CASE STUDY

導入事例・導入実績

先手の運用管理でエンドユーザー満足度を向上
~ ネットワークにおいても健康予防が大切 ~

System Answer G2
医療・福祉

株式会社 メディカル東友

株式会社 メディカル東友

 株式会社 メディカル東友は、人工透析医療についての永年にわたる経験と知識を確たるものとし、この分野におけるスペシャリスト集団として幅広い医療ニーズに向けて挑戦し続けている。また、主要な医・薬学系学会などの企画・運営・管理を担当し、医師および医療スタッフの研究発表および教育の手助けや、近隣アジア諸国医療環境の整備、充実に向けての事業展開も推進中である。今後も、刻々と変化する時代のニーズにいち早く対応し、メディカルサポーターとしての社会的使命の達成に邁進していく。

株式会社 メディカル東友

設立
平成 6 年 5 月
従業員
180 名(常勤)
グループ関連法人含:2,217 名
所在地
(本社)神奈川県厚木市泉町3-14
事業内容
医療に関するコンサルタント、事業運営の策定および推進、治験・臨床試験関連事業、学会などの企画・運営、食品事業、海外貿易
導入内容
開始
2016 年 9 月 System Answer G2 導入(Trap / API / Topology オプションつき)
用途
自社インフラ監視
規模・対象
100 ホスト/ 10,000 項目 ネットワーク機器

・ネットワーク構成図

 

・System Answer G2 で発見できた性能に問題がある拠点ルーター。トラフィック増量に伴い CPU 使用率が大きく変動していたが、リプレイス後は安定稼働している状況が見て取れる。

導入背景

従来は、関連施設(東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、福島)よりシステムが利用できない、インターネットが遅いといった連絡を受けた際、常に後手の対応となっていた。当社では死活監視しか実施していなかったため、問題の切り分けや処置も管理者の勘に頼るしかなく、ネットワーク障害が発生すると原因の特定に時間を要した。

そこで、監視ツールを導入して適切な原因究明をおこなうことで、後手の対応ではなく先手の対応を目指すことにした。

しかし、実際にいくつかのツールを探して検討してみたものの、設定や操作が難しいものばかりでハードルが高く、もっと手軽に誰でも使えるツールはないかと悩んでいた。

そんなときに、既存ベンダーであったトライビュー・イノベーション社より紹介を受けたのがアイビーシー社の System Answer G2 だった。

採用理由

採用の決め手となったのは、System Answer G2 の評価テストである。評価機を使い、拠点ルーターの監視をおこなったところ、トラフィック量が多くなるにつれ、CPU 使用率が過剰に上昇し、ICMP レスポンスも悪化していることが判明。これまでの運用では判断が難しかったルーターの性能劣化にすぐ気づくことができ、有用性を実感した。

また、他社では評価機の貸し出しのみだったが、アイビーシー社は評価テストの終わりに分析報告会を設けてくれたことに感動した。

加えて、System Answer G2 の活用により、以下の実現に期待し、導入を決定した。

  • GUI が分かりやすく、専門的な知識がなくても誰もが簡単に操作できる
  • 把握できなかったネットワークの詳細を可視化でき、適切な原因究明ができる
  • 詳細なデータを長期にわたり蓄積でき、精度の高いトレンド分析ができる

効果・感想

System Answer G2 を導入後、トラフィック量の増加に伴い CPU 使用率が過剰に上昇している拠点のルーターをリストアップし、リプレイスを実施した。リプレイス後に確認したところ、以前と同等のトラフィックが流れても、CPU 使用率が安定していることを証明できた。このようにリプレイスの前後比較をおこなうことで、投資対効果を実証できる点もありがたい。リプレイスした機器は現在も安定稼働している。

また、各拠点の機器をブックマーク登録し、稼働状況をいつでも確認できるようにしているため、万が一遅延が発生した際も、どこで何が起こっているのか、その原因や及ぶ範囲の調査まで簡単におこなえる。

さらに、日頃各拠点よりバックアップと統計用データをサーバー室に送信しているため、特定の時間帯にトラフィックが上昇していることが分かった。今後、データ量が増えると、サーバー室の回線帯域を圧迫する可能性があるため、経過観察対象として推移を確認している。

何か事象が起こった際にすぐ行動できるだけでなく、予兆を発見して障害が発生する前に手を打つ、まさに先手の運用体制を整えることができた。

今後のプラン

各拠点のサーバーまでを含めた一元管理をおこなうため、ライセンスの拡張を予定している。サーバー管理においては、中長期的なリソース状況の推移を把握し、適切なリプレイス時期の予測および機器選定に活用したい。これにより、無駄な工数や、IT 投資におけるコストの削減ができると期待している。

また、病棟の無線環境を含めた監視をおこなうことも検討中で、実現すればさらにエンドユーザー満足度を向上させることができるだろう。

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