CASE STUDY

導入事例・導入実績

10 年以上にわたり System Answer シリーズを長期的に運用!障害の迅速な検知だけでなく、原因特定や機器の調達検討にも役立つ

System Answer G3
官公庁・自治体・公益法人

日野市

日野市

江戸時代頃「日野宿」が設置され、甲州街道の農業を中心とした宿場町として繁栄。新選組の副隊長として活躍した土方歳三や六番組隊長の井上源三郎の出身地としても知られる。現在は自動車産業も発展する中、「水の郷百選」にも認定されるなど豊かな自然も多い街、日野市。

所在地
〒191-8686 東京都日野市神明1の12の1
人口
189,123人(2026年3月現在)
世帯数
95,633世帯(2026年3月現在)
ホームページ
https://www.city.hino.lg.jp/

 

 

東京都日野市では、庁内インフラ(ネットワーク、サーバー)の監視ツールとして System Answer シリーズを 2013 年 2 月より継続的にご利用になっています。運用を担当している情報政策課・ネットワーク班によると、 System Answer G3 は今や日常業務においてあって当たり前の存在であり、かつ安定稼働に欠かせない存在になっているそうです。

 

今回は、 System Answer G3 を実際に運用されている、情報政策課のネットワーク班の牛迫広介様、永井祐介様にお話を伺いました。

 

 〈担当・聞き手〉
 アイビーシー株式会社 ビジネスソリューション営業本部 第一営業統括部
 山田 光

 

【導入背景】

・軽微なシステム障害においては、原因を追究する時間を短縮化し、自分たち自身で速やかに復旧できる仕組みが必要だった。

・重大な障害においては、ネットワークベンダーが現場に到着してから復旧するまでのタイムロスの短縮化を実現するために、一次切り分けを行うための監視ツールが必要だった。

 

 

【採用ポイント】

・ System Answer の UI (ユーザーインターフェース)の分かりやすさや操作性の高さが評価された。

・日本製のシステムであることも大きな安心材料だった。マニュアルやサポートが日本語で提供されているため扱いやすい。

 

 

【導入効果】

System Answer G3 の導入により、①システム障害の迅速な検知②障害原因の特定と再発防止③システム機器調達の判断材料などの大きな成果を実感している。

 

 

 

導入背景

 

” 軽微な障害への自己対応、重大な障害への一次切り分けのために監視ツールが必要だった “

 

―― IBC :日野市様のシステムやネットワークの管理体制についてご紹介いただけますか。

 

日野市:私たちが所属する情報政策課は、庁内ネットワーク全体の方針策定や運用管理を担っています。

具体的には、ネットワーク配下にあるサーバーや各種機器、クライアント PC といったインフラ全般の管理に加え、各課が独自に導入するシステムやサーバーに関する助言・支援も行っています。

 

―― IBC :情報政策課の中で、牛迫様と永井様のお二人が現在( 2025 年 10 月時点)ネットワークのご担当ですね。どのような役割を担っていますか。

 

日野市:当市では、およそサーバー 80 台(仮想基盤上のものを含む)、ネットワーク機器約 200 台、クライアント PC 約 1,500 台を運用しています。これらを安定稼働させることが、私たちネットワーク班の主な業務です。

System Answer G3 は日常業務においてあって当たり前、安定稼働に欠かせない存在です。障害の「迅速な検知」「発生箇所の特定」などに貢献しています。

 

(左:日野市 情報政策課/牛迫広介様 右:同/永井祐介様)

 

―― IBC : System Answer シリーズを導入されたのは 2013 年 2 月。前モデルの G2 を経て、 2022 年 10 月からは G3 をご利用中ですね。導入当時の背景についてお聞かせください。

 

日野市:自治体業務において、システム停止は致命的なリスクです。停止すれば、市民サービスに影響が及びます。一方で、どれほど堅牢なシステムを構築しても、障害を完全に防ぐことはできません。だからこそ、「障害発生時にいかに早く、正確に対応できるか」が運用上の最重要課題でした。

