を追加いたしました。
・ドキュメントルート以下の不要ファイル削除
・ PHP バージョンの隠蔽
通知タイムアウト値の指定(アプライアンス)
画面上でアラート通知のタイムアウト値が指定できるようにいたしました。
【仕様変更】
ifOperStatus 設定値の影響
Monitor Graph Information でインターフェイス監視項目を「追加」アイコンで登録した場合、ifOperStatus の設定値が影響するように変更いたしました。
rrdcached の SOCKET 初期値(ソフトウェア)
ini ファイルに SOCKET 初期値のサンプル設定を記載するように変更いたしました。
(SOCKET に rrdcached の IP アドレスおよびポート番号を指定してグラフ描画を即時反映することができます。)エンジン未登録時の表示
トラップ受信オプションやシスログ受信オプションが登録済みでエンジンが未登録の場合に、設定反映に「No set of trap engine.」、「No set of syslog engine.」を表示するように変更いたしました。
ツリービュー取得時のタイムアウト
G2 Reporter で、ツリービュー取得時にホスト / 監視項目数が多いとタイムアウトしていた処理に対応できるように変更いたしました。
テンプレートアップデート時のログ
テンプレートアップデート時のログファイルに期待しない文字が含まれていたため、出力されないように変更いたしました。
トラップエンジン登録後の画面表示(ソフトウェア)
トラップエンジン登録後、画面のリロードをおこなうように変更いたしました。
メールサーバー設定(アプライアンス)
メールサーバーアドレスにホスト名を設定できるように変更いたしました。
(ホスト名を名前解決できるように DNS 設定をおこなう必要があります。)メールテンプレートのボタン名称
メールテンプレート変更後に表示されるボタンの名称(削除 → リセット)を変更いたしました。
監視ラインセンス未登録時の画面表示
監視ライセンス画面の「仮想マシン監視」、「トポロジーマップ」、「SNMP トラップ受信」、「シスログ受信」、オプションが未登録の場合は「仮想」、「トポロジー」、「トラップ」、「シスログ」画面が表示されないように変更いたしました。
現在の時刻表示(アプライアンス)
装置時刻同期設定で、現在の日付時刻を表示できるように変更いたしました。
設定トップ画面のエンジンの並び順
設定トップ画面の監視エンジン、トラップエンジン、シスログエンジンの並び順をあわせるように変更いたしました。
【不具合修正】
1 文字のインターフェイス名の登録
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- 1 文字のインターフェイス名を検索するとグラフ説明が「グラフタイトル_ID」となる。
- 対策:
- 1 文字のインターフェイス名がグラフ説明に登録できるように修正いたしました。
2 ページ目以降のカスタムテンプレートの挙動
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- カスタムテンプレートを利用した監視項目の登録処理で、監視ホスト一覧が 2 ページ目以降の場合、正常に登録処理がおこなわれない。
- 対策:
- 監視ホスト一覧が 2 ページ目以降も、カスタムテンプレートを利用した監視項目の登録処理が正常におこなわれるように修正いたしました。
1000 インターフェイスを超える機器の登録再検索
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- 1000 インターフェイスを超える機器の登録再検索に失敗する。
- 対策:
- 1000 インターフェイスを超える機器の登録再検索に成功するように修正いたしました。
samond ストップ時 killproc で終了する
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- samond ストップ時に killproc 関数を実行し強制終了をおこなった場合、後処理ができず不要なファイルやプロセスが残る。
- 対策:
- samond ストップ時にすべての処理に終了処理を送るようにし、不要なファイルやプロセスが残らないように修正いたしました。
アプリケーション / レスポンス / ステータス監視の遅延
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- アプリケーション、レスポンス、ステータス監視において応答値が遅くなる。
- 対策:
- アプリケーション、レスポンス、ステータス監視において応答値が遅くならないように修正いたしました。
インデックスがないテンプレートの挙動
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- インデックスがないテンプレートで最大値の OID を指定したテンプレートを設定すると、最大値の値が正常に設定されない場合がある。
- 対策:
- インデックスがないテンプレートで最大値の OID を指定したテンプレートを設定しても、最大値の値が正常に設定されるように修正いたしました。
コマンド無応答の出力
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- samond ストップ時に sasnmpp が即時終了し、コマンド無応答が出力されない。
- 対策:
- sasnmpp でコマンド無応答が出力できるように修正いたしました。
システムログのダウンロード(アプライアンス)
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- 装置ホスト名に「sys***」を設定した場合、システムログのダウンロード処理が正常におこなわれない。
- 対策:
- 装置ホスト名に「sys***」を設定しても、システムログのダウンロードができるように修正いたしました。
シスログ画面の CSV ファイル出力
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- シスログ画面でシスログを 1 件も受信していない状態で CSV ファイル出力を実行すると、画面上に「bb50」と表示される。
- 対策:
- シスログを 1 件も受信していない状態で CSV ファイル出力を実行しても、画面表示が変わらないように修正いたしました。
ステータス監視を設定、削除してもメモリー上にステータス監視の情報が残る
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- ステータス監視を設定、削除してもメモリー上にステータス監視の情報が残り、ステータス監視以外の監視項目を登録するとステータス監視アラートが出力される。
- 対策:
- ステータス監視を削除すると、削除したステータス監視の情報をクリアするように修正いたしました。
トラップ監視で通知する内容がなくても通知される
