| ” 使い勝手の点でこれ以上の要望はない。直感的でわかりやすいインターフェースの満足度が高い “ |
―― IBC : System Answer シリーズの UI や操作性が評価され導入されたわけですが、実際の使い勝手はいかがでしょうか。
日野市:「使いやすい」という一語に尽きます。今回、 System Answer シリーズに対する要望について改めて考えてみたのですが、使い勝手という点では何もありませんでした。とくに、機器のポートトラフィックの一括サムネイル表示、項目別グラフ表示、時系列絞り込みなどが直感的でわかりやすいですね。
―― IBC :導入効果の詳細を伺う前に、日野市様のネットワーク構成について改めて教えていただけますか。
日野市:当市では、いわゆる α’ モデルというものを採用しています。マイナンバー利用事務系と LGWAN 接続系では FAT 、インターネット接続系では仮想ブラウザを利用しているというのが基本構成です。
特徴としては、 LGWAN 上で動作するクラウドサービス( LGWAN-ASP )を多く利用しており、現状では LGWAN 接続系がメインネットワークとなっています。
当市のネットワークに関するトピックでは、 2024 年度から LGWAN 接続系で Microsoft 365 を導入しており、また、 2025 年度マイナンバー利用事務系でも Microsoft 365 導入予定となっています。
このようにネットワークやツールは変わっていきますが、 System Answer G3 が領域を横断してシステム障害の迅速な検知や障害原因の特定に貢献してくれる点は変わりありません。
〈日野市様のネットワーク構成イメージ〉

―― IBC : System Answer G3 を日々ご活用いただく中で、どのような効果を実感されていますか?
日野市:そうですね、私たちが実感している System Answer G3 の導入効果は大きく 3 つあります。
1 つ目は、システム障害の迅速な検知と初動対応のスピード向上です。 System Answer G3 の導入により、障害発生時の検知と初動対応が格段に早くなりました。
庁内ネットワークに異常が発生すると、システムが自動でアラートを検知し、メール通知や課内に設置した回転灯を通じて即座に知らせてくれます。ネットワーク担当班では通知を受けて System Answer G3 にログインし、ダッシュボード上で該当箇所の状況を確認して原因の切り分けと対処を行います。
〈日野市様の障害検知の流れ〉

場合によっては、現場から連絡をもらう前に、私たちが障害を把握できていることもあります。こちらから「ネットワークの通信が止まっていませんか」と連絡すると、「ちょうど使えなくなったところです」「気付いていませんでした」といった返答があるケースも少なくありません。
また、初動対応という点では、サーバーの CPU 使用率のモニタリングにも役立っています。それぞれの課に繁忙期がありますが、業務が集中する時期には CPU 負荷が上昇しやすい傾向があります。 System Answer G3 を導入することで、リソースの逼迫を早期に検知し、最適化のための対策を講じやすくなりました。
2 つ目は、障害原因の特定と再発防止の促進です。 System Answer G3 は、各ネットワーク機器のポート単位・インターフェース単位でトラフィックやパラメーターを詳細に可視化できます。
たとえば下位機器で通信異常が起きた場合に、上位機器側に接続されているインターフェーストラフィックの確認でボトルネックがないかを容易に追跡できます。こうした構造的な分析により、障害原因の特定スピードが大幅に向上しました。
結果として、適切な初期対応と恒久対策の検討もスムーズに行えるようになり、再発防止策の実効性も高まっています。
3 つ目は、システム機器調達の定量的な判断材料としての活用です。 System Answer G3 は、 CPU 負荷率やネットワーク使用率などのパフォーマンスデータを長期的に蓄積できるという特徴もあります。
たとえば、 1年間単位などの長期的なトレンドを分析することで、「どの時期にどの程度リソースが逼迫するのか」を可視化でき、今後購入するサーバーやネットワーク機器のスペック検討に非常に役立っています。
System Answer G3 のデータを根拠に「現行スペックでの限界点」や「将来的な増設タイミング」を客観的に検討できるようになりました。