CASE STUDY

導入事例・導入実績

学生・教員が利用する統合業務システムの安定稼働を実現

System Answer G2
教育・学習支援業

大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部

大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部

 学校法人大阪国際学園は、平成 21(2009)年に創立 80 周年を迎えた学園で、その前身は昭和4(1929)年の高等女学校に遡る。
 大阪国際大学は、昭和63(1988)年、まだ社会が今日の国際社会の到来を認知する以前に開学。以来、全人教育と国際教育を推進。幼稚園・中学・高校・短期大学・大学・大学院までを擁する総合学園へと発展。
 これからも地球規模で活躍する人材の育成と地域社会への貢献に邁進する。

大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部

創立
1988 年
所在地
大阪府守口市藤田町6-21-57
学部学科構成
「大阪国際大学」
経営経済学部、国際教養学部、人間科学部
「大阪国際大学短期大学部」
ライフデザイン総合学科、幼児保育学科
導入内容
開始
2017年3月 System Answer G2 導入 API オプション Topology オプション
用途
学内インフラ監視
規模・対象
100 ノード / 10,000 項目 物理 / 仮想サーバー、ネットワーク機器

1年を通してデータ収集をおこなった結果、対外接続をおこなっているルーターで、帯域がひっ迫していることが判明。帯域を増速するための、予算申請時の根拠となった。

導入背景

学生・教員に対して統合業務システムを柔軟に運用する目的で、オープンソースの監視ツール Cacti と Nagios を利用していたが、インフラ専任者が必要となるため、監視ツールの利用が属人化してしまう問題が生じていた。そのため、履修登録、前期・後期試験、就職活動など、学内のイベントに伴う負荷状況や、さまざまなデバイスが接続することに伴う稼働状況を的確に把握できていなかった。そこで、授業、研究、学生活動をより効率的におこなうために、統合業務システムの可視化を検討することになった。

1.オープンソースのツール利用による属人化、運用管理の工数が増加し、負担になっていた。

2.収集した情報の共有や活用がおこなえず、レポート作成に時間がかかっていた。

3.学内のイベントが与える負荷状況がわからず、傾向を把握できなかった。

採用理由

統合業務システムの可視化をおこなうにあたり、オープンソースのツールや複数の商用製品を比較したが、専門知識がなくても使える製品であることを何より重視していたため、以下の点を特に評価して、System Answer G2 を採用することにした。

1.属人化への対策
日本語対応、マルチベンダーのテンプレート、設定・運用の容易さ

2.情報の共有や活用
ブックマーク機能を使った分析や情報共有、レポート作成の容易さ、運用支援サービスによるアイビーシー社の懇切なサポート

3.統合業務システムの状況把握
1 分間隔の詳細な情報を 3 年間長期保存して、傾向を把握することによる、キャパシティ管理と将来予測の実現

効果・感想

System Answer G2 を導入して数か月後、学生の出欠管理システムの管理端末より複数のアラートを検知した。情報システム室としては、迅速かつ的確に障害原因を特定し、学生に対して復旧の目途を連絡する必要があった。

ネットワークの問題かシステムの問題かを切り分ける中で、System Answer G2 を用いた分析の結果、ネットワークの異常は見受けられなかった。そこで、管理システム端末か POE スイッチの電源供給の問題かをすぐに見極めて、対策をおこなうことができた。

専門知識がない状況でも一次切り分けを容易におこなえたこと、かつ関係者にて情報共有を迅速に実現できたことを評価している。

また、System Answer G2 を導入後すぐに、学生の履修登録がはじまった。アイビーシー社の運用支援サービスを利用して、統合業務システムに与える負荷を可視化することにより、投資判断の根拠となる情報を得ることができた。

今後のプラン

統合業務システムは学生・教員に欠かせないシステムであるため、安定供給だけに留まらず、中長期にわたる稼働実績情報にもとづき、今後の学内のイベントを見据えたうえで、次年度の予算編成をおこない、システムの増強を図りたい。

さらに、アイビーシー社を選定した理由でもある定期的な運用支援サービスを元に、第三者目線で統合業務システムの傾向把握をおこなうとともに、しきい値による予防保守の実現を目指している。

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