実際、ネットワーク障害の多くは軽微なものです。たとえば、サーバー自体ではなく、人為的な作業ミスにより物理ポートがダウンして通信が途絶えている──そんなケースは珍しくありません。こうした一見小さな障害でも、原因を突き止めるまでに時間を要すると、市民サービスの提供に支障をきたします。

当市では、重大な障害が発生した際には、契約しているネットワークベンダーに支援を依頼する体制を取っています。しかし、ベンダーが常駐しているわけではないため、現場到着まで一定のタイムラグが発生します。さらに、到着後に原因分析から復旧作業を行うとなると、復旧までの時間が長引くこともありました。

この“復旧までのタイムロス”を短縮するために、私たち自身で一次切り分けを行うための監視ツールが必要だった──これが System Answer シリーズの導入の背景です。

 

 

採用ポイント

 

” UI の分かりやすさや操作性の高さ、日本製のシステムという安心感が評価され採用された “

 

(アイビーシー株式会社/山田 光)

 

 

―― IBC :おかげさまで日野市様には、長きにわたって System Answer シリーズをご利用いただいています。導入当時、採用の決め手となったポイントをお聞かせください。

 

日野市: System Answer 導入にあたっては、複数のネットワーク監視ツールを比較・評価したうえで、最終的に採用されました。

その理由のひとつは、やはりコスト面での優位性です。限られた予算の中で最大限の効果を発揮できる製品を選定する必要がある中で、 System Answer シリーズはコストパフォーマンスに優れていました。

ただし、入札で安ければ良いというものではありません。導入にあたっては、当市が提示した技術要件を満たしていることが前提です。その上で、 System Answer シリーズは UI (ユーザーインターフェース)の分かりやすさや操作性の高さが際立っている点が評価されました。

さらに、日本製のシステムであることも大きな安心材料でした。マニュアルやサポートがすべて日本語で提供されているため、システムの専門家でない職員でも扱いやすいといえます。

 

 

導入効果

 

” 使い勝手の点でこれ以上の要望はない。直感的でわかりやすいインターフェースの満足度が高い “

 

―― IBC : System Answer シリーズの UI や操作性が評価され導入されたわけですが、実際の使い勝手はいかがでしょうか。

 

日野市:「使いやすい」という一語に尽きます。今回、 System Answer シリーズに対する要望について改めて考えてみたのですが、使い勝手という点では何もありませんでした。とくに、機器のポートトラフィックの一括サムネイル表示、項目別グラフ表示、時系列絞り込みなどが直感的でわかりやすいですね。

 

―― IBC :導入効果の詳細を伺う前に、日野市様のネットワーク構成について改めて教えていただけますか。

 

日野市:当市では、いわゆる α’ モデルというものを採用しています。マイナンバー利用事務系と LGWAN 接続系では FAT 、インターネット接続系では仮想ブラウザを利用しているというのが基本構成です。

特徴としては、 LGWAN 上で動作するクラウドサービス( LGWAN-ASP )を多く利用しており、現状では LGWAN 接続系がメインネットワークとなっています。

当市のネットワークに関するトピックでは、 2024 年度から LGWAN 接続系で Microsoft 365 を導入しており、また、 2025 年度マイナンバー利用事務系でも Microsoft 365 導入予定となっています。

このようにネットワークやツールは変わっていきますが、 System Answer G3 が領域を横断してシステム障害の迅速な検知や障害原因の特定に貢献してくれる点は変わりありません。

 

〈日野市様のネットワーク構成イメージ〉

 

―― IBC : System Answer G3 を日々ご活用いただく中で、どのような効果を実感されていますか?

 

日野市:そうですね、私たちが実感している System Answer G3 の導入効果は大きく 3 つあります。

1 つ目は、システム障害の迅速な検知と初動対応のスピード向上です。 System Answer G3 の導入により、障害発生時の検知と初動対応が格段に早くなりました。

庁内ネットワークに異常が発生すると、システムが自動でアラートを検知し、メール通知や課内に設置した回転灯を通じて即座に知らせてくれます。ネットワーク担当班では通知を受けて System Answer G3 にログインし、ダッシュボード上で該当箇所の状況を確認して原因の切り分けと対処を行います。

 

〈日野市様の障害検知の流れ〉

 

