データセンターに設置しているサーバーやネットワーク機器、および全国に広がる約 50 拠点間の通信状況など、システムのリソースや構成を可視化するための監視体制が十分に整っていなかったため、有事の際の問題解決に時間と手間を要するリスクに常に直面していた。そこで、障害発生時の迅速な対応と未然検知による安定稼働を実現するため、監視ツールの導入を検討することになった。
また、仮想サーバーの管理は vCenter でおこなっていたが、取得データをそのまま長期間保持できないため、過去からの推移や傾向を把握できないことに加えて、使いにくいという問題があった。
そこで、監視ツールの要件として、物理 / 仮想サーバーからネットワーク機器までを網羅できるもので、かつ簡単に性能を可視化し、分析できることが望ましいと考えていた。