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2018.04.10

2017 年度 第 3 回 IBC ユーザー会(東京)報告

2017 年度 第 3 回 IBC ユーザー会(東京)報告

2018 年 2 月中旬に、第 3 回 IBC ユーザー会が開催されましたので、その内容についてご報告いたします。

今回は、8 社 13 名の会員様にご出席いただき、出張版としてヤマトホールディングス社の「羽田クロノゲート」を見学しました。羽田クロノゲートとは、「羽田」という立地を活かした陸・海・空の「スピード輸送ネットワーク」と高度な「付加価値機能」を一体化した日本最大級の物流ターミナルです。その後、同施設にて、「パブリッククラウド」についてディスカッションをおこないました。

  1. パブリッククラウドの利用状況

  2. パブリッククラウドの利用状況を会員様にお聞きしたところ、利用しているとのご回答は約 7 割でした。具体的には、開発環境における複数サービスの併用や、個人情報が介入しないものはクラウド、それ以外はオンプレといった使い分けなど、要件によりさまざまなケースがあります。一方で、利用していないとご回答された理由は、クラウド運用の限界、コストへの懸念、クラウドに対する抵抗などが挙がりました。

  3. 利用しているクラウドサービスと選定ポイント

  4. パブリッククラウドを利用しているとご回答された会員様に利用しているクラウドサービスをお尋ねしたところ、AWS 、Azure 、IDCF クラウドなどが利用されており、AWS と Azure を併用している会員様もいらっしゃいます。思いのほか、既知のサービスだからという理由でクラウドサービスを選定している企業が多い印象でした。コストについては、実際に利用してみないとわからないため、それ以上に機能や使い勝手が選定のポイントになっているようです。

  5. 成功体験・メリット

  6. パブリッククラウドを利用したうえでの成功体験やメリットについては、以下のようなご発言がありました。

    • Azure 上で稼働する仮想サーバーの MS のライセンス(Windows Server)は、オンプレ環境で保有している包括契約(256 コアライセンス)により、おまけとして、3 ライセンス程度利用できる状況である。

    • セキュリティ対策製品 WAF 、IDS 、NW 機器などはスモールスタートがしやすい。クラウドオプションサービスで、月額かつ少額での利用分支払いが可能。

    • IaaS だけだと費用は安いが、ミドルウェアも含むと高い。また、AWS から購入すると課金のインパクトが大きい。

    • スペックや見積もりが楽になった。スモールスタートでインスタンスが購入できて、データコピーも簡単。さらに、障害が発生しても復旧が素早くできる。

    • ハードウェアのときよりも、ロードバランサーのスループットを考えずに済むようになった。一定のトラフィック見込みを AWS に申請しておけば、AWS 側で準備をしてくれるため、想定が不要になり運用コストが下がった。

  7. 失敗体験・落とし穴

  8. 反対に、パブリッククラウド利用における失敗談や落とし穴として、以下のようなご意見をいただきました。

    • 自社の契約体系では、利用金額が月 1 度しか確認できないため、現状の利用量の確認ができず、計画を立てるのが難しい。

    • Azure を使っており、管理のための必要機能は、案件ごとにたてるのではなく、共通してたてている。そのため、それらに耐えられるバッファを持ったものを使う必要がある。

    • Azure にはドキュメントはあるが、わかりづらい。また、ベンダーに頼りきりになってしまうのも懸念点。

    • データロストはないが、障害発生時に通知がある場合と、ない場合があるため、念のため冗長化を図っている。

  9. 管理・監視の対応状況

  10. パブリッククラウドの管理や監視の実施状況をお伺いしたところ、以下のご回答をいただきました。クラウド環境ならではの問題点も見受けられるようです。

    • System Answer を利用してオンプレミスと EC2 を SNMP で一括監視し、まとめて性能監視を実現。ただし、RDS などは未実施。

    • クラウド管理上の問題点として、セキュリティインシデントが多発し、社内からの情報流出や、管理権限の乱用が発生。Google Cloud Platform では、管理者権限を与えられた人が、別の管理者(Gmail アカウントなど)を加えることが可能など、管理者権限の付与制限が雑。AWS も社内システムへ個人が簡単に通信できてしまう。

    • オンプレミス同様の制限をかけることは難しい。AWS エンタープライズ系企業とそうでない企業と分け隔てなく多様なユーザーに使われているため、セキュリティの問題が浮上するのではないか。

今回はパブリッククラウドをテーマとして取り上げましたが、クラウド導入の決め手はサービス体系や機能の観点よりも、知名度などによる影響が大きいことがわかりました。どのクラウドサービスにもメリットとデメリットがありますので、最も大切なのはお客様の環境および目的に最適なクラウドサービスを選ぶことであると考えます。

なお、IBC は自社開発製品だけではなく、コンサルティングとしてお客様に最適なソリューションを提供する各種サービスもご用意しておりますので、クラウドサービスの選定にお困りの際はご遠慮なくお声がけください。

最後には、恒例になりつつあるダイエットの話題になりました。

熱いお風呂に入る、唐辛子を食べるなど、体温を温めることで痩せると言われている一方で、身体が冷えることにより熱を作り出そうとして、消費カロリーが増えて痩せると言われています。いずれにしても、ついついビールを飲んでしまうので、寒いときに身体を動かすことが一番であるとの結論にいたりました。

その後は、会場を変えた懇親会にて、念願のビールに酔いしれる楽しいひと時を過ごしました。

本ユーザー会にご興味がございましたら、担当営業までご連絡ください。多くの会員様のご参加をお待ちしております。

【ご出席いただいた会員様(順不同、敬称略)】

  • 株式会社エーティーワークス
  • 株式会社荏原製作所
  • 岡三情報システム株式会社
  • ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
  • ヤマトシステム開発株式会社
  • 株式会社リクルートテクノロジーズ
  • ワイジェイFX株式会社
  • 他 1 社

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