場合によっては、現場から連絡をもらう前に、私たちが障害を把握できていることもあります。こちらから「ネットワークの通信が止まっていませんか」と連絡すると、「ちょうど使えなくなったところです」「気付いていませんでした」といった返答があるケースも少なくありません。

また、初動対応という点では、サーバーの CPU 使用率のモニタリングにも役立っています。それぞれの課に繁忙期がありますが、業務が集中する時期には CPU 負荷が上昇しやすい傾向があります。 System Answer G3 を導入することで、リソースの逼迫を早期に検知し、最適化のための対策を講じやすくなりました。

2 つ目は、障害原因の特定と再発防止の促進です。 System Answer G3 は、各ネットワーク機器のポート単位・インターフェース単位でトラフィックやパラメーターを詳細に可視化できます。

たとえば下位機器で通信異常が起きた場合に、上位機器側に接続されているインターフェーストラフィックの確認でボトルネックがないかを容易に追跡できます。こうした構造的な分析により、障害原因の特定スピードが大幅に向上しました。

結果として、適切な初期対応と恒久対策の検討もスムーズに行えるようになり、再発防止策の実効性も高まっています。

3 つ目は、システム機器調達の定量的な判断材料としての活用です。 System Answer G3 は、 CPU 負荷率やネットワーク使用率などのパフォーマンスデータを長期的に蓄積できるという特徴もあります。

たとえば、 1年間単位などの長期的なトレンドを分析することで、「どの時期にどの程度リソースが逼迫するのか」を可視化でき、今後購入するサーバーやネットワーク機器のスペック検討に非常に役立っています。

System Answer G3 のデータを根拠に「現行スペックでの限界点」「将来的な増設タイミング」を客観的に検討できるようになりました。

 

 

今後の展望

 

” ハード面とソフト面の両方を底上げすることで、担当者以外の職員が一次対応を行える体制へ “

 

―― IBC :最後に、情報政策課ネットワーク班として、今後どのように日野市のシステム運用に貢献していきたいとお考えですか。

 

日野市:私たちは日々、庁内ネットワークの安定稼働を最優先に取り組んでいます。上司からも常に「とにかくシステムを止めるな、安定稼働を維持してくれ」と言われており、まさに私たちの使命そのものだと感じています。

とはいえ、どんなに堅牢なシステムを構築しても、障害がまったく発生しないということはありません。だからこそ重要なのが“初動対応力”の強化です。障害を早期に検知し、被害を最小限に抑えるためには、冗長化や迅速な通知といったハード面の整備に加えて、職員一人ひとりの知識や判断力といったソフト面の成熟も欠かせません。

 

ハード面については、ここでお話してきた通り、 System Answer G3 が引き続き貢献してくれます。ソフト面については、特に夜間や休日など、ネットワーク担当が不在の時間帯に障害が起きるケースも想定されます。そのような時でも、担当者以外の職員が一次対応を的確に行える体制を整えることが理想です。そのため、ネットワーク班としては、情報政策課全体でのナレッジ共有や、配属されたばかりの職員への基礎研修などを継続的に行っています。

 

このように、技術面と人的スキルの両面から運用力を底上げしていくことで、結果的に「止まらない市政」につながると考えています。

 

 

―― IBC :ハード面の強化という観点では、今後、どのように System Answer G3 を活用されていきたいですか。

 

日野市:現在、各機器の syslog 情報を効率的に確認する仕組みがなく、障害発生時の原因追跡や傾向分析に課題を感じていました。

ソート等により syslog の活用がしやすくなれば、より安定したシステム運用につながると考えています。 System Answer G3 のオプションである Log Option は、まさにこの課題を解決できる機能を備えているため、次回のシステム更改のタイミングで導入を前向きに検討したいと思っています。

 

 

―― IBC :今回、牛迫様と永井様のお話を伺い、システムの安定を支えているのは技術だけでなくの力だということを改めて感じます。

お客様に長らくご愛顧頂き、ご活用いただいているからこそ私も思い入れをもって担当させていただいています。引き続き責任を持って担当して参ります。本日は貴重なお話をありがとうございました。

 

日野市:ありがとうございました。

 

 

 

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