UPDATE for System Answer G2

アップデート情報

Ver 02.11.80 リリース

Ver 02.11.80 リリースノート

【重要】必ずお読みください

    本バージョンから、アプライアンス製品にて HTTPS 接続が「TLS 1.2」のみに制限されております。ご利用いただいている OS のバージョンによっては「TLS 1.2」の接続に対応していないこともあります。
    「TLS 1.2」に対応した環境を用意するか、本バージョンへアップデートする前に「System Answer G2_Appliance_Basic」マニュアル内の「装置基本設定 – 装置 SSL 接続設定」を参照し、SSL 接続を無効に設定した状態でバージョンアップをおこなって HTTP 接続でご利用ください。

バージョン

v 02.11.80

リリース日

2016 / 06 / 23

【機能拡張】

  1. 脆弱性対応(アプライアンス)

    脆弱性対応の一環として以下の対処をいたしました。

    ・httpd パッケージのバージョンアップ
    ・Open SSL パッケージのバージョンアップ

【仕様変更】

  1. 暗号化「TLS 1.2」制限(アプライアンス)

    セキュリティ向上を目的に暗号化通信を「TLS 1.2」のみに制限いたしました。
    接続できない場合は「TLS 1.2」に対応したブラウザを利用するか、SSL 接続を無効に設定し http 接続でご利用ください。SSL 接続を無効にしてご利用する場合はバージョンアップ前に設定を変更する必要があります。
    また、アプリケーション連携オプションで System Answer G2 Reporter ツールをご利用の際は「TLS 1.2」接続に対応した Ver1.1.0 以上へアップデートしてください。

  2. 論理インターフェイスのリンクアップ表示

    Juniper Networks 社製の監視項目で Packet Logical Interface のリンクアップの状態が正常に表示できるようにいたしました。

【不具合修正】

  1. 「しきい値」状態の誤表示

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    アプリケーションカテゴリで単一データソースの監視項目に複数監視登録し 2 つ目以降の項目でしきい値を設定すると、しきい値を登録した項目以降のしきい値を設定していない項目についても「しきい値」状態に緑チェックが付与される。
    また、アプリケーションカテゴリの複数データソースの監視項目で 2 つ目以降のデータソースのみしきい値を設定しても「しきい値」状態に緑チェックが付与されない。
    対策:
    アプリケーションカテゴリの単一データソース / 複数データソースの監視項目でしきい値を登録すると「しきい値」状態が正常に表示されるようにいたしました。
  2. MIB ファイルの取り込み失敗

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    MIB Loader で 1 ファイルが数千行ある MIB ファイルの取り込みに失敗する場合がある。
    対策:
    MIB Loader で数千行ある MIB ファイルの取り込みを正常におこなえるようにいたしました。
  3. sarrdfilemond のメモリー多重解放

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    sarrdfilemond でまれにメモリーの多重解放が発生しグラフの作成・削除がおこなえなくなる場合がある。
    対策:
    sarrdfilemond のメモリー多重解放が発生する箇所を修正いたしました。
  4. しきい値設定画面のページ固定

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    2 ページ目以降でしきい値を登録すると 1 ページ目に戻ってしまう。
    対策:
    2 ページ目以降でしきい値を登録しても 1 ページ目に戻らないようにいたしました。
  5. 仮想ゲストのコメント入力

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    仮想ゲストのコメントを登録しても反映されない。
    対策:
    仮想ゲストのコメントを登録すると反映されるようにいたしました。
  6. 仮想マシン監視のイベント表示

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    仮想マシン監視オプションを適用しないとアラートタブに「分類:イベント」のプルダウンが表示されない。
    対策:
    仮想マシン監視オプションを適用するとアラートタブに「分類:イベント」のプルダウンが表示されるようにいたしました。
  7. 監視設定インポートのブックマーク復元(アプライアンス)

    対象:
    02.05.00 以降
    事象:
    監視設定インポートをおこなってもブックマーク情報を復元することができない。
    対策:
    監視設定インポートでブックマーク情報を復元できるようにいたしました。
  8. 登録フローによる認証キーの違い

    対象:
    02.11.60 以前
    事象:
    ログインユーザー作成時と、ユーザー作成後に認証アドレスを登録した場合に生成される認証キーに違いがある。
    対策:
    ログインユーザー作成時と、ユーザー作成後に認証アドレスを登録した場合に生成される認証キーが同一になるようにいたしました。

【テンプレート新規追加】

  1. 日本電気株式会社製 PFS、QX の監視項目を追加いたしました。
  2. Oracle 社製 Oracle WebLogic の監視項目を追加いたしました。
  3. Fortinet 社製 FortiGate の監視項目を追加いたしました。
  4. Aruba Networks 社製 Aruba IAP の監視項目を追加いたしました。
  5. Ruckus Wireless 社製 Ruckus SmartZone の監視項目を追加いたしました。

【テンプレート変更】

  1. 日本電気株式会社製 ESMPRO にて実装している監視項目のグラフ説明を変更いたしました。
  2. 日立金属株式会社製 Apresia にて実装している監視項目のグラフ説明を変更いたしました。
  3. 標準 MIB 項目 Traffic V1 Key にて、正常にしきい値を登録できるように修正いたしました。

【アップデートに関する注意事項】

  1. Software アップデート方法に関しては、「System Answer G2_Install」をご参照ください。

【アップデートに関する注意事項】

  1. Software アップデートでパッケージを適用し一連のサービスを起動した後に「設定反映」の「監視設定反映」を実施しないと監視がおこなわれないことがあります。

  2. System Answer G2 02.11.80 バージョンアップは、02.09.30 以降からバージョンアップがおこなえます。

  3. System Answer G2 02.09.20 以前からのバージョンアップをおこなった場合、システムが正常稼働しない問題が生じます。

  4. アラートを受諾している状態でアップデート処理をおこなうと、受諾していたアラートが再度通知される場合があります。

  5. ソフトウェア製品でサンプルスクリプトを利用されている場合、バージョンアップをおこなうとスクリプトが上書きされます。サンプルスクリプトを編集してご利用されている場合、事前にバックアップいただくか「SystemAnswerG2_Install」を参照し必要箇所の設定変更をおこなってください。

    以下のスクリプトが対象です。
    /sa/scripts/rollLog.sh
    /sa/scripts/checkSpace.sh
    /sa/sql/maintenance/db_maintenance.sh
    /sa/sql/maintenance/db_vacuum.sh

  6. 仮想監視においてホストとグラフのリンクがずれたまま正常にグラフ表示できていない状態で 02.10.10 以降へアップデートをおこなうと以下の事象が発生する場合があります。

    ・仮想ホストやゲストが本来期待する場所に配置されない。
    ・一部グラフ表示ができないまま残っている。

    仮想ホストやゲストが期待する場所に配置されていない場合、該当の仮想ホストを「仮想ホスト設定」や「vCenter 一括登録」より再登録または再検索いただくことで期待された場所に再配置されます。
    ただしリンクずれを起こした際に vMotion で別のホストに移動していたりパワーオフの状態であった場合、再登録または再検索をおこなっても期待する場所に再配置されないことがあります。
    期待する場所に再配置されない場合、仮想ホストまたはゲストを一旦削除し再検索および監視登録をおこなっていただく必要があります。

    グラフ表示ができないまま残っている場合、監視項目を再登録することで表示できます。
    監視項目を「追加」ボタンで登録できない場合、既に監視項目が検索済みの状態であるためグラフタイトルをクリックし各項目を削除してから再登録いただく必要があります。

以上

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