CASE STUDY

導入事例・導入実績

後手の対応から即時検知、さらに未然検知へと監視強化
-BTmonitorからSystem Answer、System Answer G2と3世代に渡り活用-

System Answer G2
製造業

株式会社タツノ

株式会社タツノ

 株式会社タツノは、日本で初めてのガソリン計量機の製作に成功して以来、
ガソリン計量機の製造販売を事業の柱として歩んできた。そのなかで、国内初のガソリンサービスステーション向けPOSシステム、地下タンク在庫管理用油面計、油槽所関連機器など独創的な製品を次々と送り出し、貯油、給油施設の設計、施工にも90年以上実績を積み重ねている。ガソリン計量機は事業開始から常に国内シェア60%以上を保持し、海外でも東南アジアを中心に75カ国以上に輸出をしており、グローバル展開を図っている。

株式会社タツノ

設立
1911年(明治44年)5月1日
資本金
4億8千万円
従業員
1,145名(2014年4月末現在)
所在地
東京都港区三田三丁目2番6号
事業内容
石油用各種機器製造販売
ガソリンスタンド向け販売業務用
OA機器製造販売
ガソリンスタンド、油槽所、工場用
プラントの設計・施工、施設の土壌環境保全事業
導入内容
開始
 2008年3月 BTmonitor  2009年8月 System Answer  2014年8月 System Answer G2へ
用途
自社インフラ監視
規模・対象
168ノード/7083項目  サーバー:仮想84台、物理17台  ルーターやスイッチ:22台  無線AP:約40台 

導入背景

2008年4月当時WANを自社で構築していたが、特に監視ツールの導入はしておらず、死活監視としてPingを用いて1日に1、2回実施している程度であった。そのため、WANの障害発生は朝問題がなければ、ユーザーから申告があるまで検知できない状態であった。そのような最中、アイビーシーの担当営業さんからBTmonitorを提案され、1分に1回というほぼリアルタイムな死活監視とリソース監視が監視運用の強化につながることを評価し、導入に至った。その後、System Answer、System Answer G2と世代を重ね、弊社のWANもマネージドタイプに更改した。WANの運用監視はプロバイダーに委託したが、そのリアルタイム性を評価し、現在は本社内、横浜工場内のネットワーク機器、物理サーバーに仮想サーバーと、インフラ全体の性能監視ツールとして活用の幅を広げている。

採用理由

後手の障害対応が常であった運用法を見直すことが部内での課題として挙がった。それまで機器の死活状況しか見えなかった中で、トラフィックの状況を可視化できるだけのツールでも運用が容易になると感じたが、BTmonitorは当社の課題を網羅し、障害の即時検知、早期対応を実現する唯一のツールであった。BTmonitorをレンタルとして一年間使用した頃、System Answerがリリースされていて、GUIや操作性が一段と良くなっており、長期的に活用できるものだと判断した。それから5年間、保守満了まで使った後、現在のSystem Answer G2へとリプレイスに至った。System Answer G2では、性能分析機能が多数搭載され、障害の予兆を捉えた予防保守といった次のステップまで着手できると見込んで採用した。当社がBTmonitor、System Answerシリーズを長く採用している理由を総じてまとめると以下になる。

①監視、通知の即時性が1分に1回と高く、ほぼリアルタイムに状況の把握と通知が得られる

②簡単でわかりやすい設定・GUI

③アイビーシー技術者による手厚いサポート

④国産製品のため、画面表示およびドキュメント類が日本語で直観的に操作できる

効果・感想

現在、WANはルーターを含めマネージドサービスに移行済みであるため、ネットワークは横浜工場のLANおよび、東京本社、各支社の無線LANを監視している。監視対象としては横浜工場内のサーバーを注視するようになったが、物理サーバーも仮想サーバーも、当初の採用理由であったほぼリアルタイムな状況の把握と通知の恩恵が得られている。中長期的にディスク使用率の推移を把握し、将来を見越した運用ができるようにもなった。また、各支店毎に業務サーバーを構築するため、サーバーの変更や追加が多く発生しているが、仮想サーバーの監視も設定が簡単であるため、監視設定の追随が容易に行えている。

今後のプラン

今後は、 サーバー環境をクラウドやDCに移行していくことが考えられるが、そのような環境であっても対応可能であるため、これからも活用を続けていけると考えている。また、アイビーシーさんには工場内のLANや無線LANなどのネットワーク構築にも活躍してもらっている。ネットワークインフラに関して、どんなことでも相談にのってくれる、幅広いノウハウやサポート力はほかのメーカーにはないものである。今後も良きパートナーとしてお付き合いできると期待している。

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