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- トラップ監視で、トラップダイジェストメールに含める内容をすべてトラップイベントで無効に設定していても、メール通知がおこなわれる。
- 対策:
- トラップダイジェストメールに含める内容がすべてトラップイベントで無効に設定されていれば、メール通知がおこなわれないように修正いたしました。
ホストの範囲検索で期待しないホストが登録される
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- ホストの範囲検索で一部ホストが正常に登録されない。
- 対策:
- ホストの範囲検索で正常にホストが登録できるように修正いたしました。
ユーザープロファイルのタイムゾーン変更
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- ユーザープロファイルでタイムゾーンの変更ができない。
- 対策:
- タイムゾーンの変更ができるように修正いたしました。
ユーザープロファイルのパスワード変更
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- ユーザープロファイルでパスワードの変更ができない。
- 対策:
- パスワードの変更ができるように修正いたしました。
レイテンシー時間分析表示時の凡例
- 対象:
- 02.08.10 以前
- 事象:
- 「95 % ライン」と「レイテンシー時間分析」にチェックを入れて表示すると凡例がずれる。
- 対策:
- レイテンシー画面の凡例が正常に表示できるように修正いたしました。
受信画面の時間表記
- 対象:
- 02.08.00 以降
- 事象:
- FireFox 29.0.1 以前のブラウザでアラート画面、トラップ画面、シスログ画面を表示すると、受信メッセージの時間表記が見切れる。
- 対策:
- FireFox 29.0.1 以前のブラウザでアラート画面、トラップ画面、シスログ画面を表示しても、時間表記が見切れないように修正いたしました。
【テンプレート新規追加】
ALAXALA Networks 社製 AX3650S シリーズの監視項目を追加いたしました。
Allied Telesis 社製 x シリーズの監視項目を追加いたしました。
Arista Networks 社製 7000 シリーズの監視項目を追加いたしました。
Blue Coat Systems 社製 PacketShaper の監視項目を追加いたしました。
Blue Coat Systems 社製 X-Series の監視項目を追加いたしました。
Brocade Communications Systems 社製 Brocade VDX の監視項目を追加いたしました。
Cisco Systems 社製 ESA シリーズの監視項目を追加いたしました。
Cisco Systems 社製 WSA シリーズの監視項目を追加いたしました。
Dell 社製 PowerConnect の監視項目を追加いたしました。
Enterasys 社製 IdentiFi の監視項目を追加いたしました。
Fortinet 社製 FortiAnalyzer / FortiManager シリーズ 5.x の監視項目を追加いたしました。
Internetworking & Broadband Consulting 社製 System Answer G2 の監視項目を追加いたしました。
Java VM の監視項目を追加いたしました。
Juniper Networks 社製 MX シリーズの監視項目を追加いたしました。
Meru Networks 社製 MC シリーズの監視項目を追加いたしました。
Riverbed Technology 社製 Steelhead の監視項目を追加いたしました。
【テンプレート修正】
- 下記の監視項目が適切にグラフ表示されるように修正いたしました。
- Enterasys 社製 IdentiFi の監視項目 Storage Utilization
- F5 Networks 社製 Big-IP シリーズの監視項目 SLB Connection Node Avg、SLB Connection Pool Avg 、SLB Connection Virtual Avg 、SNAT Connection Avg、NAT Connection Avg
- Hewlett-Packard 社製 LeftHand の監視項目 Data File Disk Reads
- Oracle 社製 Oracle 10g に対応した Windows 2003 用の監視項目 Volume R / W
- コマンド監視の監視項目 Command Response
- プロセス監視の監視項目 Process(Memory)
- 標準 MIB の監視項目 Storage Utilization、Storage Utilization Key
ランキング画面で下記の監視項目の単位が適切に表示されるように修正いたしました。
・Raritan 社製 PCR8-15 の監視項目 Humidity
Cisco Systems 社製 ASA シリーズの監視項目 Sessions のデータ取得方法を変更いたしました。
グローバルベースライン機能のリリースに伴い、監視項目の項目名称を一部修正いたしました。
【アップデートに関して】
Software アップデート方法に関しては、「System Answer G2 Application Manual」をご参照ください。
Appliance アップデート方法に関しては、「System Answer G2 Appliance Reference Manual_Basic」をご参照ください。
【アップデートに関する注意事項】
※ Appliance では 02.09.00 へバージョンアップ後、httpd サービスを再起動する必要があります。
httpd サービスの再起動手順は「System Answer G2 Appliance Reference Manual CLI」を参照してください。
System Answer G2 02.09.00 バージョンアップには、02.08.00 以降からバージョンアップがおこなえます。
System Answer G2 02.07.00 以前からアップをおこなった場合、システムが正常稼働しない問題が生じます。
ソフトウェア製品でサンプルスクリプトを利用されている場合、バージョンアップをおこなうとスクリプトが上書きされます。サンプルスクリプトを編集してご利用されている場合、事前にバックアップいただくか
「System Answer G2 Application Manual」を参照し必要箇所の設定変更をおこなってください。以下のスクリプトが対象です。
/sa/scripts/rollLog.sh
/sa/scripts/checkSpace.sh
/sa/sql/maintenance/db_maintenance.sh
/sa/sql/maintenance/db_vacuum.sh
以上